ドコモ、au、ソフトバンクが共同で導入した、新しいメッセージサービス。
SMSと同じように電話番号でやり取りできるが、送受信できるメッセージが最大2730文字と多く、「LINE」のようなスタンプやファイルもやり取りできる。
1通3円の料金がかかるSMSとは異なり、データ通信として処理されるため、データ定額の範囲内で使えるのも特徴だ。
「+メッセージ」は、世界的な携帯電話の業界団体が策定した「RCS」と呼ばれる仕様に基づいて開発されている。
ドコモ、au、ソフトバンクの3社が同時にこれを採用したため、キャリアを問わずに使えるようになったわけだ。
RCSは、SMSを拡張したもので、「+メッセージ」内ではSMSも扱うことができる。
3社とも、夏モデル以降のAndroidには標準で「+メッセージ」アプリを搭載する。既存の端末でも、アプリをダウンロードすれば利用可能だ。
ただし、iPhoneにはアプリが未提供で、ユーザーが自らアプリを導入する必要がある。また、iPhone用アプリでは、SMSを送受信することができない。
解説/石野純也(ジャーナリスト)