テキスト入力に特化したデジタルメモツールが、キングジムのポメラ。シリーズ発売10周年となるポメラに、電子ペーパーディスプレイを搭載したニューモデルが登場した。

キングジム
ポメラ DM30
実売価格例:3万9850円

画像: 電子ペーパーディスプレイは6型。キーボードのピッチは縦17ミリ、横15.5ミリ。本体メモリーは8Gバイト。背面にSDカードスロットとUSB端子を装備する。単3電池2本で、約20時間の駆動が可能。

電子ペーパーディスプレイは6型。キーボードのピッチは縦17ミリ、横15.5ミリ。本体メモリーは8Gバイト。背面にSDカードスロットとUSB端子を装備する。単3電池2本で、約20時間の駆動が可能。

しっかりとしたキーボードの作りはさすがだが、電子ペーパーにはそれほどの特徴を感じない

文字が打ち込める以外の機能をいっさい排除して、小ささと動作の軽快さ、操作のわかりやすさを追求しているのがポメラだ。

原稿を書いたりメモを取ったりなどの用途に割り切った潔さから、特定の根強いユーザー層からの支持を集めている。

私はふだん、モバイルノートパソコンを持ち歩いているが、その重さは約0.9キロ。

対してこのDM30は約0.45キロ(電池は含まず)なので、約半分の重さとなる。

画像: キーボードとディスプレイを畳んだ状態。幅156ミリ×奥行き126ミリ×厚さ33ミリ。

キーボードとディスプレイを畳んだ状態。幅156ミリ×奥行き126ミリ×厚さ33ミリ。

キーボードは観音開きの折り畳み式で、パタンと開くと電源オン(設定が必要)、閉じるとオフになる。

これは非常に明快な作りで、文書作成専用マシンの面目躍如といったところ。

立ち上がりの時間は約6秒だ。

ノートパソコン並みのキーピッチやストロークを確保しており、しっかりとした打鍵感を実現しているところはさすが。

キーボードを開くと左右にキーフットが出てきて安定するというギミックも好ましい。

画像: キーボードの開閉に連動するキーフットをキーボードの下部に装備。キーボードを開くとこのキーフットが出てきて、デスクなどの接地面との安定化を図る。

キーボードの開閉に連動するキーフットをキーボードの下部に装備。キーボードを開くとこのキーフットが出てきて、デスクなどの接地面との安定化を図る。

ディスプレイにはE Inkの電子ペーパーを採用。

バックライトがなく、長時間の使用でも目に優しいことをうたうが、実際にその差を体感するのは難しかった。

電子ペーパーらしさを感じるとすれば、画面を改行して下にスクロールしたときに、前の文字の残像が残る点。

特に気になるほどではないが、画面のリフレッシュ機能を使えば、クリアになる。

日本語入力は、初期状態ではかなり心もとないが、USBでパソコンにつなぎ、ATOKの辞書をインポートしてやることで実用性が向上する。

画像: 編集中のテキストデータをQRコードに変換して表示。スマホのQRコードリーダーで読み込める(左)。パソコンで使っているATOK辞書をインポートできる(右)。

編集中のテキストデータをQRコードに変換して表示。スマホのQRコードリーダーで読み込める(左)。パソコンで使っているATOK辞書をインポートできる(右)。

カーソルの移動や各種メニューの選択を上下左右の矢印キーで行うのは、いわばマニュアル車を操るような感覚。

しっかりとしたキーボードや電子ペーパーなども考え合わせると、デジタルガジェットというよりは、「執筆道具」という趣きで接するべきツールだといえる。

編集部員の本音コメント

満足度
40%

ノートパソコンやスマホ、タブレットを携行している身としては、あえてこの一台を追加するという気にはなれない、というのが本音。

実売で4万円近い価格も、得られるであろうメリットから考えると、かなり高いと感じた。

折り畳み式のキーボードを採用しているため、携帯時には33ミリという厚さになる点も気になった。

文/編集部員

※価格は記事制作時のものです。

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