ちょっとスマホを置いといただけなのに、そのまま忘れてきてしまった。カフェでトイレに行くときにパソコンが盗まれないか、心配…。こういった悩みを持っている人は少なくないはず。そんなときにとっても役立つアイテムがいろいろとある。ここで、ご紹介しよう。
忘れ物や落とし物が心配な人は、「忘れ物防止タグ」を貼り付けておく
置き忘れしてしまいがちな、手帳やサイフ、鍵といった大切なモノを、置き忘れないように促してくれるアイテムがある。「MAMORIO FUDA」は、大きめの切手大で厚さ3.4ミリのシート状。片面がシールになっていて、なくしたくないモノにペタッと貼りつけて使う。
この中に、1年もつリチウム電池とブルートゥースが内蔵されていて、ペアリングしたスマホが一定距離を離れると、置き忘れていないか注意喚起する通知が送られてくる。万が一、置き忘れてしまった場合でも、スマホアプリでFUDAが最後に置かれた場所と時刻が確認できるので、発見できる可能性が高くなる。
さらに、MAMORIOはネットワーク化されており、紛失したFUDAのブルートゥース信号が、ほかのユーザーのスマホに検知されたり、MAMORIOと契約している商業施設のMAMORIO Spotに届けられた場合にも、その旨が通知される。また、発見支援サポートや紛失補償が受けられる有料の「あんしんプラン」もある。
MAMORIO
MAMORIO FUDA
2980円
スマホを落としたり、忘れたりしたときは、位置情報を利用して、場所の特定やロック操作ができる
iPhoneには「iPhoneを探す」、Androidは「端末を探す」という機能があり、一般的な使い方(自分のアカウントでログインしている)ならば、機能はオンになっている。
この機能がオンになっている端末は、別のスマホで「iPhoneを探す」「端末を探す」アプリを使うか、パソコンのウエブブラウザーでiCloudの「iPhoneを探す」やGoogleの「端末を探す」にアクセスすれば、なくした端末が今どこにあるのかを知ることができる。
アプリやブラウザーで、なくした端末の現在位置がわかれば、その画面から端末の全機能をロックしたり、画面に「交番に届けてください」などのメッセージを表示させたり、アラームを鳴らしたりが可能だ。
Googleの「端末を探す」は、Android端末だけでなく、Googleアカウントでログイン状態になっているiPhoneを探すことも可能。スマホをなくしたら、すぐにスマホかパソコンを借りて、どこにあるのかを確認することだ。
カフェなどで、ちょっと席を外すときにパソコン盗難防止用の警告ツールを使う
カフェで荷物の盗難が心配という場合は、キングジムのモニタリングアラーム「トレネ」を使おう。これは、ブルートゥースを搭載し、スマホとペアリングして使うアイテムだ。
具体的な使い方は、カフェなどでパソコンを置いたまま席を離れたいと思ったとき、初期設定を済ませたトレネを、パソコンの上に置くだけ。そのままスマホを持って席を離れると、トレネがスマホとのブルートゥース電波の強さを基に、ユーザーが席を離れたことを自動検知し、「見守りモード」に移行する。
この見守りモードでトレネが動かされた場合、その振動や動きを感知し、アラーム音とLEDの点滅で周囲に異常事態を知らせる。パソコンがいたずらされることもなく、自分が席に戻った場合は、トレネがスマホのブルートゥース電波を感知して見守りモードを終了。この状態ならトレネをどれだけ動かしてもアラームはならない。
このモード切り替えが自動というのが、実に便利だ。見守りモードへ移行する距離や、どの程度の振動・動きでアラームを鳴らすかは、任意に設定できる。
キングジム
モニタリングアラーム トレネ
6060円
- Amazonで詳細を見る
- 楽天市場で詳細を見る
- Yahoo!ショッピングで見る
解説/福多利夫(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。