「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『USB式シューズドライヤー』。雨で濡れた靴を乾かせるインナータイプのドライヤーだ。翌日も履けるくらい乾いてくれるのか、その能力をレビューする!
1か月続く梅雨。濡れた靴は早く乾かさないと悲惨なことに……
6月から7月にかけて訪れる梅雨。連日続く雨にうんざりする人も多いはず。中でも、雨で濡れた靴はなかなか乾かず、履けないばかりか、すぐに乾かさないと異臭を放つ悲惨な結末を迎えることにもなりかねない。
そんな折、ダイソーから発売されたのが『USB式シューズドライヤー』(18.1×6.44×4.95cm・希望小売価格 税込1,100円・発売中)。USB電源で使用できるシューズ専用ドライヤーだ。
『USB式シューズドライヤー』の構造・仕様
構造
構造はとてもシンプルで、L字の型の中にヒーターが入っており、その発熱(熱気)によって乾かす仕組み。ファンなどは入っておらず、熱だけで乾かすようだ。見えにくいが、中に金属プレートらしきものが入っていて、全体に熱がいきわたるように工夫されている。
リモコン
リモコンはボタン1つのシンプル仕様。有線で本体とつながっている。ボタンを押すたびにタイマー3H(電源ON)→6H→9H→OFFと変わっていく(使用中はLEDが点灯)。タイマー無しは設定不可なので安全面も考慮されているようだ。
電源
商品名にもあるように、ケーブルの端子はUSB。Type-Aなので、汎用性が高く使いやすそう。ただし、電圧5V、電流2.2A(2A以上の出力に対応したポート)に繋ぐ必要があるので要注意。PCなどからは供給できない。
仕様
- 3H 6H 9Hタイマー
- ケーブルの長さ:約80cm
- 電圧:DC5V 電流:2.2A/消費電力:11W
- 表面温度:約60℃
- ACアダプター別売(対応アダプター 出力5V/2A以上)
『USB式シューズドライヤー』を使ってみた!
それでは『USB式シューズドライヤー』を使って、靴を乾かしてみよう。靴は歩くとグチャッと音が鳴るほど濡れたランニングシューズ。
使い方はとても簡単で、靴の中に本体を入れて電源をONにするだけ。筆者の靴のサイズに対してかなり小さめだったので、奥(爪先側)に挿入した。なお、比較のために片方は乾かさずに放置する。
電源を入れた直後は本当に動いているのか分からないほど変化がないが、数分経つとじんわりと熱を帯びてきた。一般的なシューズドライヤーと違い、ファンがないため音で判断できない。ちゃんと動いているか少し心配だったが、一安心。
3時間ほど経過して確認すると、両者ともにまだ濡れた状態。しかし、『USB式シューズドライヤー』を使った方は手で触るとわかるくらいに暖かくなっている。

6時間経過 手前:放置した靴、奥:『USB式シューズドライヤー』で乾かした靴
6時間経過すると、『USB式シューズドライヤー』を入れた方は湿っているものの、不快感なく履けるくらいに乾いていた。片方は依然濡れたままなのでその差は歴然だ。

9時間経過 左:『USB式シューズドライヤー』を使用した靴、右:放置した靴。見た目でも乾いているのが分かる
9時間も経つと、『USB式シューズドライヤー』を使った方はほぼ乾いていると判断できるくらいの状態に。ただし、かかと部分(本体が届かない部分)は濡れていたので、時間をかけても完璧に乾かすのは難しそう。なお、もう片方からは乾こうという意志が感じられなかった。
総合評価:9時間でおおよそ乾くのがすごい!
良かった点

ファンがないので即効性はないが、無音なので夜中に使いやすい
9時間でおおよそ乾くので、帰宅して使えば翌朝にはまた履くことができそう。また、ファンが付いていないから無音で使えるのも大きなメリット。夜中でも気にせず使えそうだ。消費電力も11Wと小さいので、梅雨の時期にフル稼働させても安心。
気になった点

かかと部に穴がなく、距離もあるので乾かない
9時間かければおおよそ乾く一方、かかと部分が乾きにくい点が気になった。後方に熱源がない(穴が空いていない)のが原因だろう。また、本体が短いので大きなサイズの靴、先端が細い靴なども乾きにくそうだ。逆に言えば小さな靴にはぴったりなので、お子さん用に使うのもいいかもしれない。
じめっとした梅雨の時期を気持ちよく乗り切るために、まずは足元から快適にしてみてはいかがだろうか。
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