富士通から、パソコンの冬モデルが発表になった。注目は、富士通の技術力を集結したハイエンドの新シリーズ「Xシリーズ」。ディスプレイ一体型デスクトップパソコンESPRIMOの最新ハイエンドモデル「FX-X/C3」だ。その目玉は、4Kコンテンツへの完全対応である。もう一つ、UX-X/C 3は、13・3型で世界最軽量のモバイルノートパソコン。698グラムを達成した軽量モデルだ。
富士通 ESPRIMO FH-X/C3
実売価格例:31万8380円
一台でパソコン/テレビ/オーディオの三役をこなす
富士通から、パソコンの冬モデルが発表になった。今季の注目ポイントは、富士通の技術力を集結したハイエンドの新シリーズ「Xシリーズ」である。その第一弾として、一体型デスクトップ機とモバイルノート機が発売されている。
まず、FX-X/C3は、ディスプレイ一体型デスクトップパソコンESPRIMOの最新ハイエンドモデルだ。その目玉は、4Kコンテンツへの完全対応である。12月1日に放送開始となった新4K衛星放送チューナー(BSと110度CS)を搭載。同時に画面も27型の4K(3840ドット×2160ドット)ディスプレイとなり、4K放送の迫力を余すところなく再現する。
サウンド面でも、パイオニアと協業したハイレゾ対応スピーカーは、低音を強化して迫力を増強。さらに、4K映像を収録するUSB BDの再生に対応した光学ドライブを搭載しており、4Kの市販ソフトもこれ一台で楽しめる。
サウンドバーふうに分離したデザインのスピーカー部
もちろん、パソコンとしての基本性能もハイエンドモデルにふさわしく、CPUはマルチタスクに絶対的な強さを誇るインテルの第8世代6コアCPU、Core i7+を搭載。さらに、SSD並みの高速化とHDDの大容量を両立するインテルOptaneメモリー技術を採用することで、起動時間をはじめ、各種動作を圧倒的に高速化することに成功している。
奥行きがぐっとスリム化して設置しやすくなった
もう一つのUX-X/C 3は、13・3型で世界最軽量のモバイルノートパソコン。UHシリーズは、昨年春のUH75/B1が777グラムで当時の世界最軽量を実現しており、そのあともライバル機と熾烈な最軽量争いを続けている。今季のUH-Xでは、ついに698グラムを達成。しかも、先代までの最軽量機はミドルクラスモデルだったのに対し、本機は第8世代のCore i7を搭載するなど、性能も折り紙付きである。
Xシリーズの登場によって、新しい時代に突入した富士通のパソコン。今後の展開にも要注目だ。
富士通 LIFEBOOK UH-X/C3
実売価格例:26万4380円
13.3型で698グラムのモバイルノートも登場!
文/福多利夫(フリーライター)
※価格は記事作成時のものです。