最近のふとん乾燥機のトレンドは、乾燥用の布団袋(マット)を使わない「マットなしタイプ」。マットを広げたり、折りたたんだりする手間がなく、サッとふとんを温められる点が好評を得ている。中でも、ヨドバシカメラのカリスマ店員・勝田泰幸さんは、アイリスオーヤマの布団乾燥機「カラリエ」を絶賛している。
《教えてくれる専門家》
ヨドバシカメラ新宿西口本店
勝田泰幸さん
ヨドバシカメラのカリスマ店員。
プライベートでも家電好きで自宅に多数所有。
おすすめはツインノズルの布団乾燥機・カラリエ KFK-W1-WP
家電のプロという立場から考えると、布団乾燥機の新機種といえば、普通に考えて2万5000円くらいをイメージします。
でも、これが1万円台前半になるところがポイント。消費意欲をくすぐりますね。
この商品は、ノズルが2本ついてるんです。これがすごい!
枕元と足元が同時に温められて、短時間で両方がポッカポカ。寒いこの時期、本当におすすめです。
パワーが強いのでスピーディにできますし、例えば夫と妻、2つのふとんを同時に温めることも可能ですよ。
編集部:「ホースが2本のふとん乾燥機」、実はこれまで、ありそうでなかったユニークな発想だ。効率的に暖まる様子を想像しやすい。
アイリスオーヤマは、ここ数年でとても変わりましたね。
“他メーカーにない機能をつけつつ、値段は据え置き”という商品が多いです。
しかも、そのバランスがとてもうまく、商品の魅力になっています。例えるなら、家電界のニトリみたいな感じでしょうか。
編集部:ヨドバシカメラの勝田さんの自宅では、これまで、アイリスオーヤマ以外のメーカーの、マットなしタイプのふとん乾燥機を長年愛用していたそうだ。しかし、今年からカラリエに乗り換えたのだとか。
超快適です。
そして、このふとん乾燥機はですね、靴にもガシガシ使えるんです。
今までのふとん乾燥機も、靴用のアタッチメントが付いていて、靴やブーツの乾燥機能はあったけど、ほとんど使ってませんでした。
アタッチメントを付け替えるのが面倒だし、玄関まで持っていくのが大変。
でもこれは、ボディが小さいから移動しやすい。積極的に使い倒したくなります。
編集部:コンパクトかつ2.2kgの軽量設計。このサイズ感が、商品全体のポイントにもつながっているという
そもそも、ふとん乾燥機は、“使わなくなる家電”の代表選手だったんです。
マットの準備や片付けが大変だし、サイズも大きくて扱いにくい。じゃあもういいか、なんて感じで押入れの奥に追いやられちゃう。
こうなると、もう出番はないです。でも、カラリエはそれを見事にくつがえしました。
編集部:小さくて軽いから「シーズンオフはあそこの棚の上にしまえるな」という感じで、収納するイメージがわきやすい。
“使わなくなる家電”と“いい家電”の違いはそこなんです。
買った後、収納するイメージができる家電は、ひんぱんに使える“いい家電”です。これは家電全般に言えることでしょう。
だから、収納をイメージできるか、ということを買うときに気をつけることがいい買い物をするコツだと思います。
カラリエは、その点は文句なく合格。我が家でこの冬、本当に大活躍していますよ。
アイリスオーヤマ ふとん乾燥機「カラリエ」ツインノズル
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業界最高水準のハイパワーを誇る、マットなしタイプのふとん乾燥機。ノズルの先端に布団を押し上げるフラップが付いており、ふとんの中のすみずみまで温められる。「ふとん乾燥」「あたため」「ダニ対策」など4つのモードを搭載。
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 おすすめポイント(まとめ)
・2本のノズルで効率的に温める
・魅力的な商品ながら、価格は手頃
・小型で収納イメージがしやすい
構成/諏訪圭伊子(フリーライター)