【Windows7】サポート終了でPCはどうなる?注意点とやるべき対策

Windows

WindowsのOSサポートが終了しても、アプリを使用したりネットにつないだりはできる。しかし、延長サポート終了後には「セキュリティ更新プログラム」が配信されないので、日を追うごとにセキュリティが損なわれていく。ここでは、サポート切れのOSを使い続けるリスクと、サポート終了に向けてとるべき2つの選択肢を紹介する。

延長サポート終了後には「セキュリティ更新プログラム」が配信されない

サポートが終了したからといって、突然パソコンが起動できなくなったり、動かなくなったりすることはない。これまでどおりアプリを使用したり、ネットにつないだりはできる。しかし、サポート終了後に曲がりなりにも使えてしまうということこそが、実は非常にやっかいな事態を引き起こす。というのも、延長サポート終了後には「セキュリティ更新プログラム」が配信されないため、日を追うごとにセキュリティが損なわれていき、パソコンが無防備な状態にさらされてしまうからだ。

それでも、とりあえず動くからとパソコンを使い続けていると、不正アクセスによって大切な個人情報を盗まれたり、ほかのパソコンをサイバー攻撃するための踏み台に利用されたりするおそれもある。サポートの切れたOSを使い続けるのは絶対にやめよう。

サポート切れのパソコンを使うのは危険

サポート切れのOSはサイバー攻撃の格好の標的と化す。使用しないのがベストだが、最低限でもインターネットにはつながないように注意すること。

サポート終了に向けて何をすればいいのかわからない!

Windows7以降なら個人データなどを引き継いだ状態でのOSアップグレードが可能だ。この際に必要となるのが「10のパッケージ」。10には一般向けに「Home」と「Pro」が用意されているが、個人ユーザーなら安価なHomeでも十分。ビジネス用途が中心なら、高機能なProを選ぶのもありだろう。

ただし、OSが7でも、無条件にアップグレードできるわけではない。パソコンのスペックが10のシステム要件を満たしていなければ、アップグレードは不可。その場合は、新しいパソコンを購入して、古いパソコンからデータ類を移行する必要が出てくる。

また、システム要件を最低限クリアしている程度では、10が快適に動作しない可能性が高い。自分のパソコンで10が満足に動くかどうか心配なときは、10の使用感を試してみよう。

サポート終了に向けての選択肢は二つ

パソコンのスペックが10のシステム要件を余裕で上回るのなら「アップグレード」がおすすめ。同等もしくはそれ以下なら10が快適に動作しない可能性があるので、新しいパソコンに買い替えたほうが無難だ。

Windows10へのアップグレードのコストは?

「Home」でも実売価格は2万円弱、「Pro」はさらに1万円ほど高くなる。ビジネス向けの機能が必要ないなら、個人向けのHomeで十分だ。

Windows10 HOME

価格1万8770円・USBメモリー版

解説/篠原義夫(ガジェットライター)イラスト/中山昭(絵仕事 界屋)

※価格は記事作成時のものです。

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