パナソニック製品の特徴の一つにもなっているナノイーX。この技術を利用した脱臭ハンガーや靴脱臭機は、新たなジャンルの家電として好評を得ている。そして気になるのは耐久性、つまり、ナノイーはいつまで発生しているのかというところ。ナノイーとは何か、その仕組みを専門家が解説する。

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読者から質問

ナノイー発生家電ってずっと発生し続けるの?

昨年、パナソニックの脱臭ハンガーや靴の脱臭機はとてもヒットしたようですが、これらは「ナノイーXで悪臭を分解する」とあります。このナノイーXとは、製品が壊れない限り、ずっと出続けてくれるのでしょうか?(Y・Fさん 富山県 31歳)

専門家の回答

編集部:
これはフリーライターの大坪知樹さんに聞きましょう。

専門家:
「単体のナノイーX発生機に加え、エアコンや空気清浄機にも搭載されるなど、パナソニック製品の特徴の一つにもなっているナノイーX。このナノイーX技術を利用した脱臭ハンガーや靴脱臭機は、新たなジャンルの家電として好評を得ました。

ナノイーXは、イオンを放出することで、除菌や脱臭、花粉などのアレル物質を抑制する技術です。類似したイオン系の除菌・脱臭技術は他社にもあり、細かい特徴は異なりますが、シャープのプラズマクラスターやダイキンのストリーマもイオンを活用したものです。

そもそもパナソニックの独自技術であるナノイーとは、大気中に存在する水へ高電圧を加えることで生成される微粒子イオンで、さまざまな物質に作用しやすい活性酸素の分子種である『OHラジカル』を含んでいます。ものすごく大雑把に説明すると、このOHラジカルがニオイのもととなる菌に反応し、脱臭・除菌すると考えてください。

OHラジカルはさまざまな菌や物質に対して反応するものの、寿命が短く、放出されても効果が持続しづらいという弱点がありました。その点、ナノイーはOHラジカルが水に包まれていて、寿命が長いことが特徴です。進化版となる現行のナノイーXではOHラジカルの発生量が約10倍に増えています。そのため、さらに強力な消臭・除菌効果が期待できるというわけです」

編集部:
OHラジカルを含んでいるので除菌・脱臭ができるんですね。

専門家:
「そうなると気になるのは、『ナノイーXの機能に期限はあるのか』『いつか使えなくなってしまうのでは』ということですが、ナノイーXの発生メカニズム自体には、基本的に期限はありません。また、脱臭ハンガーと靴脱臭機に関しては、日常のお手入れとして吸気フィルターの掃除などは推奨されていますが、ナノイー発生部分に関してはお手入れは不要で、また、そもそもナノイー発生ユニットのようなものを脱着・交換する仕組みもありません。もちろん家電なので、本体の故障やナノイー発生ユニットが壊れることはありえますが、ご質問に対する回答としては、『壊れるまでは効果が持続し続ける』ということになります。

なお、シャープのプラズマクラスターでは、約1万7500時間の運転ごとにプラズマクラスターイオン発生ユニットの交換が必要となっています。ダイキンは、製品により扱いが異なりますが、ストリーマユニットの掃除や、例えば10年ごとといった定期交換が指定されているものもあります。ただし、どちらも指定の交換期間はかなりの長期間となっているため、日常の使用においては、そこまで気にする必要はないかもしれません」

編集部:
ナノイーXは、ユニットが壊れるまで発生し続けるんですね。ありがとうございました!

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