スマホユーザーの多くが利用している「LINE」。チャット感覚でメッセージがやりとりできる「トーク」が人気で、今や必須のコミュニケーション手段となった。しかし、まだLINEを使ったことがないという方もいるだろう。ここでは初心者向けにLINEの使い方をわかりやすく解説する。
LINEは家族や友人との連絡手段として今や必須のサービス!
月間アクティブユーザー数が7600万人以上で、スマホユーザーの8割近くが使っているともいわれる「LINE」。チャットの感覚で、短いメッセージを送受信できる「トーク」が人気で、すでにスマホにおける代表的なコミュニケーション手段となっている。キャリアが提供するメールサービス(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jpなど)を使う人が減っていることもあり、LINEを使うためにガラケーからスマホに乗り替えるという人も少なくないようだ。
LINEは、電話番号にひもづけて利用登録を行う仕組みになっている。つまり、スマホ1台につき1アカウントしか使えず、メッセージのやり取りはお互いに「友だち」として認証し合ったどうしでしか行えない。従来のメールやSMSで多かった迷惑メールや広告メールが届くことが比較的少ないのもメリットだ。
おじさんもすぐできる!さあ、LINEを始めよう
「LINE」に登録してメッセージを送ろう
LINEは、本名ではなく、自分が決めた名前で利用でき、変更も簡単にできる。まずは、自分の下の名前やニックネームなどを使うことをおすすめする。名前と一緒に表示されるプロフィール写真に、愛犬の写真を設定したりするのもいいだろう。
友だち自動追加はオフにしておこう
注意しなければならないのは、友人や知人との自動マッチングをするか否かだ。LINEには、スマホに登録した連絡先データを送信し、ほかのユーザーの連絡先データと照合して、お互いが連絡先に登録している場合に、自動的に「友だち」に追加される機能がある。LINEを従来のケータイメールの感覚で使いたいなら便利な機能だが、特定の人とだけのやり取りに使いたいなら、「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」はオフにしておくべきだ。
まずはQRコードを使って友だちになろう
利用登録を終えたら、メッセージのやり取りをしたい人を「友だち」に追加しよう。直接会える家族や友人と「友だち」になる場合は、QRコードを使うのが便利。片方がQRコードを表示し、片方がそれを読み取ることで、お互いを「友だち」に追加できる。離れて住む人を追加したい場合は、「招待」を選択すると、メールやSMSで申請することができる。
LINEは、メッセージのやり取りができる「トーク」だけを使うのであれば、さほど難しくはない。まずは、家族との連絡などに用いて、使い方に慣れることから始めよう。使っていくうちに、メールよりも簡単で、複数の友だちとしゃべるようにメッセージを共有できる「グループ」という機能の利便性にも気づくかもしれない。通話料が従量課金のプランに加入している場合は、「無料通話」も活用することをおすすめする。
「LINE」を始めるのは意外に簡単。アカウント申請には、スマホの電話番号を入力して、SMSで返ってきた番号を入力する必要があるが、そこさえ乗り越えれば、あとはスムーズに進む。まずは、アプリをインストールしてみよう。
解説/村元正剛(ITライター)