スマホのイヤホン専用端子廃止の傾向で、ヘッドホンで人気なのは、ブルートゥースタイプのイヤホンだ。なかでも「完全ワイヤレス」タイプに注目が集まっている。登場当初では、電池のもちや音切れ問題があったが、最新製品は大幅改善。今後はこの完全ワイヤレスが定番になりつつある。
ヘッドホンはどういうタイプを選べばいい?
ヘッドホンも、最近はブルートゥースタイプに人気が集中。ここ数年、スマホからイヤホン専用端子が廃止される傾向があり、やはりケーブルに煩わされない快適性は、一度味わうと戻れないもの。これから選ぶなら、ブルートゥースタイプが基本になるといっていいだろう。
特に人気なのは、コンパクトなイヤホンで、形態としては左右一体型に加え、ここ最近は、左右が独立し、耳栓のように装着する「完全ワイヤレス」に注目が集まっている。左右間のケーブルもなく、快適性がアップ。近未来的な装着スタイルも新しい。
ポイント
スマホのイヤホン端子の省略でワイヤレスタイプの注目度が上昇
登場当初は、電池のもちが3時間程度と短く、また、左右間の通信不良による音切れなどが問題だったが、最新製品では大幅に改善。クアルコム社のチップ「QCC3026使用」などとうたう製品は、イヤホン単体で9時間以上の再生と、安定した再生をアピールし、実際の販売も非常に好調だ。価格も落ち着き、完全ワイヤレスイヤホンが定番化しつつある。
機能面では、ノイズキャンセリング機能の有無、高音質なaptX、ハイレゾ級のaptX HDやLDACといった接続コーデックへの対応などで差異があり、ここが製品選びのポイントとなる。
最新のAndroidスマホは標準的にこれらの多くに対応している。ただし、ハイレゾ高音質を重視するなら、製品数は少ないが、スマホに直接デジタル接続する有線タイプも検討したい。
ポイント
ワイヤレスヘッドホンには左右一体型と独立型がある
左右一体型ワイヤレス
ボーズ
QuietControl 30 wireless headphones
3万4560円
左右独立型ワイヤレス
ボーズ
SoundSport Free wireless headphones
実売価格例:2万5920円
左右独立型ワイヤレス
アップル
AirPods
実売価格例:1万9220円
※価格は記事作成時のものです。
解説/鴻池賢三(AV評論家)イラスト/中山昭(絵仕事 界屋)