高い防水性や堅牢性を備えたキューブ型の小ぶりなボディで注目を集めたのが、DSC-RX0。RX0M2は、RX0の基本コンセプトやデザインを踏襲しながら、機能や仕様を向上させたモデルだ。4K動画の本体内記録や、液晶モニターが可動式になることで自撮りが可能になったりと、個人から業務まで様々な用途で活用しそうな1台だ。
可動式液晶モニター搭載で世界最小・最軽量の4K動画デジカメ
手のひらサイズのコンパクトボディに1.0型の高画質センサーを搭載
2017年10月に発売されたソニー・DSC-RX0は、1.0型の大型センサーを搭載しながら、高い防水性や堅牢性を備えたキューブ型の小ぶりなボディが、とても印象的だった。
本機、RX0M2は、RX0の基本コンセプトやデザインを踏襲しながら、機能や仕様を向上させたモデルである。
10メートル防水、2メートル落下耐性、200kgf耐荷重などのタフネス性能は継承しつつ、液晶モニターを180度チルト可動式とし、大幅にアングルの自由度を高めている。
ソニー DSC-RX0M2
実売価格例:9万1670円
●液晶モニターが可動になり、自撮りもバッチリ!
4K動画の本体内記録も可能となり(RX0は外付けレコーダーが必要)、新たに動画撮影時の電子手ブレ補正も搭載。ジンバルを使ったかのような滑らかな映像を生成し、被写体の位置を自動的にフレーミング補正するスマホアプリ「Movie Edit add-on」にも対応している。
搭載レンズは、広角24ミリ相当のツァイス テッサーT*レンズで、高解像かつ高コントラストで、ゆがみの少ない描写が特徴。RX0のレンズも同じ仕様だが、最短撮影距離が、従来の50センチから20センチへと大幅に短縮され、自撮りや料理などの撮影がしやすくなった。
撮像センサーは、有効1530万画素の1.0型Exmor RSで、最新の画像処理エンジンBIONZ Xも採用。高画質化はもちろん、従来比約1.8倍の高速処理性能を実現し、顔や瞳の検出速度・精度の向上や、液晶モニターの表示タイムラグの短縮なども図られている。
さらに、最大100台の本機を組み合わせた多視点撮影や、タイムラプス動画など本体内インターバル撮影機能、静止画にスローモーションを含めた動画を組み合わせるといった、幅広い映像表現が可能で、個人から業務まで、さまざまな用途に活躍しそうな一台だ。
●別売のグリップで多彩な撮影が可能に
※価格は記事作成時のものです。
解説/吉森信哉(フォトグラファー)