ISO(イソ)感度とは、光を感じる度合いのことだ。ISO感度が高いほうがブレにくく、夜景を撮影することも可能になる。しかし、ISO感度が高くなるほど画質が悪くなってしまう。2420万画素のソニーα7IIIでISO感度による画質の変化を比較してみたので参考にしてほしい。
ISO感度が高いと、どんなメリットがある?
ISO感度が高くなるほどノイズが目立ってくる
ISO感度とは、光を感じる度合いのこと。この数字が高いほうが、光の少ない場所でも明るく写せる。シャッターも速く設定できるのでブレにくくなり、夜景も三脚不要で撮影可能だ。
ただし、ISO感度が高くなるほど、写真にノイズが乗ったり、ザラつきや解像感の低下が顕著になったりして、画質が悪くなる。
そのため、カメラのほうではノイズを除去したり、ザラつきを抑えたりする画像処理を行っているが、その方向性は各社まちまちで、「ノイズ除去より解像感を重視」「輪郭の描写は甘くなるがノイズは排除」などの違いがある。とはいえ、スペック上の最高感度が高い機種のほうが、ノイズなどへの耐性は高いといっていいだろう。
α7III(2420万画素)でISO感度による画質の変化を比較
ISO6400を超えたあたりからノイズが目立ってくる。
ISO400
ISO800
ISO1600
ISO3200
ISO6400
ISO1万2800
ISO2万5600
ISO5万1200
解説:岡田清孝(カメラマン)