【徹底比較】スマホカメラランキング 最強の高画質王はコレだ!

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写真を撮る道具として欠かせない存在となったスマホ。そこで、スマホの最新モデルから注目機を選び、プロが実写テストを敢行したランキングを公開。テスト項目は、オート画質・高感度画質、前面カメラ、動画、使い勝手・操作性の5項目。各10点満点で採点した。ここではプレミアムタイプのスマホ6機種の画質を比較した。

スマホ画質王選手権~プレミアムタイプ~

スマホ編では、「プレミアムタイプ」と「スタンダードタイプ」に分け、それぞれテストを行った。テスト項目として、「オート画質」「高感度画質」のほか、スマホらしい項目として「前面カメラ」の画質も加えている。さらに、「動画」と「使い勝手・操作性」を加えた全5項目でチェックし、合計得点で順位を決めた。テストは、各機種とも条件をそろえて撮影し、スマホ画面で見た画質に加えてパソコン画面でも検証。さらに、一部の写真はプリントまで行い、どのモデルが"画質王"の名にふさわしいかを見つけ出した。

  • アップル
    • iPhone XS Max
  • Google
    • Pixel 3 XL
  • サムスン
    • Galaxy Note9
  • シャープ
    • AQUOS R2 compact
  • ソニー
    • Xperia XZ2 Premium
  • ファーウェイ
    • Mate 20 Pro

アップル iPhone XS Max

実売価格例:16万8000円(256GBモデル)

標準と望遠(各1200万画素)のデュアルカメラを備えたアップルのハイエンドモデル。機械学習をするニューラルエンジンの働きで、明暗差のある被写体も最適にとらえることができる。

●サイズ/幅77.4mm×高さ157.5mm×厚さ7.7mm●重量/208g

オート画質

ナチュラルな再現性で、全体に色は濃いめだが、派手になりすぎない印象。人物の肌もリアルな質感だ。

高感度画質

高感度撮影でも肌の質感などは失われず、ノイズは増えるもののリアル指向。発色は重たい印象だ。

きめ細やかな描写で風景撮影に向く。肌もありのままに再現

画質は、とにかくナチュラル志向で色乗りがいいものの、見た目以上に鮮やかな色彩にするようなことは少ない。きめ細やかな描写で、風景撮影にピッタリ。人物の肌も、ありのままに再現する。ポートレートモードを備え、人物の背景をぼかしたり照明条件を変えたりできるが、基本的に肌を滑らかにしたりはしない。この辺りを求めるなら、外部アプリを使えばいいという考え方だ。

使い勝手で気になるのは、数あるスマホの中でもシャッター音がとても大きいことだ。

採点表

オート画質 9
高感度画質 8
前面カメラ 8
動画 8
使い勝手・操作性 8
合 計 41点
満点は各10点、合計50点

すなおな画質で、現在のスマホ画質の基準ともいえそうな機種。全体に色が濃いめ。リアルだがクリアさに欠ける。

Google Pixel 3 XL

実売価格例:13万1040円(128GBモデル)

Googleのスマホとしては3年ぶりの日本発売となる。カメラは、背面が1基で前面が2基という構成。撮った写真の中から目つぶりの少ない1枚などをAIが自動的に選んでくれる機能を持つ。

●サイズ/幅76.7mm×高さ158mm×厚さ7.9mm●重量/184g

オート画質

スッキリとした色再現が特徴的で、髪の毛の描写などもとてもきめ細かい。ピント外しが多かったのが残念。

高感度画質

高感度時にも肌の艶やかさが失われないのは好印象。色も薄めだが、リアルさは残り、色の濁りを感じにくい。

全体的にきめが細かく発色もナチュラル。高感度時も肌は艶やか

本機は、シングルレンズということもあり、ズームや広角/望遠の切り替えなどはできないが、デジタルズームに超解像技術を採用しており、解像度が落ちにくい設計。画質は全体的にきめが細かく、発色もナチュラルで、すっきりとした表現だ。ただし、人物を大写しで撮影しているのに背景にピントが合ってしまうといった、ピント合わせ関連でのミスが目立ったところは残念。
なお、Andoridの開発元なので、OSの最新版や最新機能がいち早く搭載されるのも売りだ。

採点表

オート画質 9
高感度画質 8
前面カメラ 9
動画 7
使い勝手・操作性 7
合 計 40点
満点は各10点、合計50点

すなおな発色と輪郭再現が魅力的。動画は発色が鈍くていま一つだったものの、それ以外は、多くの場面で優等生。

サムスン Galaxy Note9

実売価格例:12万9600円

エッジ部分がラウンドしたディスプレイを持つサムスンのハイエンドモデル。本体に収納できるタッチペンを装備し、カメラ部は広角と望遠のデュアルカメラとなっている。

●サイズ/幅76mm×高さ162mm×厚さ8.8mm●重量/201g

オート画質

かなり輪郭が太く描かれる傾向だが、全体にとてもシャープ。人物の肌は、実際よりもきれいに再現される。

高感度画質

とにかくノイズが少ない描写に感心させられるが、ディテールは失われ、人物の肌も、見た目よりつるんとなる。

シャープな描写が特徴。付属のタッチペンでシャッターが切れる

メインの広角カメラは、周囲の明るさによって、絞りをF1.5とF2.4に切り替えてくれる。シャッターボタンを画面上のどこでも好きな位置に変更でき、手ブレの少ない撮影を可能にするなど意欲的な設計だ。また、付属のタッチペンはブルートゥース対応で、リモコンとしてシャッターを切ることができる。
画質は、シャープな描写が特徴だが、かなり輪郭強調が強い絵づくりなため、スマホ画面で見るぶんにはきれいだが、パソコンで見たり、プリントしたりすると不自然な印象だ。

採点表

オート画質 8
高感度画質 8
前面カメラ 9
動画 9
使い勝手・操作性 8
合 計 42点
満点は各10点、合計50点

特に感心したのは、前面カメラの画質のよさ。画素数こそ800万だが、自分撮りの機会が多い人は注目したい。

シャープ AQUOS R2 compact

実売価格例:8万2080円

最近のハイエンドモデルは全体に大型のため、高性能な小型モデルが欲しい向きに開発された。ディスプレイは5.2型で、同社自慢のIGZO液晶を搭載。カメラは、前面・背面ともシングル。

●サイズ/幅64mm×高さ131mm×厚さ9.3mm●重量/135g

オート画質

人物の輪郭がもやっとした描写で、髪の毛もつぶれてしまいがち。肌の白飛びも多めで、発色に鮮やかさが欲しい。

高感度画質

全体にもやっとした印象は変わらないが、ノイズは少なめ。発色は抑えめだが、目で見た印象に近い。

22ミリの広角レンズで広い範囲が写せる。全体に色が浅い

他社の広角レンズの主流は28ミリ相当だが、本機は、より広い範囲が撮影できる22ミリ相当のレンズを採用。広い範囲を写し込んだり、多人数を撮ったりするのが得意だ。
ただ、晴天の屋外などで撮影しようとすると、画面がどんよりと沈んだ発色に見え、撮影していて楽しさが半減してしまう。明るい場面でもちょっとピントが外れたかのような描写で、全体にもやっとした感じ。屋内でスマホ画面で見るぶんにはなかなかきれいだが、プリントなどではもう少しシャープさが欲しい。

採点表

オート画質 6
高感度画質 6
前面カメラ 6
動画 6
使い勝手・操作性 8
合 計 32点
満点は各10点、合計50点

全体に色が浅く、世代が古いデジカメを思い起こさせる画質。もう少し、SNS映えのする鮮やかな画質を望みたい。

ソニー Xperia XZ2 Premium

実売価格例:10万8000円

ソニーとしては初めてデュアルカメラ(カラーとモノクロ)を採用したハイエンドモデル。ディスプレイとカメラの動画部が、ともに4K HDRに対応した世界初のスマホだ。

●サイズ/幅80mm×高さ158mm×厚さ11.9mm●重量/236g

オート画質

肌色の健康的な再現性に好印象。一方、髪の毛の一本一本が太くなってしまったかのような硬い再現はマイナスだ。

高感度画質

ディテールが砂をまぶしたかのように荒れるのが気になる。ISO5万1200では、真っ暗に近くても、ある程度写る。

ソニー初のデュアルカメラモデル。肌色は健康的な再現性

カメラを起動した瞬間から、鮮やかで明るい画面に満足できる。撮影中も楽しく、美しい写真を取っていることが実感できる。
撮影した写真も同様に鮮やかだが、スマホ画面で見た印象と、パソコンで見た画像全体の雰囲気との違いには気をつけたい。撮影した写真をパソコンで見ると、細かな部分が砂を散らしたかのようにザラザラとした質感になってしまっている。プリントするには不向きで、スマホ本体内で完結する画質として設計されている印象だ。

採点表

オート画質 7
高感度画質 7
前面カメラ 7
動画 9
使い勝手・操作性 9
合 計 39点
満点は各10点、合計50点

スマホ画面ではきれいなのに、細部を拡大すると疑問がたくさんわいてくる。プリントには不向きな印象だ。

ファーウェイ Mate 20 Pro

実売価格例:12万960円

4000万画素の広角、800万画素の望遠、2000万画素の超広角カメラを備えたトリプルカメラ。ドイツの老舗カメラメーカー「ライカ」銘を冠したもの。AIも含めたカメラ機能が売りのスマホだ。

●サイズ/幅72.3mm×高さ157.8mm×厚さ8.6mm●重量/189g

オート画質

クリアで抜けのいい発色と、ディテール再現性の高い描写が両立。単体のデジカメもびっくりの高画質だ。

高感度画質

ノイズはまったくといっていいほど目立たない。ただし、ディテールは柔らかく省略されてしまっている。

抜けのいい発色と繊細なディテール表現は、デジカメに匹敵する

やはり、トリプルカメラが注目。16ミリ相当の超広角から80ミリ相当の望遠までという広い画角をカバーしているので、便利に使えることは間違いない。デュアルカメラ機の28ミリ相当と56ミリ相当の画角と比べても、幅はかなり広い。また、レンズ前約2.5センチまでピント合わせが可能なので、構図の自由度も高い。
画質も、シャープで誇張のない輪郭表現と繊細なディテール表現が実現されており、とても美しい。カメラをかざすだけで、食べ物のカロリーなどが調べられるのも便利だ。

採点表

オート画質 10
高感度画質 8
前面カメラ 8
動画 8
使い勝手・操作性 8
合 計 42点
満点は各10点、合計50点

画質のレベルは全体的に高く、単体のコンデジと比較しても、かなり高画質な部類に入るといえそうだ。

採点結果

メーカー・製品名 オート画質 高感度画質 前面カメラ 動画 使い勝手・
操作性
合計
アップル
iPhone XS Max
9 8 8 8 8 41
Google
Pixel 3 XL
9 8 9 7 7 40
サムスン
Galaxy Note9
8 8 9 9 8 42
シャープ
AQUOS R2 compact
6 6 6 6 8 32
ソニー
Xperia XZ2 Premium
7 7 7 9 9 39
ファーウェイ
Mate 20 Pro
10 8 8 8 8 42

トリプルカメラで超広角も望遠も撮れるMate20 Proが1位

プレミアムタイプのスマホカメラをテストして感じたのは、全体的にスマホ画面だけで見る画質は、かなりハイレベルになってきているということ。実際には、機種ごとの画質差はかなりあるのだが、どの機種も自社のスマホ画面に画質を合わせているので、そのスマホのみで使っているぶんには、それほど大きな問題は感じられないレベルを実現している。
そんな中、プリントにも堪えうる精細な画質を実現していたMate20 Proの画質が、頭一つ抜き出ていた。画角の自由度も含めてベストに推したい。

スマホ(プレミアム) 画質王

ファーウェイ Mate 20 Pro

実売価格例:12万960円

ライカと共同開発したトリプルカメラを搭載。すなおな絵づくりで、プリントにも向いた画質を実現。超広角から中望遠まで選べるのも楽しい。AIなどの機能も充実。

※価格は記事作成時のものです。

解説/吉村永(カメラマン) モデル/神谷玲奈(ソレイユ)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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