【デジタル写真の保存】データは専用機器「おもいでばこ」やクラウドなどを組み合わせて保管が鉄則

知識

デジタルデータの保存にも、プリント写真でいうアルバムのような整理・保管やバックアップをする必要があるだろう。バッファローの「おもいでばこ」といった専用機器や外付けHDD、Googleフォトなどのクラウドサービスを組み合わせて利用すれば安全にデータが保存できる。

デジタルデータは専用機器やクラウドなどを組み合わせて保存すべし

デジタルデータの保存場所は、パソコンというのが一般的だ。しかし、デジタル写真の場合にも、プリント写真でいうアルバムのような整理・保管の手段が必要になるのは間違いないし、バックアップも重要になる。そのためには、「専用機器」「パソコン(外付けHDD)」「クラウド」を利用することになる。

専用機器ならバッファローのデジタルフォトアルバム、「おもいでばこ」がある。付属のリモコンだけでなく、スマホやパソコンからも操作が可能で、閲覧時の使い勝手もいい。また、最新モデルでは3年保証や故障予測機能、データ復旧サービスも用意されている。これに、専用の外付けHDDを組み合わせれば万全だろう。

●万能デジタルアルバムといえる専用機器

バッファロー
おもいでばこ PD-1000S-LX

実売価格例:5万2830円

写真と動画保存に特化した専用HDD機器。スマホやパソコン用のアプリも用意され、これに保存しておけば家中どこからでも写真にアクセスできる。最新モデルはSSHD搭載で3年間の長期保証付き。

パソコンで保存する場合、フォルダー分けなどで最低限の整理は可能だが、デジタル写真の数が多ければ、外付けHDDへの保存がおすすめ。推奨機は、バッファローのHD-LXU3Dシリーズだ。これは、おもいでばこと同様の故障予測機能やデータ復旧サービスを利用できるのが最大の特徴。

●外付けHDDは万が一に備えた製品を選ぶ

バッファロー
HD-LXU3Dシリーズ

実売価格例:1万3940円(2TB)

「おもいでばこ」同様、内蔵HDDの状態を観測し続けてくれる故障予測サービス「みまもり合図」と、データ復旧サービスに対応。ハードウエアとしても、熱対策用の冷却ファンを備え、寿命を延ばす工夫がなされている。

●ネット上のクラウドなら安心して保存できる

また、ネット上にデータを保存できるクラウドストレージサービスとしては、「Googleフォト」「Amazon Photos」「Adobe Creative Cloudフォトプラン」がおすすめだ(それぞれ内容については下の表参照)。

ネット上のストレージであるため、デジカメ、スマホ、タブレット、パソコンから写真の保存が可能。災害の影響も受けないため、安心して保存できる。

●主なクラウドサービスの比較表

サービス名 Googleフォト
〔※1〕
Amazon photos Adobe Creative Cloudフォトプラン
無料で
使える容量
15GB(条件付きで制限なし)
〔※2〕
有料プラン 「Google One」として有料プランが用意されている。
例)
100GB:250円/月または2500円/年
2TB:1300円/月または1万3000円/年など
500円/月または4900円/年〔※3〕
(静止画については枚数・容量とも無制限で保存可能)
20GB:1058円/月
1TB:2138円/月
(いずれも、10TBまで追加可能)
主な特徴 撮影場所/被写体別の自動整理だけでなく、キーワードを入力すると独自の写真解析技術により検索された写真が表示される。無制限では1600万画素以下となる。 プライム会員向けのサービス。撮影場所/被写体で写真を検索できる。静止画は容量無制限で保存できるが、動画は対象外。家族5人まで利用可能。 アドビ社のソフト利用権がセットになったクラウドストレージ。「Lightroom」のExif情報に基づいた詳細な検索機能は、ハイアマチュアの人におすすめの機能。
※1=同一アカウントで使える「Googleドライブ」のサービスも含めて掲載。
※2=1600万画素超の画像やRAWデータは1600万画素のJPEGに変換される。
※3=Amazonプライム会員料金。

きめ細かな使い勝手のよさがある専用機器、パソコンを利用して外付けHDDに保存する方法、万が一の災害でもデータを守れるクラウドサービス。これらをうまく組み合わせて利用すれば、安心してデータを保存できるだろう。

解説/内川功一朗(写真整理アドバイザー)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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