若者のパソコン離れ問題が表面化してきた。IT企業の若手社員ですら、PCのセットアップ方法を知らなかったり、キーを打てないなどの話が聞こえてくる。しかし、現状ではPCが使えないと仕事はきつい状況だ。一方、2020年から小学校でプログラミング授業の必修化が始まり、子供からPCに馴染む必要性がますます増えてきた。そんな中、小学生向けに設計・開発されたノートパソコンが、注目されている。
ヨドバシカメラのカリスマ店員が「富士通の子供向けノートPC」をおすすめする理由
子供向けなので、使いやすさ、シンプルさはダントツ!
ヨドバシカメラ新宿西口本店
勝田泰幸さん
ヨドバシカメラのカリスマ店員。雑誌『特選街』で、連載「我ら!家電体験隊。」の解説委員を長年務める。プライベートでももちろん家電好きで、あらゆる商品を実際に自分で試し、その使い勝手を厳しく評価する。家電は「道具としてしっくりくるか」という点が最大のポイントだという。『アメトーーク!』(家電芸人)をはじめとするテレビや雑誌などの媒体で「家電コンシェルジュ」としても活躍中。
小学生向けオールインワンノートパソコン富士通 LIFEBOOK LHシリーズ
取材などでよく「パソコン全然売れてないらしいですね」と聞かれますが、実はそんなことはないんです。棲み分けが進んでいるというだけで、PCを必要とする人は、それほど減っていません。機能を厳選し、ニーズを探っていくことで、支持されている製品はけっこうあります。富士通の小学生向けのパソコンは、その典型ですね。
小学生向けのパソコンというと、親目線の機能がクローズアップされがちです。
いかにアダルトサイトをブロックするか、SNSにアクセスしないようにするかなど、セキュリティ面をアピールする商品が多い。
このLHシリーズはそこではなく、「子供が学び、楽しむ」という、わかりやすさ・シンプルさを売りにしているのがポイントです。子供が親しむためのパソコンですね。もちろん、セキュリティソフトは入っていて、親はインターネットなどの管理ができます。
プログラミングの学習のソフトもすぐに使える
子供向けを謳っていますが、大人もバリバリ使えます!
形はノートパソコンですが、折り曲げてタブレットみたいに使えます。
表面の仕上げもいいんですよ。グリップ感があって滑りにくい。子供が扱うことが、きちんと想定されていますよね。タイピングやプログラミングの学習のソフトも、買ってすぐに使えるものを厳選して搭載しています。
あと、大きな特長が「お道具箱」ですね。
ケースにマウスやSDカードを入れる場所があって、周辺機器をまとめてしまえるんです。これ、親としては、そろばんや習字の延長で考えられるんですよ。私の息子もそろばんに行っていますが、道具を出して、勉強して、しまって、というところまでが「学び」ですもんね。
子供向けを謳っていますが、大人もバリバリ使えます。普通のPCとの違いは、大きなところではテンキーがないくらい。スペックもちゃんとしていて、内蔵ストレージはSSDの128。今は256がメインですが、128で足りなくなるという人は限られていますから。
子供向けなので、使いやすさ、シンプルさはダントツ。余計なソフトが入っていないぶん、サクサク動きます。
富士通
LIFEBOOK LH55/C2
FMVL55C2W
最初に手にする自分専用のパソコンという位置づけで設計・開発した、国内初の小学生向けノートパソコン。落としにくく壊れにくい頑丈なボディや、長時間使っても目が疲れにくいノングレア液晶画面、多彩な学習支援サービスなどを搭載し、子供が安心して使える導入機に仕上がった。
価格:¥86,180
ヨドバシ・ドット・コムで詳しく見る
<主なスペック>
【OS】Windows 10 Home 64ビット版
【CPU】インテル® Celeron® プロセッサー 3865U (1.80GHz)
【メモリ】4GB(4GB×1)
【ストレージ】SSD 約128GB
【光学ドライブ】なし
【ディスプレイ】14型ワイドフルフラットファインパネル
【Office】なし
【質量】約1.93kg
まとめ
子供と一緒にリビングで使えるようなマシンです!
2020年1月にウィンドウズ7がサポートを終了するので、それに合わせて買い換えを考えてるお客様が選ぶケースも多いんですよ。どうせなら子供も使えるような機種、リビングで使えるようなマシンと考えると、ここにたどり着く。そういう需要も相まって、とてもよく売れています。
構成◆諏訪圭伊子(フリーライター)