【水害・浸水対策に】止水グッズ「水のう君」がおすすめ!土のうの代わり・水の備蓄にも使える

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都市部では、ゲリラ豪雨レベルの雨でも浸水のおそれがありますが、一般家庭で土のうを用意するのはかなり大変です。今回紹介する「水のう君」なら、水道水や風呂の残り湯などを入れてチャックを閉じるだけなので、とても簡単に止水対策がとれます。

ここまで進んでる!防災アイテム最前線
今回は「総合サービス・水のう君

数々の被災体験を教訓に、防災アイテムは日々進化を続けている。ここでは、防災アイテムの最新事情と注目の製品をクローズアップする。

土のう代わりに複数の水のう袋を積み重ねて使える止水対策グッズ

コンクリートやアスファルトで覆われた都市部は、近年多発しているゲリラ豪雨程度でも、排水不良になるおそれがあります。特に低地にある住宅や店舗では、集中豪雨や台風のときなど、雨水が流れ込む危険と常に隣り合わせなのです。

今回紹介する「水のう君」は、そんなリスクに備えて常備しておきたい止水対策用品です。

止水といえば土のうですが、都市部の一般家庭で土のうを用意するのはかなり大変です。その点、この「水のう君」なら、水道水や風呂の残り湯などを入れてチャックを閉じるだけなので、とても簡単。

満水状態にしても10キロほどの重さなので、女性でも十分持ち運べます。ダブルチャック方式で漏れに強く、特殊積層フィルム製の本体も丈夫なので、安心して使えるのもいいですね。

総合サービス 水のう君 1.8m用セット

基本セットは、一般家屋の玄関(1.8メートル幅)の止水を想定したもの。セット内容は、水のう袋30枚、保護用土のう袋30枚、防水シート1枚、止水クッション1枚、封袋スライダー2個、防水テープ1巻。実売価格例は3万2184円。水のう袋の単品販売もある。

しかも、土のうと違って、使用後の処理も楽。中の水を再利用することも可能です。断水したときはトイレに流す水になるし、清掃作業にも活用できます。

また、「水のう君」は食品衛生法に適合しているので、中身が水道水なら飲料用としても使えるのです。

それに、災害に備えた水の備蓄、風に飛ばされないための重しなど、止水以外にもさまざまな用途が考えられます。

私なら、防水袋として大切な物を入れておきたいです。アルバム、アンティーク時計、着物、ノートパソコンなどを入れてしっかりダブルチャックを閉じておけば、大切なものを水損の被害から守れると期待しています。

※価格は記事作成時のものです。

防災生活の心得

水害の事前対策に必須のスマートフォンアプリ

大きなビルや地下街などにいると、屋外の天候の変化にまったく気づかないことがあります。普通の雨なら問題ないですが、警報レベルの大雨だった場合、逃げ遅れて身動きできなくなるかもしれません。

そんな事態を回避するために利用したいのが、スマホ用の防災アプリ。私が使っている「雨ですかい?」というアプリ(無料)なら、雨が降り始めたり、降りそうだったりすると通知してくれるので、屋外の状況がわからない場所にいても、天候の変化を知ることができます。

「雨ですかい?」の画面。タップした場所の降雨量を確認できる。下部の降雨グラフを見ると、今後どの程度の雨が降りそうかがわかる。目的地の天候を調べたり、翌日以降の予報をチェックしたりも可能だ。

通知する雨の量(2ミリ/1時間~など)や通知方法(音、バイブなど)も細かく設定できるのも便利。雨雲の動きや降雨予測なども確認できます。

※「雨ですかい?」は、iPhoneなら「AppStore」、Androidスマホなら「Playストア」で入手可能

【監修】国崎信江(危機管理アドバイザー)
危機管理教育研究所代表。女性・母親として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱。テレビ出演・講演など、精力的な活動を行っている。

■取材・文/生島保

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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