ファイルやフォルダを右クリックした時に表示される「送る」という項目。使ってない機能や、逆に、使いたい送り先が登録されていない場合、送り先は使いやすく編集できる。また、マウスは自分好みに設定することができる。ダブルクリックの間隔を変えたり、左右のクリックを入れ替えることもできる。
右クリックメニューの「送る」を使いやすく編集する
●「送る」メニューに、自分がよく使うアプリを登録する
ファイルやフォルダー、アプリのアイコンなどを右クリックするとメニューの中に「送る」という項目がある。ファイルを別のフォルダーやドライブにコピーしたり、メールやFAXを送ったり、フォルダーごと圧縮したりといった際に役立つ。
ただ、なじみのない機能や使わない機能があったり、自分が送りたい先が登録されていなかったりする。そこで、この送り先を使いやすく編集しよう。
方法は意外に簡単で、エクスプローラーで「送る」の中身を見ることができる。
❶エクスプローラーを開いて上部のアドレス欄に「shell:sendto」と入力して[Enter]キーを押す。「送る」メニューの中身が表示される。
あとは、追加したい項目をこの画面にドラッグして入れればいい。不要な項目は削除することもできるが、後で必要になったとき元に戻せないと困るので、別のフォルダーに移しておいて、必要になったらまた入れるといいだろう。
❷「送る」に追加したい項目をドラッグして「ショートカットをここに作成」を選ぶ。不要な項目は、別のフォルダーに移すといい。
やはりパソコンの操作はマウスのセッティングがいちばん大事!
●マウスの設定とプロパティで自分が使いやすいように変更しよう
スマホやタブレットの普及によって、指による操作が主流になった感があるが、やはりパソコンの操作にはマウスがなじむ。シンプルな機器だが、実は細かな設定が可能で意外に奥が深い。
例えば、左クリックと右クリックを入れ替えることができるし、ダブルクリックの間隔を変えることもできる。
素早く「カチカチッ」とやりたい人は速く、「カッチ、カッチ」とゆっくりやりたい人は遅くするといい。
目に見える変更としては、カーソルの大きさや形状を変えることができる。画面上の矢印を見失いやすい人は「ポインター」の「デザイン」を(大きいフォント)にしてみよう。また、ホイールを動かしたときのスクロール量も調整できる。画面サイズや自分の使い方に合わせて設定するといい。
❶「スタート」→「設定」→「デバイス」→「マウス」で主な操作を変更できる。左右のボタンの役割やスクロールの量を設定可能。
❷❶の画面で右上にある「その他のマウスオプション」(画面は割愛)を押すと、マウスのプロパティが開き、さらに細かな設定変更が可能。
解説/下島朗(エントラータ)