大好きなパイナップルとリンゴ酢を一緒にした「パイン酢」は、私にしてみたら「そうか!その組み合わせがあったか!」という感じだったのです。数日置いたパイン酢を常温の水で割って飲んだら、これがおいしい!サワードリンクによし、ドレッシングによしの逸品です。【体験談】大場久美子(女優)
プロフィール
大場久美子(おおば・くみこ)
女優。埼玉県川口市出身。子役として活躍中にNET(現・テレビ朝日)の『決定版!あなたをスターに』に応募。審査員特別賞を受賞。CMなどで話題となり、昭和52年に東芝EMIから「あこがれ」で歌手デビュー。「1億人の妹」のキャッチフレーズで、シングルやアルバムを次々とリリース。ゴールドレコード賞を2度受賞。昭和53年に出演したドラマ『コメットさん』(TBS)は本人の代表作となり、絶大な人気を誇った。
調味料はなるべく使わない
もう長いこと、芸能界でお仕事をさせていただいています。その間には、健康の大切さを痛感することが多々ありました。特に30代の終わりには、体調を大きくくずし、健康を取り戻すのに8年もかかってしまいました。
また、代謝が上がりにくい体質というのも、普段から健康を気にする理由の一つです。
こうしたことから、体と心の健康に関心を抱くようになり、健康に関するさまざまな勉強もしてきましたし、現在も継続中です。
特に、食べることは体をつくることに直結しています。ですから、体質改善のために、何をどう食べるかを重要視して、できるだけ調味料を使わず、素材そのものの味を損なわないように調理しています。
しょうゆは、お寿司を食べるときにちょっとつけるくらい。甘味は基本的には果糖でとるようにしていて、甘いものがほしくなったら、果物を食べます。
調味料として甘味が必要なときには、砂糖はあまり使わず、ハチミツを少量利用しています。塩も、使うときは少しだけです。
ただし、酢だけはとてもよく使います。酢は発酵食品なので、ただ酸っぱいだけでなく、奥行きのある酸味がいろいろな素材の味を引き立ててくれます。
特にリンゴ酢はお気に入りで、酸味にリンゴの甘味が加わり、これ1本で十分といっていいくらい、使い勝手のよい調味料となります。
ですから、わが家のキッチンには、常にリンゴ酢があります。また、リンゴ酢にもいろいろな種類があるので、あれこれと試して楽しんでいます。
その組み合わせがあったか!
私のリンゴ酢の楽しみ方は、素材との組み合わせです。「これと合うかも」と思ったら即実行。「おいしい!」となったらうれしくて、テストで100点を取った気分です。最近では、パイナップルとの組み合わせがまさに大成功でした。
パイナップルは若い頃から大好きで、よく食べていた果物です。最近でこそ、簡単に芯をくり抜いて丸いカットパインを作れる調理器具もありますが、そんなものがなかった時代から、皮をむいてカットして、芯を除いて、とやっていました。
パイナップルはそのまま食べてもおいしいのですが、焼いたり、炒めたりするのも好きで、ときには揚げてフリッターにすることもありました。
つぶしたジャガイモに刻んだパイナップルを入れて作るコロッケもお気に入りです。タイ料理のトムヤムクンに入れることもありますし、生野菜と組み合わせたパインサラダもよく食べます。
パイナップルにはたんぱく質を分解する酵素(化学反応を促進する物質)が含まれるため、お肉との相性がよく、今でこそ酢豚に入れるのもポピュラーになりました。
ですが、私は昔からずっとパイナップルと肉の相性が好きで、酢豚にはパイナップルを入れていました。これもよく考えると、酢とパイナップルの組み合わせですよね。
そんな大好きなパイナップルとリンゴ酢を一緒にした「パイン酢」は、私にしてみたら「そうか!その組み合わせがあったか!」という感じだったのです。
朝に飲むとシャキッと目覚める感じがする
パイナップルを酢に漬け込んで数日置いたパイン酢を常温の水で割って飲んだら、これがおいしい!サワードリンクによし、ドレッシングによしの逸品です。
パイナップルと一緒にハチミツも少量入れるのですが、リンゴ酢の酸味でくどくない甘さになります。スッキリとした味わいのパイン酢ドリンクは、食事時の飲み物としても最適です。
水で薄めたパイン酢は、けっこう大きめのグラスやマグカップで飲んでいます。適当に薄めているので、正確な濃度がわからないのですが、薄すぎず濃すぎずという感じです。朝にパイン酢の水割りを飲むと、体も気持ちもシャキッと目覚める感じがします。
パイン酢と生野菜の組み合わせが好き
また、パイン酢をオリーブオイルと組み合わせると、ドレッシングにもなります。
私は、パンチの効いた味が好きです。でもそれは、濃い味や辛いものが好きということではありません。ぼやけた味ではなく、はっきりした味が好きということです。
生野菜もパイン酢と組み合わせるとパンチの効いた味になるので、最近はもっぱらパイン酢ドレッシングを使っています。
パイン酢をドレッシングとして使うときは、まず、サラダを盛った器の縁にオリーブオイルを回しかけてから、同じようにパイン酢を回しかけます。
普段から、ドレッシングをかけるときにはこのようにしています。こうすればお皿の底にドレッシングがたまり、全体に味が回りやすくなります。ドレッシングが足りなくて何度もかけ足すということをしなくて済みます。
甘いものが欲しいときに、パイン酢のパイナップルを取り出して食べることもあります。
人によっては、パイン酢に漬けたパイナップルには甘味を感じないこともあるかもしれません。ですが、私の場合は普段から砂糖をとらないので、パイン酢のパイナップルでも、ほのかな甘味を感じるようです。
お通じが毎朝規則正しくなった
このようにしてパイン酢をとり続けたところ、まずは便通がよくなりました。
以前は不規則でしたが、今は規則正しく毎朝あります。小さなことのようですが、体質改善のためには大切なことだと思っています。
私の場合、健康によいことをいろいろとしているので、パイン酢だけの効果とは言いがたいのですが、でも、パイン酢が体のよい状態を維持するのに、とても役立っているという実感はあります。
ですから、これからも元気にお仕事を続けていくためにも、パイン酢を利用したいと思っています。
別記事:「パイン酢」の作り方&飲み方→