【スマホ決済が注目】コード決済・電子マネー・クレジットカードのメリット&デメリット

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キャッシュレス決済は「スマホ決済」「電子マネー」「クレジットカード決済」の三つに大別される。中でもお得感が高く注目を集めているのがスマホ決済だが、それぞれのメリット、デメリットを見極め上手に利用しよう。

●消費増税対策でキャッシュレス決済にポイント還元!(2020年7月まで)

キャッシュレス決済は、QRコードやバーコードをスマホに表示させて読み取ったりする「スマホ決済」、非接触ICカードや、おサイフケータイ搭載スマホなどを使い、かざすだけで決済ができる「電子マネー」、そして、「クレジットカード決済」の三つに大別される。いずれの手段でも、2%または5%が還元される予定だ。

スマホ決済はキャッシュレスの本命

10月の消費増税を前に、「キャッシュレス」が脚光を浴びている。

キャッシュレス決済には、古くからあるクレジットカードだけでなく、非接触ICカードのFeliCaを使った「電子マネー」や、QRコードやバーコードをスマホの画面に表示させる「スマホ決済(コード決済)」も含まれる。

中でも注目を集めているのが、スマホ決済だ。ソフトバンクグループのPayPayや、LINEのLINE Pay、NTTドコモのd払いなど、さまざまなサービスが誕生した。

スマホ決済は、端末に表示したコードを読み取ってもらうか、店頭に掲示してあるコードをカメラで読み取ることで支払いを行う。店舗側にとっても、店頭に掲示するケースでは、紙にコードを印刷しておけばいいため設備投資がかからず、初期費用が抑えられる。

サービスによっては、決済手数料を期間限定で無料にしているところもあり、中小店舗での普及も期待できる本命だ。

これに対し、電子マネーは、決済の手軽さが売りになる。カード型だけでなく、おサイフケータイ搭載スマホにも対応しており、これらを決済端末にかざすだけで支払いが完了する。

電子マネーは、iDやQUICPayのようなクレジットカード型のものと、Suicaや楽天Edyのようなプリペイド型のものに分かれる。おサイフケータイは開始から15年たっており、大型チェーンを中心に、決済端末が幅広く普及しているのも、利用者にとって魅力だ。

さらに、クレジットカードも、非接触ICを搭載したものが増えているなど、利便性を高めている。それぞれのメリット、デメリットを見極め、使い分けるようにしたい。

スマホ決済(コード決済)

スマホに表示させたバーコードやQRコードを店側が読み取るか、ユーザーが店頭に掲示してあるコードを読み取って決済する。特に、後者では店舗側の導入コストも低く抑えられる。各サービスの大規模なキャンペーンも注目を集める。

ポイント還元やキャンペーンでお得
スマホさえあれば利用できる
支払い管理がしやすい
ポイントなどとの二重取りもできる
クーポンなどでさらにお得
導入までの手続きがスマホだけで完結
アプリ内でキャンペーンなどがわかりやすい
機能が追加しやすい

利用できる店がまだ少ない
支払い時にアプリの起動が必要
スマホの電池がなくなると使えない

電子マネー

主にFeliCaを利用した方式を指し、ユーザーはカードやスマホをかざすだけで決済できる。さまざまなサービスがあり、Suicaや楽天Edyは先払い型。クレジットカードとひもづくiDやQUICPayも、電子マネーの一種として扱われる。

かざすだけで支払いがスピーディ
交通系サービスなら切符代わりになる
カードでもスマホでも利用できる
ポイントと連係して得する場合が多い
スマホなら、複数のサービスをまとめて使える

使える店はやや少ない
スマホだとFeliCa内蔵モデルに限定
一度に決済できる金額が少なめ

クレジットカード

磁気ストライプやICチップ搭載のカードで決済する方式で、クレジット(信用)という名のとおり、後払いが主流。支払いは、店側の端末でカード情報を読み取ったうえで、利用者がサインをしたり、暗証番号を入力したりして行う。

利用できる店が多い
さまざまなカードから選べる
チケット優遇や旅行保険など、サービスが豊富
タッチ(非接触)型なら、支払いもスピーディ
カードによっては、持つことがステータスになる

支払い時にサインなどが必要になる
発行時に審査が必要で、時間がかかる
店によっては現金支払いより割高

解説/石野純也(ジャーナリスト)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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