現在もMDを使っている人はどのくらいだろうか? レコードやカセットテープは復活したが、MDの復活があるのか知りたいという疑問を持っている方へ。結論を先にいうと、復活は難しい。さまざまな方法でデータ変換し、ほかのメディアに保存しておこう。

あなたの疑問にズバリお答え!
レコードやカセットのようにMDも復活する?

読者から質問

私は現在もMDを使っていますが、MDデッキの録音機能が故障しており、再生のみです。再生機能も故障すると、もう聴けなくなってしまいます(録音済みMDは約300枚あります)。以前の記事で「レコードやカセットは復活したけど、VHSの復活は難しい」とありましたが、MDの復活はどうでしょうか?(S.Sさん 京都府 52歳)

専門家の回答

編集部:
これは、AVライターの鳥居一豊さんに聞きましょう。

専門家:
「MDも今やほとんどのメーカーが撤退しており、現行ではティアックのMD-70CDというCDプレーヤーとMDデッキの一体型モデルがあるだけです。技術的には再生産が難しいわけではありませんが、パソコンやスマホでデジタル録音・再生を手軽に行える現在、わざわざ入手したいユーザーが多いとはいえず、結論を先にいうと、復活は難しいでしょう。

MDデッキは現行モデルもあるため、まだそれほど危機的状況ではありませんが、今後も使い続けるとなると、かつてあった機種のほとんどは修理やサポートが終了しており、安心はできません。今のうちにMDに記録した楽曲などをパソコンなどで取り込み、MP3形式などの使いやすいデータに変換して、ほかのメディアに保存することをおすすめします。

ダビングする方法として最も手軽なのが、アナログ接続でのダビングです。ダビングする先は、パソコンやスマホ、ICレコーダーなどが使えます。MP3形式などで保存すれば、さまざまな機器で再生ができます。アナログ接続のダビングなので、多少の音質劣化はありますが、気にするほどの差はありませんし、コストを含めて気軽に実践できます。

MDにデジタル出力があれば、デジタルのままダビングすることもできますが、ダビングにはCDレコーダーが必要で、こちらも希少です。パソコンの場合は光デジタル入力端子付きのUSBオーディオインターフェースが必要なので、コストが少々かかります」

編集部:
CDレコーダーはかなり希少ですが、光デジタル入力端子付きのUSBオーディオインターフェースは数千円で入手できますね。

専門家:
「また、MD搭載のミニコンポなどでは、USBメモリーへのダビング機能を持つものがあるので、それを使う方法もあります。

以前は、USBでパソコンに接続し、専用ソフト(Windows7までの対応)でデータの高速取り込み・変換ができるソニー・MZ-RH1というポータブルMD機器がありましたが、中古市場でも人気が高く、入手は困難(高額)です。中古でMDデッキを手に入れる場合は、こうしたダビング機能やパソコンとの接続ができる機種を探すといいでしょう。

MDからCD-Rへのダビングサービスを行っている業者に依頼する方法もあります。有料サービスですが、MDデッキなどがなく、MDディスクのみ所有している場合は、このほうが安価で済むこともあります。いずれかの方法でMDのダビングをすることを検討してはいかがでしょうか」

編集部:
MDもデジタルですが、いわゆる「形式変換してのデジタル保存」を早めに実践することがおすすめということですね。ありがとうございました!

画像: あなたの疑問にズバリお答え! レコードやカセットのようにMDも復活する?

イラスト/はやし・ひろ

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