ソニー・α7RIV(6100万画素)には、複数の撮影画像を合成し、より高精細な画像を生成できるピクセルシフトマルチ撮影機能が搭載されている。この機能は前モデルから搭載されていたが、合成する画像は4枚で、細部の精細感は増すが、画素数は変わらなかった。しかし、α7RIVでは16枚を合成。2憶4080万画素という破格の高解像度画像を生成できる。
超高精細な画像を生成
ピクセルシフトマルチ撮影で2億画素を超える画像を生成できるソニーの最新モデル
ソニー・α7RIV(6100万画素)には、複数の撮影画像を合成し、より高精細な画像を生成できるピクセルシフトマルチ撮影という機能が搭載されている。この機能は前モデルから搭載されていたが、合成する画像は4枚で、細部の精細感は増すが、画素数は変わらなかった。しかし、α7RIVでは16枚を合成し、2憶4080万画素という破格の高解像度画像を生成できるようになった。
16枚の画像から2億画素超の画像を作る
ソニー α7RIV
実売価格例:43万8850円(ボディ)
ただし、撮影時は三脚が必須。また、風などのわずかなカメラブレでもピクセルのズレを起こしてしまうので、撮影条件はかなり限定される。さらに、画像の合成はパソコンで行うが、画像サイズが大きいぶん、ハイスペックなパソコンが必要になる。
ピクセルシフトマルチ撮影は、まず、撮像素子をずらしながら16枚の画像を撮影。それを付属ソフトで処理し、2億4080万画素の画像を生成する。
なお、同様の機能はパナソニックのS1シリーズやオリンパスのE-M1シリーズなどにも搭載されている。そのうち、E-M1Xでは、手持ちでも撮影できるモードを搭載する。今後、技術の進歩によっては、気軽に撮影できる機種が登場するかもしれない。
解説/岡田清孝(カメラマン)
※価格は記事作成時のものです。