【最新コンデジ2019】ソニー「DSC-RX100M7」を実写レビュー 電源連動のポップアップファインダーが便利!

文具・ホビー・カメラ

ナチュラルな発色で、特に樹木の細かな緑の違いを絶妙に描き分ける画質傾向がいい。肌のきめ細かくて滑らかな調子再現も美しい。ほかにも、積層型センサーの採用で性能アップ、クラス最速のAFと連写性能、望遠マクロも可能な高性能ズームが特徴と言える。

高級タイプ
ソニー「DSC-RX100M7」

ソニー
DSC-RX100M7
実売価格例:15万900円

プロフィール
2012年、コンパクトなボディに1.0型の大型センサーを搭載し、高画質コンパクトデジカメのジャンルを切り開いた初代RX100以来、コンセプトを変えることなく画質、機能を進化させている7代目モデル。

撮像センサー 有効画素数 焦点距離(35ミリ判換算)
1.0型積層型CMOS 2010万 24-200mm(光学8.3倍)
●背面モニター/3.0型液晶・チルトタイプ
●ファインダー/0.39型有機EL
●サイズ/幅101.6mm×高さ58.1mm×奥行き42.8mm
●重量/302g

画質傾向
自然な発色と滑らかな調子
ナチュラルな発色で、特に樹木の細かな緑の違いを絶妙に描き分ける。肌のきめ細かくて滑らかな調子再現も美しい。

積層型センサーの採用で性能アップ

メモリー一体1.0型積層型センサーの採用と新しい色フィルターの採用で、発色の鮮やかさがアップ。さらに歪みの少ない1/3万2000秒までの高速シャッターが利用可能で、晴天時の絞り開放撮影の自由度も向上した。

クラス最速のAFと連写性能

クラス最速となる0.02秒のピント合わせに驚く。さらに、1秒間に60回のAF演算を行い、動く被写体へのピント追従を行いながら、20コマ/秒の高速連写撮影が可能。被写体を自動認識して追い続ける性能に脱帽だ。

望遠マクロも可能な高性能ズーム

200ミリ相当の望遠撮影での最短撮影距離は約1メートル。望遠マクロ的な使い方が可能で、よりボケを生かした撮影を行える。レンズはドイツの高級レンズブランド「カールツァイス」の銘を冠したものだ。

《高性能8.3倍ズームを搭載する小型モデル。電源連動のポップアップファインダーが便利》

コンパクトでシンプルなボディに1.0型センサーと24〜200ミリ相当の8.3倍ズームレンズを搭載。撮影に集中したいときに便利なポップアップ式のEVFも装備する。

多くのモデルでは、ポップアップしてから接眼レンズ部を手前に引き出す2段階の操作が必要だが、このモデルはスイッチ一つでOK。電源とも連動しており、ポップアップで電源が入ってすぐに撮影が可能。上から押して収納すると、そのまま電源が切れる。この使い勝手は本当にスムーズで快適だ。

ノイズが少なく、情報量の多さを感じさせる画質は本シリーズ共通。特にこのM7では、発色の鮮やかさが際立つ。緑の芝生や青い空が白っ茶けて写ることが歴代よりも少なくなった。

連写も20コマ/秒と高速で、動物対応の瞳AFなど、ピント合わせも高度。不規則に動くペットの撮影も快適に行える。

◆解説/吉村 永 (カメラマン)

※価格は記事作成時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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