ブロードバンド回線で多彩な映像コンテンツが楽しめるIPTVのサービスが人気だ。映画、ライブ、スポーツなどの有料コンテンツ、地上/BSデジタル放送、さらには新4K8K衛星放送の再送信サービスもある。これらのシステムは非公開で各社各様で運用中だ。ただし、実際に放送波を受信し、その電波を自らのシステムに適合した形式(ひかりTVの場合はMPEG-4 AVC)に再構築して再送信していることは知っておくといい。

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ネット経由の放送は、どこで受信している?

読者から質問

ひかりTVなどの光回線によるテレビサービスは、地デジやBSも視聴できます。これらの放送を、ひかりTVは、どこで受信して、どこから配信しているのですか?  (T.Uさん 大阪府 38歳)

専門家の回答

編集部:
これは、AV評論家の藤原祐さんにお願いします。

専門家:
「近年、ブロードバンド回線を使って多彩な映像コンテンツが楽しめるIPTVのサービスが人気を集めています。
映画、ライブ、スポーツなどの有料コンテンツだけでなく、地上/BSデジタル放送、さらには新4K8K衛星放送の再送信サービスを行っているサービスもあります。

その放送を『どこで受信して、どこから配信しているのか』というご質問ですね。
実は、いろいろと手を尽くして調査してみましたが、受信および再送信のシステムは一般に公開されておらず(当然、受信している施設の住所も非公開)、各社各様のシステムで運用されている模様です。

一つだけハッキリしているのは、『実際に放送波を受信し、その電波を自らのシステムに適合した形式(ひかりTVの場合はMPEG-4 AVC)に再構築して再送信している』ということ。地上放送については番組・CMともに、各地域によって異なりますから、基本的に再送信するエリア内で受信しているものと思われます。

『受信波をそのままブロードバンド回線で送るなんて簡単』と考えがちですが、さにあらず。
ほとんどの場合、サービスの内容や品質を損なわずに、映像のトランスコードやデータ放送の帯域圧縮を、ほぼリアルタイムで実施しなければならず、簡単ではありません。
特にチャンネル当たりの帯域が広く、遅延も問題になりやすいBS放送では、高度なノウハウが求められます。

地上波とBS放送でやや状況は異なりますが、受信後、IP変換して再送信するという基本システムは同じ。
そのため、BS放送については、豪雨や台風などのとき、画質への影響は避けられません。
ただ、ほとんどの場合、受信には直径1メートルを超える大きなパラボラアンテナを強固に固定して使用しているので、降雨時の画質ダメージは、一般住宅の個別受信に比べると、小さいようです」

編集部:
なんと、放送をちゃんと受信し、リアルタイムでIP変換しているんですね。了解しました!

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