スマホ決済に興味があっても、手順が分からない!方のために、店頭でスマホ決済サービスを利用するとき、どんな手順になるのか、実際に買い物をしてレポートしよう。使ってみるのは、さまざまなキャンペーンなどで知名度の高いPayPayである。
スマホ決済は「ストアスキャン」と「ユーザースキャン」がある
[別記事:主要サービスの特徴解説〈PayPay編〉→]
店頭でスマホ決済サービスを利用するとき、どんな手順になるのか、実際に買い物をしてレポートしよう。
使ってみるのは、さまざまなキャンペーンなどで知名度の高いPayPayである。PayPayを使うためには、PayPayアプリのインストールが必要だが、それについては別記事で詳細解説する。
決済をする前に意識しておきたいのは、そのお店が「ストアスキャン(※1)」か、「ユーザースキャン(※2)」かということ。
※1=ユーザーのスマホ画面に表示されたバーコードを店側がレジの読み取り器具でスキャンする方法。
※2=店側が示したQRコードをユーザーが自分のスマホのカメラで読み取る(スキャンする)方法。
大手チェーン店はストアスキャン、個人商店はユーザースキャンというケースが多い。なお、政府還元は小規模商店救済措置なので、還元率が高いのはユーザースキャンのお店だ。
ユーザースキャンは、自分でスマホを操作して金額を入力するという作業があることを覚えておいてほしい。
PayPayに限らず、事前チャージ式(前払い式)のスマホ決済では、チャージ金額が足りているか、レジに並ぶ前に確認しておこう。
決済するときになって残高が足りないと、チャージ操作に時間がかかってしまい、後ろに並んでいる人に迷惑をかけることにもなる。
ストアスキャンの場合、スマホ画面に表示させるバーコード/QRコードには使用制限時間があり、PayPayの場合は5分間となっている。あまり早くコードを表示させると、レジに並んでいるうちに制限時間に達する場合もあるので注意したい。
PayPayの場合は、支払う寸前に「支払う」ボタンをタップすればいいだろう。
なお、コード表示や支払い完了の処理には、モバイル通信が利用される。そのため、極端に通信環境速度が遅いとアプリの反応が悪くなる。 パケットの使いすぎで通信制限がかかっている場合は、反応が遅くなるので注意が必要だ。
PayPayをお店で利用
スマホ決済を実際に使ってみました!
Quest (1)
PayPayが使えるお店に行く
スマホ決済ができるお店に行く。今回は、原稿執筆時点で実施されていたPayPayのキャンペーンで政府還元と合わせて最大10%の還元があるお店に行った。
Quest (2)
商品を選び、PayPayを起動
「PayPay」アプリを起動すると、ホーム画面が表示される。まずは、バーコードの右下にある「Tap」をタップして、残高を確認する。
Quest (3)
残高を確認。少なければチャージ
残高が表示されるので、もし足りない場合は、その場でチャージする。商品を手に取り、レジに行って、画面下の「支払う」をタップ。
Quest (4)
支払い手段を店員に告げる
店員に「PayPayで」と申し出る。これ以降は、店によって「ストアスキャン」か「ユーザースキャン」のどちらかになる。
【ユーザースキャンの場合】
Quest (5)
「スキャン支払い」をタップ
画面右下の「スキャン支払い」をタップ。コード読み取りのためにカメラが起動する。
Quest (6)
スマホのカメラでQRコードをスキャン
「PayPay」アプリ自体がQRコードを読み取るモードになるので、店員が示したQRコードを、スマホのカメラで読み取る。
Quest (7)
画面に自分で金額を入力
金額入力画面に移行するので、ユーザーが自分で画面のテンキーをタップして金額を入力。画面を店員に見せ、「支払う」をタップ。
Quest (8)
支払い完了!
「♪ペイペイ」と音が鳴り、支払いが完了。支払い完了画面を店員が確認するお店もある。10%となる152円が還元された。
【ストアスキャンの場合】
Quest (5)
スマホ画面を店員に示す
「支払う」ボタンをタップして表示されたコードを店員に見せる。
Quest (6)
店員がスマホ画面のコードをスキャン
スマホ画面のコードを、店員がレジの読み取り器具で読み取る。
Quest (7)
支払い完了!
「♪ペイペイ」と音が鳴り、支払い完了。こちらも152円相当が還元された。
スマホ決済完了!実際のレシートは?
レシートの表記は店によって異なる。この店はPayPay使用は表記されるが、還元額は表記されていない。
◆解説/福多利夫(フリーライター)