スマホを他人に勝手に使われないようにしたいが、実はさまざまな操作方法がある。まずは、画面上で点を結んだ「パターン」でロックが可能だ。また、「ロックNo.」は使いやすいが安全性は低め。おすすめは「指紋認証」だ。もちろんユニットを搭載したスマホでないと利用できないが、高い安全性が得られる。
疑問と悩み 基本操作編
スマホを他人に勝手に使われないようにしたい
さまざまな個人情報が入っているスマホは、ほかの人に使われたくないもの。そのために大事なのがロック画面だ。スリープモードからの復帰時や、電源オン時に表示されるロック画面には、多様なロック方法が用意されている。選択肢としては、画面ロックを使用しないことも可能なのだが、安全性の面からおすすめできない。
現在利用できるロック方法は、パターンとPIN(ピン)コード(4桁の数字)、パスワード、指紋や顔などの生体認証だ。いずれも使用感やセキュリティの強固さなどに差があるので、好みのものを選ぶといい。ただし、パターンとPINコードは、盗み見された場合に、覚えられやすいのが弱点。以前は、主流だったロック方法だが、できればサブとして使い、メインには指紋認証か顔認証を使いたいところだ。指紋認証は、体質によって認識率の高低があるほか、水仕事をする人には使いづらい面もあるが、まず他人が破ることはできないので安心感は高い。
点を結んだ「パターン」でロックする
画面ロックには複数の方法が用意されている。ここでは線の結び方を設定する「パターン」を選択。
パターンは点を指でなぞって設定する。簡単なパターンだと、のぞき見で覚えられてしまうので注意。
「ロックNo.」は使いやすいが、安全性は低め
ロックNo.(PINコード)は4桁の数字を設定して、入力することで画面ロックを解除するもの。
ATMの暗証番号と同じで使いやすいのだが、手元の動きを見られるだけでも類推されやすいのが難点。
高い安全性を手軽に実現する「指紋認証」
指紋認証ユニットを搭載したスマホでないと利用できないが、高い安全性が得られるため、ぜひ利用したい。
最初の指紋登録時に少し時間がかかるが、丁寧に登録しておけば、認証精度も高くなる。
画面を見るだけでロック解除できる「生体認証」
顔認証と虹彩認証は、画面を見るだけで画面ロックが解除でき、高い安全性を持つのが魅力。
メガネの有無や、メイクの度合いで認識精度に差が出ることもあるので、使用感を試してみよう。
◆解説/篠原義夫(ガジェットライター)