「映画鑑賞」というより、まさに「体感」という言葉がふさわしい。ドルビーアトモスは、壁や天井に多数のスピーカーを設置し、より自然でリアルな音場を作り出すドルビー社の規格。映画館内のどの位置にでも、音を精密に定位あるいは移動させることが可能だから、映画の中にいるかのような感覚になる。
[別記事:今、映画館がおもしろい!→]
巨大スクリーンとリアルな音場。究極の゛映画館体験″を味わえる
■「TCX」は、全国14館のTOHOシネマズで導入されている!
今回は、TCXとドルビーアトモスの組み合わせを紹介する。TCXは、TOHOシネマズ独自のラージスクリーン規格で、キャッチコピーは「実物大のマッコウクジラが入る超巨大スクリーン」。実際に見ても、とても大きい。
ドルビーアトモスは、壁や天井に多数のスピーカーを設置し、より自然でリアルな音場を作り出すドルビー社の規格。映画館内のどの位置にでも、音を精密に定位あるいは移動させることができるので、観客はまるで映画の中にいるかのような感覚になる。ドルビーアトモスは、6年ほど前から家庭用のAVアンプにも採用されているので、ご存じの方も多いだろう。
この二つが合わさると、「映画鑑賞」というより、まさに「体感」という言葉がふさわしい。シートが動いたり風が吹いたりするわけではないが、映像も音も高品質だと、リアリティが高まるわけだ。
実際に体験してみると、さらに別の想いがわいてくる。子供のころに抱いていた「映画館は超大画面!」「大勢のお客さんと一緒に同じ空間で同じ体験!」といった”映画の醍醐味”を思い出させる。
究極の「映画館体験」をしたいなら、この組み合わせがおすすめだ。
TCX&ドルビーアトモスの主要スペック
●スクリーンサイズ/横19.2m×縦8.0m●音響/7.1.4チャンネル●座席数/499●料金/通常の入場料+アトモス追加料金200円(3D作品の場合、3D料金400円が別途必要)〔以上、TOHOシネマズ新宿の場合〕
■幅が約20メートルの大画面
■客席数も新宿で最多クラス
■多数のスピーカーを設置
プレミアラグジュアリーシート
プレミアボックスシート
フロントリクライニングシート
●取材協力/TOHOシネマズ株式会社
●撮影/河野公俊
※この記事は『特選街』2020年3月号に掲載されたものです。
[別記事:今、映画館がおもしろい!→]