【Sonos シンフォニスク】イケアのWi-Fiスピーカーランプをテスト!インテリアに溶け込むデザインで注目

家電・AV

オーディオブランド、Sonos(ソノス)とイケアがともに作ったWi-Fiスピーカー。スピーカーとランプが一体化。「Spotify(スポティファイ)」「Apple Music」「Amazon Music」などのストリーミングサービスを高音質に再生できる。家に複数あっても、アプリで動作を制御できるから拡張性が高いと感じた。

今回のテストアイテムはこちらイケアSonos シンフォニスク テーブルランプ WiFiスピーカー付き

実売価格例:2万4990円

●プロフィール
家具でおなじみのイケアが、オーディオブランド、Sonos(ソノス)とともに作ったWi-Fiスピーカー。スピーカーとランプが一体化していて、各種音楽サービスの曲を高音質に再生でき、またテーブルランプとしても使える。

イケアとSonosが共同開発。存在感のある大きめのランプに、Wi-Fiスピーカーを一体化した。照明と音楽機能は、個別に使用可能。LED電球は別売だ。

SPEC
●使用電球(別売)/LED・E17口金・最大7W●Wi-Fi/IEEE 802.11b/g/n●電源/AC100V●コード長/約1.5m●サイズ/幅216mm×高さ401mm×奥行き216mm●重量/3.28kg

光を柔らかに拡散し、質感も上々

インテリアに溶け込むデザイン

本体は割と大きめで、ランプシェードは手吹きのガラス製のため、持ち上げると重量感もある。照明をつけるとシェードで柔らかに拡散し、質感は上々だ。バッテリーは非搭載なので、完全に据え置き用途である。

シェード部分は手吹きガラスで、個体ごとに仕上がりに個性がある。スピーカー部分はニット素材ふうのカバーで覆われ、柔らかな印象。

音楽は「Spotify(スポティファイ)」「Apple Music」「Amazon Music」など、多彩なストリーミングサービスに対応し、日本ではなじみの薄いサービスまで含めて豊富。スマホアプリで設定や細かい選曲を行うのが基本だ。

基本操作は本体のみで可能

音楽操作はスマホアプリが主となるが、台座部分に音量と再生/停止ボタンがあり、曲送り/戻しも可能。ランプは側面にスイッチがある。

また、AirPlay2にも対応しているので、iOS機器やMacの音楽も簡単に聴けるが、ブルートゥースは搭載していない。

Alexaと連係すれば、音声操作が可能

実際に、「Amazon Music」で曲を流してみると、低域が十分にパワフルで、歯切れがいい。高域の情報量はそれほど多くないものの、聴いていて楽しい傾向だ。広い部屋でも力不足は感じないだろう。

ただ、見た目の印象とは異なり、サウンドには指向性が感じられるので、設置する向きは考慮したい。また、アプリで設定すれば、複数のスピーカーを同時に鳴らしたり、各部屋で別々の曲を聴いたりもできる。ほかのSonosブランド製品との組み合わせも可能だ。

本製品は、単体では音声アシスタントに非対応だが、アプリから連動設定をすると、Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)を使って操作できる(今後、Googleアシスタントにも対応予定)。実際に試してみるとやはり便利なので、できれば本体に内蔵してほしいところだ。なお、照明機能は音声操作ができない。

本シリーズには、ラインアップとして、ブックシェルフ型(実売価格例:1万4990円)も用意される。こちらには、壁掛け金具などが用意されているのも、イケアらしい。

ブックシェルフ型 WiFiスピーカー(Sonosシンフォニクス)

おすすめ度…A

ランプとWi-Fiスピーカーが一体化。低域がパワフルで、音も歯切れがいい

ココが〇

インテリア小物としてもスピーカーとしても満足の行く製品。家庭内に複数あっても、アプリで動作を制御できるので拡張性が高い。

ココが×

LED電球は別売。本製品単体での音声コントロールができない。個人的には照明機能付きで、よりコンパクトな製品の登場にも期待したい。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
解説/大坪知樹(フリーライター)

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