未開封・未使用の家電製品や衣類は基本的に返品可能だが、薬や化粧品、食品などはできないことが多い。購入前に、返品・交換の条件を確認しておくといい。また、便利なネットショッピングだが、購入した商品が発送後に届かない場合、最終的には自分で配送業者に連絡することになる。

購入した商品が思っていたのと違うんだけど……

これは、返品や交換ができる商品とできない商品がある。未開封・未使用の家電製品や衣類は基本的に返品可能だが、薬や化粧品、食品などはできないことが多い。

また、初期不良なのか購入者の都合によるかでも対応が分かれる。購入者都合の場合、返品できても送料を負担することになる。

いずれにせよ、各サイトで細かく返品・交換のルールが決められているので、事前によく確認しておこう。

購入前に、返品・交換の条件を確認しておこう!

Amazon

Amazonは多くの商品が返品可能。マーケットプレイスの商品でも返品は基本的にOKだ。

画像: ● 購入前に、返品・交換の条件を確認しておこう!

日本では返品の条件が厳しく、日数も限られる。Amazonは比較的ゆるいが、それでも海外のAmazonよりは厳しい。

返品条件は厳しい場合が多い

楽天市場

楽天に出店しているある店舗の返品の説明。到着後3日以内で未開封など、条件が厳しい。

画像: ● 返品条件は厳しい場合が多い

購入した商品がなかなか届かない。困った……

一つは、販売業者の問題。まず購入時に必ず、在庫や発送日の目安を確認しよう。

まず日数の目安を確認。最後は配送業者とのやり取りに

Amazon

注文の前に在庫状況を確認することも大事。注文後に在庫状況が変わることもある。その場合は、メールなどで連絡が届く。

画像: ● まず日数の目安を確認。最後は配送業者とのやり取りに

それでも、筆者には次のような経験がある。Amazonで炊飯器を購入。発送の目安は2週間だった。しかし後日、3週間というメールが来て、さらに納期未定の連絡が来たので、結局キャンセルした。やはり、まめに確認することが大切だ。

もう一つが、配送業者の問題だ。発送されたのに届かない場合は、自分で配送業者に連絡して対処することになる。ショップによっては配送業者を選べるので、信頼度の高い業者を選ぶのもおすすめだ。

発送後、届かない場合は、配送業者に連絡しよう

発送後に見つからない場合、最終的には、自分で配送業者に連絡することになる。

画像: ● 発送後、届かない場合は、配送業者に連絡しよう

元々の価格より高い商品が売られているが……

今は、オープン価格が基本なので、売り手が自由に価格を決められる。そして「高くても欲しい」という人がいれば高値で売っていいし、品薄になったら値上げするのも問題ない。

実際、家電の店頭表示価格も前週より上がっていることが少なくない。チケットの高額転売やコロナ禍でマスクの転売が禁止されたのは、例外といえる。

また、古本や骨董品を見ればわかるように、レア物は元値より高いのが普通だ。

価格は需要と供給のバランスで決まる

価格.comでは値動きがグラフなどで表示可能。前週より値上げの場合もある。

画像1: ● 価格は需要と供給のバランスで決まる

発売当時5万7000円だった希少なレンズが、ヤフオク!で28万円の値が付いた。

画像2: ● 価格は需要と供給のバランスで決まる

届いた商品が初期不良品だったり、汚れや傷があったりしたら?

家電やデジタル機器などで初期不良があった場合、大手家電量販店のサイトなら基本的に交換可能だ(到着後の日数に注意)。

ただし、価格.comの上位店などは「購入者がメーカーに連絡」としているところが多い。この場合、メーカーが初期不良と認定すれば、交換される。

新品の初期不良は交換が基本となる

ヤマダウェブコムには「初期不良の場合は交換手配する」と記載がある。

画像1: ● 新品の初期不良は交換が基本となる

なお、中古品は、そもそも汚れや傷があるのが普通なので、買う前に写真や説明書きでよく状態を確認して、納得できたら購入しよう。

オークションに出品されたギター。説明欄に「傷や汚れあり」の記載があった。

画像2: ● 新品の初期不良は交換が基本となる

注文した覚えのない商品が送られてきた……

これは、「送りつけ商法」と呼ばれる詐欺行為の可能性が高い。国民生活センターが注意を呼びかけているが、なかなか減らない。

コロナ禍でマスクを送りつける例も見られた。家族が注文した可能性がある場合は、まず受け取りを保留にして、確認が取れたら再配達してもらおう。

「送りつけ商法」の場合、受け取り拒否を!

マスクの送りつけなど、国民生活センターでも注意喚起している。

画像1: ● 「送りつけ商法」の場合、受け取り拒否を!

もし、不明な商品をうっかり受け取ってしまっても、そのまま14日が経過すれば自由に処分できる。絶対に不当な請求に応じてはいけない。

代金を払うと取り戻すのは困難。家族などが注文したと確認できたら再配達を。

画像2: ● 「送りつけ商法」の場合、受け取り拒否を!

スマートスピーカーうっかり注文してしまった!

アメリカでは実際に、ある少女が欲しいプレゼントを口にしたら、Amazonスマートスピーカーから自動的に注文されてしまった例がある。

誤注文しないように設定しよう。返品も可能

「Alexaで購入した非デジタル商品は無料返品の対象」と明記されている。

画像1: ● 誤注文しないように設定しよう。返品も可能

しかし今は、音声の分析で誤注文を減らす対策が取られているほか、音声認識AIのAlexaから注文された商品はキャンセル可能と明記されるようになった。

さらに、注文確定前に4桁の確認コードを音声入力する設定にしておくと、誤注文を防止することもできる。

誤注文を減らすため、4桁の確認コードを入力する設定にすることもできる。

画像2: ● 誤注文しないように設定しよう。返品も可能

置き配で届いた荷物が盗難されてしまわないか心配だ……

配送業者と対面することなく、玄関前などに荷物を置いてもらう「置き配」。積極的なのがAmazonで、30都道府県で置き配が標準となっている。

そして、紛失や盗難が確認されると、基本的には同じ商品を再配達、同じものがないと返金になる。

Amazonは盗難されると再配達か返金に

Amazonは、注文時に設定変更しないと、自動的に置き配になる商品がある。

画像: ● Amazonは盗難されると再配達か返金に

しかし、すべての通販業者や配送業者がこうした対応をするわけではない。置き配専用バッグや、個人宅向け宅配ボックスの設置など、受け取る側の対応も必要だろう。

玄関前に設置できる宅配ボックスが便利

パナソニック・コンボライトのような宅配ボックスの設置も有効。

画像: パナソニック・コンボライト

パナソニック・コンボライト

「アカウントが無効になった」というメールが来たんだけど……

こうしたメールは筆者のところにも来るが、ほぼ確実に詐欺メールだ。本文中のリンクや画像をクリック(タップ)すると偽サイトに誘導されて、そこに個人情報やカード番号を入力すると犯人に盗まれて悪用される。

詐欺メールが巧妙化しているので、注意!

アカウントの更新を促す偽メールの例。リンクや画像をタップしてはいけない。

画像1: ● 詐欺メールが巧妙化しているので、注意!

基本的に無視していいが、もしも「本当かも」と思ったら、正規のトップ画面からアクセスし、管理画面を開いて確認しよう。何か問題があったら、販売業者のサポート窓口に連絡すればいい。

Amazonのカスタマーサービス欄に不審なメールを受信した際の対処法が掲載。

画像2: ● 詐欺メールが巧妙化しているので、注意!

配達業者が外国だったので、期日までに届くか心配……

海外発送の場合、早くて1週間、場合により1ヵ月かかるのが普通で、船便だと数ヵ月かかることもある。今は、コロナ禍の影響で世界的に物流が乱れているし、海外では運送業者のストライキなどで遅れることもある。

注文する前に、配送期間の目安とトラブル発生時の対処法を確認しておこう。もし遅れた場合でも、最近は追跡サービスが利用できることが多い。止まっているようなら、販売業者に連絡してみよう。

遅れや紛失を見越した買い物をしよう

Amazonでは同じ商品でも海外発送の場合があり、1ヵ月以上かかることもある。

画像1: ● 遅れや紛失を見越した買い物をしよう

BUYMAというサイトでは、商品が届かない場合は、「決済の保留」をすすめている。

画像2: ● 遅れや紛失を見越した買い物をしよう

お試しで買ったつもりが「定期購入」になっている!

初回半額などの広告を見て一回だけのつもりで注文したところ、自動的に定期購入になっていたという事例はよくあること。特に、健康食品(サプリ)や化粧品に多い。完全に違法とはいえないものの、利用者を勘違いさせるグレーな商法として問題視され、表示を明確化するように法改正も行われている。Amazonの「定期おトク便」のように割引されるサービスもあるが、「お試し」では注意書きをしっかり確認しよう。

こうしたトラブルは多い。十分な注意が必要

国民生活センターでは再三注意を喚起しているが、トラブルは減っていない。

画像1: ● こうしたトラブルは多い。十分な注意が必要

Amazonの「定期おトク便」なら、キャンセル可能なことが明記されている。

画像2: ● こうしたトラブルは多い。十分な注意が必要

検索した単語に関連する商品が提案されるのを止めたい

Amazonの購入履歴や閲覧した商品は、それぞれ管理ページで記録を削除すればいい。ほかの通販サイトでも設定を確認しておこう。

広告を止めるのは難しいが、対策は可能

Amazon
「閲覧した商品」を消すには、管理画面を開き、「表示から削除」を選ぶ。

画像1: ● 広告を止めるのは難しいが、対策は可能

iPhone
「設定」→「プライバシー」→「広告」で「追跡型広告を制限」をオンに。

画像2: ● 広告を止めるのは難しいが、対策は可能

問題は、Google検索や閲覧したサイトに関連する広告が出る場合。クッキーの削除といった方法もあるが、これを行うと各サイトへの再ログインが必要になるなど不便な面が多い。

完全なブロックは難しいが、パソコンならブラウザーの設定(Chromeなら「広告設定」)を変更しよう。

※価格は記事作成時のものです。

◆解説/下島朗(エントラータ)

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