「ミズシオン」を実際に使ってみた。照度は2000ルクスあり、想像以上の明るさだ。白色のきれいな光で、スタイリッシュな本体デザインにもマッチ。オン/オフスイッチもあるから、使い勝手も問題なし。防災アイテムとしてだけでなく、アウトドアレジャーにもおすすめのLEDランタンだ。
防災関連アイテムは、今や多くの国民に必須のものとなっている。この連載では、備えておきたい注目の防災用品や飲料・食料などを取り上げていく。
備えておきたい!防災アイテム最前線
マクセル ミズシオン
実売価格例:2570円
塩と水を入れるだけで発電し、明るく点灯するLEDランタン
この「ミズシオン」は、防災アイテムの新たな定番になるかもしれないユニークなLEDランタンです。
最大の特徴は、塩と水を入れるだけで発電し、点灯すること。一般的な懐中電灯やランタンは、長期間保管しておくと、電池の不具合などで使えなくなるケースもありますが、身近にある食塩と水のみで利用できるミズシオンなら、そんな心配がありません。
SPEC
●照度/約2000ルクス(0m地点)、約10ルクス(1m地点)●連続使用時間/約80時間●サイズ/幅95mm×高さ215mm×奥行き95mm●重量/約350g
発電は、本体に組み込まれたパワーバー(マグネシウム合金)が陰極、空気が陽極、塩水が電解液の役割を受け持って行われます。
パワーバー1本で約80時間の連続発電が可能なので(塩水は約30時間ごとに交換が必要)、被災時の実用性という点でも文句なしといえるでしょう。
パワーバーを交換すれば継続的に使えるので、予備(実売価格例:1078円)を用意しておけば、非常事態が長引いても対応できます。
パワーバーを取り替えればさらに使える
発電用パワーバーの交換も、簡単に行えます。
実際に使ってみましたが、照度は2000ルクスあり、想像以上の明るさでした。白色のきれいな光で、スタイリッシュな本体デザインにもマッチしています。オン/オフスイッチも備えていますから、使い勝手も問題なし。アウトドアレジャーにもおすすめです。
防災ひとくちメモ
懐中電灯などの防災用品には蓄光テープを貼っておこう!
懐中電灯やヘルメットなどの防災用品は、すぐに持ち出せる場所に用意しておくのが基本ですが、できれば蓄光テープも貼っておきましょう。そうすれば、夜間の停電などで周囲が暗い中でも、迷わず確実に取り出して、利用することができます。
また、家の階段の各段のほか、ドアの枠やノブにも蓄光テープを貼っておくと、転倒などのリスクを減らせます。
■解説者のプロフィール
国崎信江(くにざき のぶえ)
危機管理教育研究所代表。生活者の視点で防災・防犯対策などを提唱。地震調査研究推進本部政策委員会など多くの国や自治体の防災関連の委員を務める。
※価格は記事作成当時のものです。
■「ミズシオン」についてのお問い合わせ
マクセル 0570-783-137(ナビダイヤル)