8月25日に正式発表された2025年に開催予定の大阪万博(2025年日本国際博覧会)のロゴマークが、強烈なインパクトを放つデザインで話題となっています。発表直後は「気持ち悪い」「グロテスク」などの声が目立ちましたが、徐々に「段々可愛く見えてきた」「愛着が湧いてきた」など好意的なコメントも増えています。詳細な選考プロセスは非公開ですが、募集した一般意見等も参考にしながら、最終選考委員会が決定しました。
「大阪万博」のロゴマークが決定
個性的!?細胞たちの「いのちの輝き」を表現したロゴが話題に
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の最終選考委員会によって選ばれた最優秀作品は、大阪府在住のアートディレクター/グラフィックデザイナー、シマダ・タモツさん(TEAM INARI)のロゴ。
「CELL(細胞)」を表す大小の赤い丸が円形に繋がり、ところどころに目玉があしらわれているデザインです。
大阪万博のテーマである“いのち輝く未来社会のデザイン”を表現したこのロゴは、昨年11〜12月に万博協会が公募した5,894作品の中から、一般意見6,572件も参考に選ばれました。
最初は「気持ち悪い」と酷評する声が目立ったロゴマークですが、味わい深い見た目に魅了される人が急増。ネット上ではロゴマークを模したパン、クッキー、パンケーキ、刺繍、編みぐるみ、ビーズブレスレット、イラスト、AR映像などが次々と拡散され、早速「いのちの輝きくん」の愛称で親しまれています。
選考委員に漫画家の荒木飛呂彦氏「ジョジョっぽい」と好評
ロゴマーク選考委員として選考に携わったのは、座長の安藤忠雄氏(建築家)をはじめ、荒木飛呂彦氏(漫画家)、河瀬直美(映画監督)、澤穂希(元サッカー日本女子代表)ら11名。
ネットユーザーが特に注目したのは、絶大な人気を誇る漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者である荒木氏が選考委員として参加していたことです。Twitterでは「そういえばジョジョっぽい」など、ジョジョ好きの方々にもかなり好評です。
吉村知事とムックもTwitterで言及「わたくしかな」
ロゴマークが発表された25日、吉村洋文知事は公式Twitterでデザインを絶賛。
この吉村知事のツイートに対して、「グロかわいい」「ユニークで太陽の塔的」「不気味さがまたよい」など賛同のコメントが多数寄せられました。
フジテレビ系の子ども向け番組『ポンキッキーズ』のキャラクター・ムックも、発表当日深夜に公式Twitterで「わわわ!このロゴを見た時に『あれっ?わたくしかな?』かと思いました!」と見た目が似ていることに触れました。
コロナ禍で暗いニュースが目立つ中、久しぶりに明るい話題で盛り上がった日本。2025年には、新型コロナウイルスが落ち着いていることを祈るばかりです。
◆平本良太
クレジットカードやキャッシュレス決済の最新情報に明るいWebライター。ファッションやグルメを中心にトレンド記事も手がける。