【プロバイダーの選び方】料金・通信速度・サービスに不満があるなら乗り換えよう!

知識

プロバイダーとは、NTTなどが提供する光回線をインターネットにつなぐ接続事業者のこと。契約しているプロバイダーに不満を抱いている場合は、他社への乗り替えも検討しよう。ここでは、主要なプロバイダーの系列(経営母体)と特徴を解説する。また、メアドが残せる各社のコースなども知っておくといい。

速度は? 料金は? サービスは?

プロバイダーを乗り替えるといいことがある? 何が変わる?

プロバイダーとは、NTTなどが提供する光回線をインターネットにつなぐ接続事業者のこと。契約しているプロバイダーに不満を抱いている場合は、他社への乗り替えも検討しよう。

プロバイダーの乗り替えで期待できる効果にはいくつかあるが、やはり通信速度は気になるポイント。回線自体が同じであれば、プロバイダーを替えても速度は変わらないとされている。

しかし、「バックボーン」と呼ばれる基幹回線の帯域は事業者ごとに異なる。バックボーン帯域にゆとりがあるプロバイダーでは、混雑時間帯でも速度が落ちにくく、安定した通信が可能だ。

最近では、「IPoE」と呼ばれる高速かつ安定した次世代通信方式も登場。速度にこだわるなら、これらの条件を満たすプロバイダーを選んだほうがいい。

料金面で不満がある場合は、月額基本料の安さに加え、割引制度が充実しているプロバイダーを選ぶといいだろう。特に、契約を光コラボにすると、スマホなどとのセット割引が手厚くなる傾向にある。

プロバイダー乗り替えの目的と選び方

通信速度の安定
バックボーンが強い、IPoEに対応するプロバイダー

費用を安くする
月額基本料が安く、割引制度が充実しているプロバイダー

サービス面の手厚さ
オプションの豊富さやサポート体制に定評のあるプロバイダー

プロバイダーによって、意外と差があるのがサービス面。便利なオプションの種類や、顧客サポートがしっかりしたところを選びたい。もちろん、企業としての信頼性も大きなポイント。やはり大手の系列のほうが、通信設備やサービスの拡充にも期待ができる。

主要なプロバイダーの系列(経営母体)と特徴

プロバイダー 系列 特徴
OCN NTT 国内最大級のプロバイダーで、強靭なバック
ボーンが強み。有料のプレミアムサポートも
用意されている。
So-net ソニー 「So-net光プラス」では、プレイステーション
関連の特典もあり。自社の光回線「NURO光」
にも対応する。
Yahoo!BB ソフトバンク スマホとのセット割、PayPayなどと連係した
オプションサービスが充実。主流は光コラボ
の「SoftBank光」。
BIGLOBE KDDI フレッツ光に加え、数多くの回線に対応。光
コラボの「ビッグローブ光」ではキャッシュ
バックが手厚い。
ぷらら NTTドコモ 光コラボの「ぷらら光」「ドコモ光」が主流。
契約時の特典が手厚く、dポイントのプレゼン
ト企画もある。

プロバイダーを選びやすい回線事業者は?

フレッツは選択肢豊富、auはまずまず、NUROはSo︱net一択になる

契約先の光回線事業者によって、選べるプロバイダーは異なる。

フレッツ光の場合は、選択できるプロバイダーの種類が豊富。OCN、BIGLOBE(ビッグローブ)などの有名どころはもちろん、地域密着系の小規模なプロバイダーまで幅広い。

auひかりの場合は、自社の「au one net(エーユーワンネット)」に加え、「@nifty(アットニフィティ)」「ASAHI(アサヒ)ネット」「BIGLOBE」など大手のプロバイダーからも選択可能だ。

一方、NURO光、eo光などは回線事業者自らがプロバイダーとなっているので、ほかは選べない。また、光コラボの場合も、基本的には事業者自身がプロバイダーになる。ただし、「ドコモ光」は例外で、多くのプロバイダーから選ぶことが可能だ。

主な光回線と対応プロバイダーの例

タイプ 光回線
サービス
プロバイダー
光回線
(光コラボ含む)
フレッツ光 OCN
Yahoo!BB
So-net
BIGLOBE
ぷらら
@nifty
GMOとくとくBB
DTI
ASAHIネット
auひかり So-net
GMOとくとくBB
BIGLOBE
au one net
@nifty
ASAHIネット
DTI
光回線
(プロバイダー
一体型)
NURO光 So-net
eo光 eo光
BBIQ BBIQ
スマホ
キャリア系
光コラボ
ドコモ光 @nifty
ぷらら
DTI
BIGLOBE
OCN
など
ソフトバンク光 ソフトバンク光
※各光回線に対応するプロバイダーは、表に掲載以外にもあり。

月額数百円程度で継続利用可能!

プロバイダーを乗り替えたいけど、メールアドレスを変えたくない!

プロバイダーから付与されたメールアドレスは、解約すると当然使えなくなる。しかし、自営業者やフリーランスなど、仕事用のアドレスとして使っている場合、変更で支障が出ることも多い。

また、ショッピングサイト、SNSなど、会員登録用のアドレスとして使っている場合は、各サイトで変更手続きが必要だ。煩雑さなどを考えると、メールアドレスだけは残したいという人も多いだろう。

実は、主要プロバイダーの多くでは、月額数百円程度でメールアドレスだけを残せるコースがある。これらのコースに契約を変更すれば、ほかのプロバイダーへ乗り替えたあとも、同じアドレスを使い続けることが可能だ。気になる人はぜひ検討してみよう。

メアドが残せる各社のコースの例

プロバイダー コース名 月額料金
So-net モバイルコース 220円
OCN バリュープラン 275円
BIGLOBE ベーシック 220円
TikiTiki メールアドレスコース 385円
@nifty @nifty基本料金 275円
ぷらら ぷらコミ0 220円
au one net メール専用コース 550円
Toppa! メールプラン 385円
DTI Ubicプラン 220円
ASAHIネット 電話料込みコース
【K1プラン】
330円
BB.excite BB.exciteメール 418円
ODN メールコース 220円
@TCOM メールコース 330円
hi-ho ちょこっとコース 220円
WAKWAK WAKWAK メール専用
コース
220円
シナプス シナプス・シンプル 308円

※価格は記事作成時のものです。

■解説/宮下由多加(ITライター)

スポンサーリンク
知識
シェアする
特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット