カメラで撮影したものは、パソコンに取り込んで編集し、投稿してみよう。ここでは、パソコンでの動画編集として便利な「フォト」アプリ(Windows標準搭載)を解説する。初心者向けのアプリだから、この機会に知っておくといい。
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デジカメなどの動画は、まずパソコンに取り込む
デジカメやビデオカメラで撮影した動画は、パソコンに取り込めばブラウザーで投稿できる。接続には、Wi-Fi機能があれば楽に取り込めるが、ない場合はUSBケーブルをつないで取り込もう。
SDカードを使うこともできる。もし、パソコンにスロットがない場合はSDカードリーダーを購入すれば対応可能だ。
●一眼カメラの動画を取り込む
編集はWindows標準の「フォト」アプリが初心者向け
パソコンでの動画編集には、アドビの「Premiere」やサイバーリンクの「Power Director」などがよく使われるが、価格が高いし、機能が多すぎて使いこなすのが難しい。また、YouTube上ではごく簡単な編集しかできない。
そこで、Windowsに標準搭載の「フォト」アプリを推奨しよう。本来は写真編集用だが、動画のトリミングや文字入れ、動画のつなぎ合わせが簡単にできるビデオエディター機能が搭載されている。お金をかけずに手早く投稿したい人にはおすすめだ。
●Windowsの「フォト」アプリで動画編集
「ビデオエディター」を使って不要なシーンを削除する
まず、Windowsのスタートボタンから「ビデオエディター」を選択して、起動させる。そして、編集したい動画をストーリーボードにドラッグし、ここで編集作業を行う。
●ビデオエティター機能を起動させる
複数の動画を追加すれば、ストーリーボード上でつなぎ合わせることも可能だ。
動画のカットは「トリミング」を使うが、動画の途中をカットしたい場合は、「追加」ボタンから同じ動画を追加してトリミングを繰り返せばいい。
編集が終わったら右上の「ビデオの完了」をクリックし、「高画質」にしてエクスポートする。
●トリミングして高画質で保存する
文字入れや色みを付けるのも可能。動く画像も入れられる
ビデオエディターで「タイトルカードの追加」をクリックすると、最初に表示するタイトル入りの画面が作れる。文字色は変更できないが、背景色は変更可能だ。
動画に色みを付けたいときはフィルターを使おう。明るくしたり、モノクロにしたりできる。例えば、回想シーンだけをモノクロにするといった演出も可能だ。
●文字入れや背景の変更も簡単にできる
また、「3D効果」では、動く恐竜や笑顔の画像などを入れられる。なお、編集画面右上の「BGM」をクリックすれば音楽を入れられるが、著作権のあるものは勝手に使えないので注意しよう。
●多彩なフィルターを利用できる
投稿できるファイル形式やサイズを確認
投稿可能なファイル形式とファイルサイズは、ヘルプページで確認しておこう。特にデジカメの動画や特殊な動画編集ソフトの場合はファイル形式に注意だ。
動画ファイルの形式やサイズは、Windowsのエクスプローラーで確認できる。
●投稿可能なファイル形式などを確認する
公開範囲を設定し、アップロードする
ブラウザーでYouTubeにアクセスし、右上の「ビデオ」のボタンから動画ファイルをアップロードする。
公開設定は、まずは「非公開」にし、内容を確認してから「公開」にすればミスを防げる。日時を指定する「予約投稿」も可能だ。
●動画の詳細を設定して投稿する
公開後も、タイトルやデータなどを修正できる
公開した動画は、タイトルやサムネールなどを変更可能。「公開」から「非公開」への変更もできる。
動画の編集と管理には「YouTube Studio」を使うが、YouTubeの画面右上にあるアカウントアイコンから選択すれば、双方を行き来できる。
●YouTube Studioで修正する
公開した動画は、いつでも削除できる
期間限定で公開した動画や間違えて公開した動画は、削除できる。完全に削除されるので、ファイルが必要なら、ダウンロードしておくこと。
動画の「オプション」ボタンをクリックして「ダウンロード」をクリックするか、削除するときの画面でダウンロード可能だ。
●不要な動画は簡単に削除できる
アップロードした動画は、YouTube上で編集可能
投稿後の動画編集は、前ページで説明したYouTube Studioを使う。例えば、音楽を挿入したり、不要な物をぼかしたりといったことも簡単だ。
音楽を選ぶときは、再生ボタンで試聴してから決めよう。また、ぼかしについては、人物の顔は自動判別してくれるし、車なども、自動で追いかけてぼかしてくれる。
なお、YouTubeが用意している音楽は著作権フリーなので、YouTube Studio画面左下の「オーディオライブラリ」で音楽をダウンロードし、動画編集アプリで入れるのもいい。
●ブラウザー上でさまざまな編集ができる
■解説/桑名由美(ITライター)
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