パナソニック「DC-S5」を実際に使ってみた。LUMIX S1シリーズよりも小型・軽量化されたボディに、撮影機能を凝縮。AF追従精度が向上した「リアルタイム認識AF」や、強力な手ブレ補正システムなど、快適な撮影をサポートしてくれる。これまでのS1系モデルのサイズ・重量に抵抗を感じていた人におすすめだ。

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パナソニック「DC-S5」

実売価格例:27万5000円(ボディ)

●プロフィール
同社、LUMIX(ルミックス)S1シリーズよりも小型・軽量化されたボディに、撮影機能を凝縮。AF追従精度が向上した「リアルタイム認識AF」や、強力な手ブレ補正システムなど、快適な撮影をサポートする機能を搭載する。

SPEC
●撮像素子/フルサイズCMOS(約35.6㎜×23.8㎜)●有効画素数/約2420万●レンズマウント/Lマウント●記録画素数/最大6000ドット×4000ドット●ファインダー/0.39型(約236万ドット)、倍率:約0.74倍、視野率:約100%●ISO感度/100〜5万1200、拡張下限50、上限20万4800●連続撮影速度/最高約7コマ/秒●液晶モニター/3.0型(約184万ドット)●記録媒体/SD/SDHC/SDXC(UHS-II、UHS-I対応)●電源/専用リチウムイオン●サイズ/幅132.6㎜×高さ97.1㎜×奥行き81.9㎜●重量/714g

小型・軽量化されたが、ボディ剛性は高い

S1系モデルよりも小型・軽量化されたマグネシウム合金フレーム採用のボディだが、手にすると剛性の高さを感じる。また、グリップの大きさや形状も適切で、手にフィットする。ただ、AFエリア移動などに使用するジョイスティックが小さいせいか、上下左右の操作中に中央を押してしまい、操作が中断するケースもあった。

◾️3.0型バリアングル式モニターを採用

画像: 3.0型モニターは、自分撮りも可能なバリアングル式。モニターを引き出しやすくするために、枠部に指掛かりなどがあるといいのだが。

3.0型モニターは、自分撮りも可能なバリアングル式。モニターを引き出しやすくするために、枠部に指掛かりなどがあるといいのだが。

5軸方式のボディ内手ブレ補正は、5.0段分の手ブレ補正効果が期待できるもの。低速シャッターによる手持ち撮影でも、その効果が実感できた。さらに、手ブレ補正を搭載するSシリーズレンズを使えば、ボディとレンズを連動させる「Dual I.S.2」で、最大6.5段の高い補正効果を得ることができる。

◾️低速シャッターでも手ブレ補正の効果大

画像: 低速シャッター特有の水流描写が印象的。補正効果5.0段のボディ内手ブレ補正により、低速1/2秒の手持ち撮影でもシャープに写せた。

低速シャッター特有の水流描写が印象的。補正効果5.0段のボディ内手ブレ補正により、低速1/2秒の手持ち撮影でもシャープに写せた。

AFコンティニュアス時の連写速度に不満

「デュアルネイティブISOテクノロジー」搭載の有効2420万画素フルサイズCMOSセンサーと、最新世代の「ヴィーナスエンジン」。この組み合わせにより、高感度時のノイズが抑制され、高精細で自然な質感描写が得られる。実写結果でも、最高感度のISO5万1200でも予想以上に低ノイズで、細部描写もしっかり。また、低感度から超高感度まで、階調や色再現が安定していた。

だが、高速連写の速度は、AF追従時(AFコンティニュアス)で約5コマ/秒と不満。また、「RAW+JPEG」時の連続撮影可能枚数も、20枚台と少なめである。

ただし、AI技術を応用したリアルタイム認識AFは、新たに頭部認識が可能になるなど、AF機能はより進化。高速連写や大量枚数の撮影を必要としない人物撮影では、快適で良好なピント精度が得られるだろう。

これまでのS1系モデルのサイズ・重量に抵抗を感じていた人におすすめしたい。

おすすめ度…A

ボディとレンズが連動した高い手ブレ補正効果を実現。高感度の描写も良好

ココが〇
高品位で剛性の高いマグネシウム合金製の小型・軽量ボディ。デュアルネイティブISOテクノロジーによる低ノイズなど高画質を実現。

ココが✖️
AF追従の高速連写が約5コマ/秒と遅めで、連続撮影可能枚数も少ない。ジョイスティックが小さいため、少し使いづらい。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
解説/吉森信哉(フォトグラファー)

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