ずっと納得いっていなかった耳掃除!マイクロファイバーで拭う耳かき「ののじ UTTORI」を投入してみた結果

レビュー

耳かき、耳掃除は好きですか? 筆者は子どもの頃から大好きです。そして耳かきに使う道具はとても重要ですよね。筆者もさまざまなアイテムを試しているのですが、完全に納得できた物はありません。そこでマイクロファイバーでぬぐう耳かき「ののじ UTTORI」を試してみました。その結果は?

「ののじ UTTORI」~個人差もあるだろうが納得はできない

重要なのは、実用性か? それとも気持ちよさなのか?

ののじのマイクロファイバー製拭う耳かき「UTTORI」のパッケージの裏面。交換用マイクロファイバー「ぬぐい面棒」がケースに入っているのがわかります

耳かき、耳掃除は好きですか? 嫌いという話はあまり聞きません。多くの方が好きなのでしょう。筆者は子どもの頃から、耳かきをしてもらうのが大好きです。幼いときは母に膝枕されて、適齢期になってからは彼女、結婚してからは妻に耳かきをしてもらってきたわけですが、とても気持ちはいいのですが、劇的に汚れの落ちた感はないのです。

 

そのせいか、海外や都会などに行くと、専門家による耳かきの施術を受けるのも大好きです。これはだいたい気持ちもよくて、終了後のキレイになった感も高く、さすがプロの施術と思えることが多いのです。

 

とはいえ、筆者は耳がかゆいなと思う度に、毎回プロの施術を受けられるような身分でもありませんし、最近は子育てに忙しい妻は筆者が思う頻度で耳かきをしてくれたりはしません。そこで、あまり好きではないのですが、自分で自分の耳かきを行うわけです。

「UTTORI」のパッケージに入っていた内容物。ホルダー、スペアキャップ、ケースに入った「ぬぐい面棒」10本です

当然、ガジェットオタクの筆者は、自分のテクニックを磨く前から、さまざまなアイテムに手を出してきました。綿棒に黒い綿棒、ウエットタイプ、竹製の耳かきはもちろん、金属製、プラスチック製、金属のスパイラルタイプやスクリュータイプなど、それぞれのアイテムがさほど高くもないので、長い年月で、さまざまなアイテムを試してきました。

 

しかし、圧倒的な気持ちよさと、耳かき後の完全にキレイになった感を両立してくれるアイテムはみつけられていません。ちなみに筆者は日本人では2割以下といわれる耳垢がベトベトの湿性耳垢タイプです。そんな筆者が先日インターネットでみつけたのが、ののじのマイクロファイバー製拭う耳かきレーベン「ののじ UTTORI」(税込1,430円・発売中)です。名称だけも気になるではないですか。

 

1,430円と絶妙な価格設定

超極細繊維マイクロファイバーで拭い取るという発想

意図的にそうしているのでしょうが、完全に筆記用具サイズなので、初めて手にしてもしっくりと馴染みます。持ちやすいサイズです

耳かきガジェットが好きということもあるのですが、綿棒のように単純に汚れを拭うわけでもなく、一般的な耳かきのようにかき出すのでもなく、マイクロファイバー製の先端で耳介(じかい)と外耳道の汚れを拭い取ろうという「UTTORI」。どのくらい拭い取れるのかが気になるところです。

 

また、実勢価格は1,430円、ホルダーにマイクロファイバー製の「ぬぐい面棒」が10本付属しています。なお、耳かきの際に使用する「ぬぐい面棒」は使用ごとの交換が推奨されており、複数回の使用については、十分な注意のうえで自己責任で使用するように明記されています。基本的に使い捨てといえるでしょう。

「UTTORI」に付属するケース入りの交換用マイクロファイバー「ぬぐい面棒」。基本的に使い捨てなので、最初から多めに付属するのはうれしいところです

そのため、ののじ「UTTORI 交換用ぬぐい面棒」が用意されています。24本入りで実勢価格は税込1,793円。こちらには「ぬぐい面棒」用のホルダーは付属しません。1本あたりの価格は約75円です。

 

なお、ホルダーのカラーバリエーションは4色で、オレンジとグリーンの「カボチャ」、「エメラルド&ルビー」「アップルグリーン」「コーラルピンク」がラインアップされています。このあたりは好みで選択して問題ないでしょう。

 

「UTTORI」のホルダーに「ぬぐい面棒」を装着して使用するのですが、グリップスリーブ部分をスライドするだけで簡単に「ぬぐい面棒」を固定できる仕組みで、ホルダーの内部に「ぬぐい面棒」を2本収納できる構造になっています。おかげで持ち歩きにも便利です。

 

「UTTORI」のマイクロファイバーで実際に外耳道を拭ってみた

取れたというよりは、すっかり取り出された感がすごいが……

ホルダーに「ぬぐい面棒」を装着したところ。装着は非常に簡単。装着すると全体の長さは約16cmになります。全体の重さは約11gです

手元に到着した「UTTORI」を開封して手にとってみると、ホルダー部分の大きさは、長さが約13cm、最大径が1.5cm、重さは約10g、先端に「ぬぐい面棒」を装着しても約16cmなので、グリップ太めのボールペンサイズです。実際に筆箱に入れて持ち歩いても違和感はなさそうです。持ち慣れたサイズ感なのでしっくりきます。

 

気になるのは、耳かき時に気持ちがよくて、高いキレイになった感が得られるのか? なので、長さ約5cm、幅5mm程度の弾力性のある芯材をマイクロファイバーでくるんだ「ぬぐい面棒」をホルダーの先端に取り付けて、恐る恐る耳の中(外耳道)に入れていきます。

 

そして、外耳道の壁をなぞるように拭います。筆者が自分でやっているせいか、筆者にとっては結構刺激が強めでゴリゴリと拭き取られていく感触。彼女や妻に竹製の耳かきでやわらかなタッチでやってもらうのとはかなり異なります。

「UTTORI」のキモともいえる弾力性のある芯材をマイクロファイバーで包んだ「ぬぐい面棒」。思う以上の吸着力で耳垢を拭い去っていきます

 

ただし、外耳道の壁から汚れが拭い取られている感はものすごいのです。なにかいままで、キレイに拭い去ったり、かき出したりできなかった汚れが、ゴリゴリと抜き取られていく感じがすごい。なんか、汚れが取れたというよりも、汚れが取り去られてしまった感じがするレベルです。ちょっと怖い。

 

実際に使用した「ぬぐい面棒」にも、汚れや汚れに含まれていたと思われる水分などがかなり付着しているので、かなりがっちりと汚れが取れていることも間違いないでしょう。また、筆者は耳の中(外耳道内)の耳垢は湿っているのですが、耳介のシワや隙間の汚れは乾燥しています。これらの乾燥した汚れも「UTTORI」を使うとごっそり取れます。

 

結論からいうのであれば、筆者個人は「UTTORI」を使うとうっとりするくらい耳の汚れがごっそりと取れます。ただし、うっとりするほどは気持ちはよくないのです。外耳道の壁をソフトなタッチで刺激して気持ちよくなるための耳かきというよりは、ちょっと驚くくらいごっそりと汚れを拭き取るための耳かきが「UTTORI」という印象です。

ホルダー本体の内部にスペアの「ぬぐい面棒」を2本収納できる構造になっています。おかげで持ち歩きにも便利です

 

これにどのくらいごっそり感があるかというと、筆者の耳は普通に耳かきをして、その直後から、普通ベトつき感があるのですが、「UTTORI」で汚れをごっそりと拭き取ると、そのベトつき感すら数日はなくなるレベルです。ちょっと気持ちがよくなるくらいのレベルで、耳垢を取り除きたいと思っている方なら、当然個人差はあると思いますが、ぜひ1度試してほしい耳かきに「UTTORI」は仕上がっていると感じました。

 

ただし、筆者は、他の人にしてもらう、うっとりするほど気持ちのよい耳かきガジェットは、また別途探し続けようと思っています。もしかすると、それはゴダイゴの歌う「ガンダーラ」のように”みんな行きたがるけれど、遙かな世界”なのかもしれませんが。

 

※最後の一文は歌詞につき著作権上、変えております

公式サイト

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

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