【VirusTotal(ウイルストータル)とは】Googleが提供する診断サービス 怪しいサイトやファイルは徹底的に検査

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セキュリティソフトは複数を使えれば理想的。だが、いざパソコンに複数のソフトを入れると、機能などが干渉して不具合を起こしてしまう。おすすめはGoogleの「VirusTotal(ウイルストータル)」だ。指定したファイルやサイトを数十個のセキュリティソフトのデータベースで一斉診断できるのが特徴。

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マルウェアやフィッシングをあぶり出す!

コンピューターウイルスの感染ルートとして典型的なのが、メールやウェブ閲覧などがきっかけとなるケースだ。サイトやメール経由で入手したファイルにウイルスが潜んでいたり、怪しげなサイトを閲覧して感染したりするケースも少なくない。

感染を防止する対策としては、セキュリティソフトをパソコンに入れておくのが基本となるが、新しいウイルスや悪質サイトは日々生まれている。そのため、一つの対策ソフトだけでは対応が追いつかないのが実情だ。

例えば、あるファイルをセキュリティソフトでスキャンしたら安全だと判定されたのに、別のセキュリティソフトでスキャンしてみると、実はウイルスだったと判明することもある。

このように複数のセキュリティソフトを使えれば理想的だが、いざパソコンに複数のソフトを入れると、機能などが干渉して不具合を起こしてしまう。そこでおすすめしたいのが、Googleが提供している「VirusTotal(ウイルストータル)」というサービス。指定したファイルやサイトを数十個のセキュリティソフトのデータベースで一斉診断できるのが特徴だ。

「VirusTotal」でサイトの安全性を調べる

怪しいサイトを調べたい場合は、リンクなどをコピーし、URL欄に貼り付けて右にある検索アイコンをクリックする。

例えば、サイトの安全性を調べたい場合は、URLを入力して診断するだけで結果を一覧表示。危険性のある場合は、赤いマークで示してくれる。

対応するセキュリティツールのデータベースと照合され、フィッシングやマルウェアのサイトだった場合は、赤い文字で結果と検知したツールの数が表示される。

また、ファイルの安全性を調べたい場合はファイルをアップロードして診断を行える。

ファイルを調べる場合はアップロード

ファイルにウイルスが含まれていないか調べる場合は、「FILE」タブで「Choose file」をクリックしてファイルをアップロード。

ただし、VirusTotalの有料会員になると、ほかのユーザーがアップロードしたファイルを参照用にダウンロードできるので、個人情報などが含まれる秘匿性の高いファイルはアップロードしないほうが賢明だ。

あくまでも怪しげなサイトから入手したり、不審なメールに添付されたファイルを調べる目的に限定して使おう。

ファイルの分析が行われ、このように結果が一覧表示される。ウイルスがなかった場合は、分析結果の欄に「Undetected」と表示される。

解説/宮下由多加(ITライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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