最近、市販のダイエットおやつが増えていますよね。「こんにゃくチップス」もそのひとつですが、少量で値段が高いと思いませんか?実は、板こんにゃく1枚だけで、家で簡単に作ることができるのです。今回は、基本の作り方から味やカタチを変えたおつまみレシピまで紹介します!
市販のこんにゃくチップスは少量すぎる
コンビニやスーパー、ドラックストアには、カロリー&糖質オフのダイエットおやつが豊富にそろっています。その中でも筆者のお気に入りは、「こんにゃくチップス」。サクサク食感で食べ応えがあり、それでいて1袋50kcal程度なのです。ただひとつ不満なのは、量が少ないこと。数分で食べきってしまうのに、1袋100~300円は高すぎると思いました。
こんにゃくを冷凍するとコリコリ食感に
「こんにゃくチップス」は、こんにゃくを冷凍して作ります。一般的には、水分の多いこんにゃくは、冷凍に不向きな食品。水分が抜けて食物繊維が凝縮され、独特のつるりとした食感がなくなってしまうからです。コリコリとした不思議な食感に変化し、表現するなら「弾力性のあるクラゲ、もしくは、さきいか、あるいはグミ」という感じ。噛んでも噛んでも噛み切れない(笑)、この噛み応えが満足感につながります。
調理時間10分、原価数十円でできる!
作り方は極めて簡単。薄く切ったこんにゃくを冷凍して、解凍したものを乾煎りし、好みの調味料で味付けをしたら「こんにゃくチップス」は完成。調理時間はわずか10分(解凍時間を除く)です。しかも、こんにゃくは100g5kcal、板こんにゃく1枚(250g)丸ごとでも12.5kcalと低カロリー。板こんにゃく1枚は数十円で購入でき、数回に分けて食べるくらいのボリュームがあるので、とってもお得なのです。
基本の「こんにゃくチップス」の作り方
▼材料
・板こんにゃく…1枚
・調味料…適量 (めんつゆ、ポン酢、塩・こしょうなど)
▼作り方
(1)こんにゃくを1~2mm程度の厚さに切る。
(2)ジップロックなどに入れて半日~1日冷凍する。
(3)自然解凍する。こんにゃくの匂いが気になる方、早く解凍したい方は、熱湯でさっと茹でる。
(4)フライパンで乾煎りをして、好みの調味料で味付けをする
(5)完成!味付けはめんつゆとポン酢が王道です
こんにゃくチップス 味のバリエーション
磯の香り広がる「のり塩味」
乾煎りするときに、青のりと塩で味付けをします。ウエイパーを入れるとスナック菓子のような味になります。
スパイシーな「カレー味」
ガラムマサラとウエイパーで味付けすると、ピリッとスパイシーな風味に。カレー粉など、自宅にあるスパイスを活用してみてください。
「つきこん」で作るダイエットおつまみ
「つきこん」はカットされているので、水を切ってそのまま冷凍するのみ。厚みがあり、見た目はゼンマイのよう。食べごたえという点では、「おやつ」よりも「おつまみ」向きです。2種類の味付けにチャレンジしてみました。
めんつゆ+七味+すりゴマ
解凍したつきこんを乾煎りして、めんつゆで味付け。七味とすりゴマをかけました。ビール・ウイスキー・日本酒すべてに合います。
ゆかり+マヨネーズ+すりゴマ
最初、ゆかりだけで味付けをしたら物足りなかったので、マヨネーズをプラス。すりゴマをかけました。意外な組み合わせですが、クセになる美味しさです。
「糸こん」は意外な仕上がりに!
「糸こんにゃく」でも試しました。水を切って冷凍→解凍すると、ひとかたまりになってしまい、うまくほぐれません。水を多めに入れて冷凍すべきでした。
とりあえず、手頃な大きさにカットして乾煎りし、2種類の味付けをしてみました(少し水を加えます)。食感は「弾力のあるエノキ」、悪くないです(笑)。
ウエイパー+青のり
乾煎りするときにウエイパーで味付けしました。仕上げに青のりをパラリ。
ポン酢
乾煎りする際にポン酢で味付けします。少し焦げ目をつけるのがおすすめです。
まとめ
コロナ禍で外出の機会が減り、加えて年末年始はついつい食べ過ぎてしまうもの。一口30回噛むダイエット方法がありますが、こんにゃくチップスにも同様の効果が期待できると思います。たくさん噛むことで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを抑制。よく噛むと唾液がたくさん分泌されて、虫歯や歯周病の予防に。そして、あごや口のまわりの筋肉を動かすと表情が豊かになり、血流がよくなると脳が活発になります。こんにゃくチップスを手作りして、上手に活用してみてはいかがでしょう。
◆藤田美佐子
京都市在住。フリーランスの編集兼ライターとして観光、食、求人、医療、ブライダルなど幅広い取材・執筆活動を行う。1児の母。趣味はマラソン、美味しいものを食べたり、つくることが大好きな食いしん坊。