ドコモの「カケホーダイ」であっても、「0570」で始まるナビダイヤルにかけると有料なのはなぜ?という読者からの質問に専門家が詳しく解説してくれた。ナビダイヤルがカケホーダイでも有料なのは、技術的な問題ではないらしい。

カケホーダイでも、なぜ0570は有料?

読者からの質問

ドコモの「カケホーダイ」であっても、「0570」で始まるナビダイヤルにかけると有料なのはなぜでしょうか?(I.Tさん 東京都 80歳)

編集部:

無料のはずなのに料金を取られるのはイヤですね。この質問は、フリーライターの福多利夫さんに聞きます。まずは、ナビダイヤルの説明からお願いします。

専門家の回答

専門家:

「ナビダイヤルは、NTTコミュニケーションズが提供している、企業向けのサービスです。コールセンターなどの電話番号を『0570』から始まる電話番号に統一し、着信する先を企業側が自由に設定・変更できるというもので、通話料は発信者負担です。これを利用することで、コールセンターを不動産・人件費コストの安い地方都市に分散設置して、コストを下げられるというメリットがあるわけです。

同じようなサービスとして、『0120』から始まるフリーダイヤルもありますが、フリーダイヤルとナビダイヤル最大の違いが、通話料金の有無です。ご存じだと思いますが、『ナビダイヤルでおつなぎします。この通話は、○秒ごとに○円の通話料金でご利用いただけます』といった案内が聞こえたら、ナビダイヤルです。

ナビダイヤルがカケホーダイでも有料なのは、技術的な問題ではなく、そういうサービスだからでしょうね。通話料金は発信者負担ですから、カケホーダイでナビダイヤルを長時間占拠されると、ドコモ側がNTTコミュニケーションズ側に支払う金銭負担が大きくなってしまうので、無料通話の対象外にしているのでしょう」

編集部:

フリーダイヤルのほうが、その企業のイメージがよくなると思うんですが……。

専門家:

「個人的な見解ですが、たぶん企業側はコストがかかる電話対応をしたくないというのが本音で、徐々に規模を縮小したいのだと思います。

電話の受付を有料のナビダイヤルにすることで、心理的負担で電話をかける人も減るでしょうし、企業側もネットでの問い合わせなど、無料の連絡手段を用意しているので、そちらを使ってほしいというアピールもあると思っています。ちなみにウラ技としては、ナビダイヤルの番号と一緒に『一部のPHSやIP電話はこちらの番号へ』と書かれている場合、そちらにかければ、カケホーダイの対象となります」

編集部:

カケホーダイでも有料になるサービスってほかにもあります?

専門家:

「ドコモの注意書きによると、スポーツの結果などを流す情報サービス『テレドーム』(「0180」で始まる番号)、海外からの発信、SMS、「消費者ホットライン」(「188」)、電話番号問い合わせ「104」)、衛星電話/衛星船舶電話などが、カケホーダイの対象外となっていますね。消費者センターへつながる消費者ホットラインがカケホーダイ対象外なのは、ちょっと意外でした」

編集部:

なるほど。でも、ナビダイヤル以外は、ふだんあまり使わないサービスばかりですね。了解しました!

画像: カケホーダイでも、なぜ0570は有料?

◆イラスト/はやし・ひろ

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