【高校受験に強い塾】評判のいい先生、教えるのが上手い講師に出会うにはどうしたらいい?

子供

子供が大きくなると浮上してくる教育問題。学校の成績アップや進学準備のため、塾に通わせるのがマストになってきます。では、たくさんある中で、どうやって塾を選べばいいのでしょうか。塾のタイプ別のメリットは? 選ぶときの決め手は? お金のことはどう? こんな噂は本当なの? 塾について知りたいあれこれを、現役の先生に聞いちゃいます。今回は「先生についての基礎知識」です。

回答者のプロフィール

佐々木高雅(ささき・たかまさ)

進学塾フォルテ講師。指導歴15年以上。大手学習塾在籍時は、難関高校等に1000名以上の生徒を合格させた実績を持つ。現在は横浜市に進学塾フォルテを開校し、1年間で模試の偏差値20アップの指導力を発揮している。
▼進学塾フォルテ(公式サイト)

学生よりプロの方が教えるのがうまい?

——素朴な疑問ですが、塾の先生ってみなさんプロなんですか?

佐々木 プロもいますが、学生の先生も多いです。プロは、教えることを職業にしている専門の講師。学生講師は、大学院生もたまにいますが、ほとんどが大学生です。
ちなみに学校の先生とは違い、塾講師には国家試験などの資格はありません。講師として教壇に立つには、研修や模擬授業を何度か重ねて、現場に出るケースがほとんどです。

——学生とプロの講師だと、やっぱりプロの方が教え方はじょうずなの?

佐々木 大学生講師には、塾講師をアルバイトと割り切っている人が少なくありません。その点、プロ講師は「その生徒の人生を預かっている」という意識を持つ人が比較的多く、教え方も熱心になります。

ただ、大学生講師にもよい先生はいます。中でも、大学1年の4月から講師に真剣に取り組み、しっかり経験を積んでいる大学3〜4年生には頼りになる存在が多く、そこからプロの講師になる人も珍しくありません。

逆に、プロの講師といっても他業種から転職してきて、素人から研修だけを受けて教壇に上がる先生もいます。見た目には威厳があっても、授業はいまいちというケースもよくありますよ。

教えじょうずな先生はどこが違う?

——教えじょうずな先生って、どこが違うんですか?

佐々木 もともと「教えるテクニック」を持っていることがひとつ。加えて、そういう先生は情熱があり、普段からいろいろと研究している人が多いです。教材で勉強したり、生徒ひとりひとりへの対策を練ったりと、生徒の成績をあげるために、やることはたくさんありますから。

ちなみに私は、「スタディサプリ」に登録して、教え上手な先生の講義を見て勉強したり、テストが近いときは休日返上でテスト対策をしたりしてます。

——そういうのってプライベートの時間を使ってやるんですか?

佐々木 そうです。その分の手当ても出ませんので、講師の中には「休みの日まで仕事をしたくない」という人もいます。ですが、休みを削って研究した成果が授業に反映され、生徒の理解度が目に見えて上がることがあるので、そこはやはり大事にすべきだと感じています。講師が頑張れば、生徒たちも熱意に引っ張られてついてきてくれるというのも、大きなポイントですね。

高校受験の塾にもカリスマ講師はいる?

——高校受験の塾にも、林先生みたいなカリスマ講師っているんですか?

佐々木 教え方が上手で受講者が殺到して、お給料もたくさんもらっている、大学受験の予備校ではそういう名物先生の存在を耳にしますが、高校受験の塾では、そういった講師はほとんどいません。中には、先生の実力が評価の対象になる塾もありますが、基本的には担当したクラスの成績が上がったからといって、特に何かが変わるわけではありません。

——例えば、その先生のおかげで難関高校の合格者がたくさん出たとしても?

佐々木 特にその講師の手柄とはカウントされず、給料もそれまで通りです。ちなみに大手塾の場合、給料は勤続年数や役職で決まることが多いので、授業の質の良し悪しは関係なく、ベテラン講師になるほど高い給料をもらうようになっています。

——そうなんですね! じゃあ頑張っても損というか……

佐々木 はい。すごくいい講師なのに、評価が得られずに辞めていく人も少なくありません。いい講師を育てていくためにも、変わってほしいシステムですね。

熱意のある先生がいる塾は、どうやって探せばいい?

——熱意のある先生がいる塾は、どうやって探せばいいんですか?

佐々木 経験的には、全国展開している大手塾ではなく、個人が経営しているような塾に情熱を持っている先生が多いと思います。そういった塾は、大手の塾で講師を経験した人が、もっと理想のものを作ろうとして開くケースが非常に多いからです。

——あ、評価が得られずに辞めていくデキる講師!

佐々木 その通りです。ただ、個人塾は大々的に広告を出していないことが多く、たどり着くことが難しいのが難点です。そういった塾の評判は口コミで広がっていくので、地元で情報収集をするのが一番の方法になります。

以上、「講師についての疑問」編をお届けしました。ほかにも「塾選びの基礎知識」「素朴な疑問」「塾の費用」「先生についての疑問」「塾で習うことって?」「生徒に関する疑問」がありますので、併せてお読みください!

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