【HomePod mini】1万円強で買えるスマートスピーカーの実力は?

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iPhone 12シリーズと同時に発表されたスマートスピーカー「HomePod mini」は、小さな外観からは想像できないほどパワフルなサウンドを響かせる。2台購入すると、より豊かなステレオサウンドを楽しめる趣向だ。今回は詳しく解説していく。

1万円強で買えるスマートスピーカー、HomePod miniの実力は?

iPhone 12シリーズと同時に発表されたスマートスピーカー「HomePod mini」。1万1880円という安さなので、購入を検討している人は少なくないだろう。

本機は2019年8月に発売された 「HomePod」のコンパクトモデル。されど、小さな外観からは想像できないほどパワフルなサウンドを響かせる。2台購入すると、より豊かなステレオサウンドを楽しめる趣向だ。

設定は非常に簡単で、操作も「Hey Siri 音楽をかけて」「今日の天気は?」などと話しかけるだけなので、誰でも容易に使いこなせる。

HomePod mini
1万1880円

コンパクトながら高音質&パワフル

「Hey Siri」と話しかけて、音楽を再生したり、知りたい事柄を尋ねたりできる。最大の特徴は、コンパクトながらパワフルなサウンドを楽しめること。複数台の連係も簡単に設定可能。

●本体サイズ/幅97.9mm×高さ84.3mm
●本体重量/345g

アップルが設計したフルレンジドライバーとフォースキャンセリングパッシブラジエーターが奥行きがある低音を響かせる。四つのマイクは連係してノイズを遮断し、「Hey Siri」の呼びかけを聞き取ってくれる。

つなぎ目がないメッシュ生地で覆われたボディ全体から音が広がる。タッチ操作できる上部は美しく光る。

iPhoneとのペアリングはカメラで撮ればOK。iPhoneを近づけると再生中の音楽がHomePod miniに切り替えられる。今後、iPhoneを近づけるだけで、おすすめの楽曲を提案する機能も追加予定。

iPhoneを近づければ音楽が引き継げる

コンパクトボディに機能が盛りだくさん

iPhoneの「ホーム」アプリで管理できる
HomePod miniをiPhoneに設定すると、「ホーム」アプリにアクセサリとして追加される。複数台の設定をしたり、「Hey Siri」でコントロールできる家電と連係させたりできる。

タッチ操作で再生などのコントロールも可能
スピーカーの上部はタッチパネルになっていて、音量の上下調整、再生・一時停止などの操作が可能。また、「Hey Siri」と話しかけると虹色に光って、さまざまな問い合わせに答えてくれる。

「Hey Siri」と話しかけると虹色に光る

2台セットで聴くとどう違う?

2台だとさらに臨場感が増す
HomePod mini1台でも十分迫力のあるサウンドだが、2台では、さらに臨場感あふれる音響空間が実現した。設定も、2台めの設定時に自動でペア設定に導かれて、どちらを「左」「右」にするかを決めるだけと、簡単だった。

Apple WatchやiPadなどと連係もできる
Siriに話しかけたメッセージを家中のHomePodで共有できる「インターコム」に対応。Apple WatchやiPadなど、ほかの製品と連係させることも可能。


HomePod
3万6080円

高偏位ウーハーと七つのツイーター、六つのマイクを内蔵した上位モデル。空間認識機能を搭載し、Apple TV 4Kのホームシアターにも対応。

空間を認識し部屋中を音で包み込む

●本体サイズ/幅142mm×高さ172mm
●本体重量/2.5kg

HomePod miniと同様に、「Hey Siri」という声を認識した場合などに光る上部は、タッチすれば、再生などの操作が可能。

ライバル機と聴き比べ&使い比べ

音の迫力はEchoに軍配!

HomePod miniより大きいこともあり、Echoはサウンドに厚みがあり、低音がよく響く。知りたいことを調べたり、暇つぶしの話し相手になってくれたりする機能はライバルを一歩リードしている。Nest Audioの音質は、他機に比べると迫力に欠ける印象。

Google
Nest Audio
1万1550円

Google製の最新スマートスピーカー

75ミリウーハーと19ミリツイーターを搭載。「YouTube Music」「Spotify」などに対応。「OK Google」と呼びかければ、質問などに答えてくれる。

Amazon
Echo
(第4世代)
1万1980円

Amazonの第4世代スピーカー

3.0インチウーハーと二つの0.8インチツイーターを搭載し、Dolby Audioにも対応する高音質モデル。「Amazon Music」だけでなく、「Apple Music」や「Spotify」にも対応。

※価格は記事作成時のものです。

■解説/村元正剛(ITライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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