インターネットの表示が遅いと感じたときは、ある程度パワーのあるパソコンで有線LANで回線速度を計測すれば、回線そのものの実力(実効速度)を知ることができる。「FAST.com(ファストドット コム)」などの回線速度計測サイトを使って調べてみよう。
インターネットの表示が遅いようだ
この場合、「FAST.com(ファストドット コム)」などの回線速度計測サイトを使って、実際のネットの速度を調べてみよう。速度計測サイトでの測定値は、パソコン自体の性能にも影響されるので、なるべくパワーのあるパソコンを使用するといいだろう。
●まずは有線LANで測定してみる
ある程度パワーのあるパソコンで有線LANで回線速度を計測すれば、回線そのものの実力(実効速度)を知ることができる。
有線LANで計測すれば、回線本来の実力に近い計測値が得られるはずだ。さらに無線LANでも計測する。このとき、有線と無線との差があまりに大きく、かつ無線LANの速度が実用に耐えないほど遅い(10Mbps以下など)場合は、無線LANの環境に問題があると考えられる。最新のWi-Fi 6対応Wi-Fiルーターの導入を検討し、パソコンに内蔵されるWi-Fiもアップグレードしたい。ただ、USB接続のWi-Fi 6子機はまだ存在しないので、Wi-Fi 5の子機を導入するといいだろう。
●次に、無線LAN接続での速度を測定
無線LANが有線より遅いのは、ある程度仕方ない。Wi-Fi 6ルーターとWi-Fi 5子機の導入で差を縮めることは可能だ。
■解説/福多利夫(フリーライター)