手軽に費用をかけずサロン並みのネイルを、貼るだけで簡単に楽しめるジェルネイルシール。なかでもohora(オホーラ)のジェルネイルシールは、デザインも仕上がりもシールとは思えないクオリティでSNSで大人気。しかし大絶賛の嵐の中、本当に不満やデメリットはないのか、実際に試して検証してみました。
ジェルネイルシールとは
ジェルネイルは、通常のマニキュアとは違います。
紫外線で硬化させることで、石のように硬くさせられるネイルの一種です。
ぷっくらとした立体感と硬化させることで通常のマニキュアよりも落ちにくくなる、という特徴があります。そして、ジェルネイルシールとは、そんなジェルネイルを模したネイルシールのこと。
とはいえ、ジェルネイルシールに定義はありません。ジェルネイルシールを扱うショップの製品を見てみると、ぷっくりとした立体感があるもの、凝ったデザインのものなどを「ジェルネイルシール」として販売しているようです。多くの場合、両手セットで200円前後~の価格設定です。
SNSで人気 ohoraのジェルネイルシールの特徴
そんな中、韓国のネイルブランド「ohora」が発売したジェルネイルシールだけは、ちょっと違うようです。
ohoraのジェルネイルシールの特徴を見てみましょう。
OHORA 오호라 공식몰
오호라 젤네일은 실제 액상 젤을 60%만 굳혀서 말랑말랑하게 만든 신소재 젤네일입니다. 붙여서굽는 젤네일, 오호라와 함께 이제 고퀄리티 젤네일을 시공간 제약없이, 다양한 디자인으로 즐기세요.
ohora.kr
本物のジェルを使用
200円前後で発売されているネイルシールは、あくまで「シール」です。
爪の形をしたペラペラのプラスチックシールを自爪に貼り、上から透明のジェルネイル、もしくはマニキュアトップコートを塗って貼り付けます。
ところがohoraのジェルネイルシールはシールではなく、本物の液体のジェルネイルを60%まで硬化したもの。
シールのジェルネイルとは違い、本物の質感・色味を放っています。
ぷっくり厚みがある
本物のジェルネイルを使用しているohoraのジェルネイルシールは、ジェルネイルらしいぷっくりとした厚みが再現されています。
厚みがあることで本物の自爪に色がついたような自然な仕上がりになり、また、女性らしい優しさも表現できます。
おしゃれなデザインが多い
ohoraのジェルネイルシールは、おしゃれで高級感のあるデザインが豊富。
ポップなデザインも質感をマットにしたりアクセントカラーを入れてカジュアルダウンさせたりと、大人っぽい落ち着いた印象が強いです。
他のジェルネイルシールより高い
これまで、私がohoraのジェルネイルシールを試そうとは思っていたものの躊躇していた理由は「価格」です。
ohoraのジェルネイルシールはどれも1,500円以上+送料、合計すると2,000円を超えてしまいます。200円のジェルネイルシールに慣れている人間からすると、10倍の価格……。
しかしネイルサロンでジェルネイルをやってもらえば1万円前後してしまうことを考えれば、経済的なのでしょう。
実践! ohoraのジェルネイルシールにチャレンジしてみた
値段に躊躇しながらも、やっぱり気になるohoraのジェルネイルシール。
意を決して、ぽちっと購入をしてみることにしました。
ネットでは大絶賛されているohoraのジェルネイルシールの実態について、ご紹介します。
ohoraのジェルネイルシールは到着まで10日かかる
楽天市場でohoraのジェルネイルシールを買って到着までわくわく待つこと3日。
そろそろかな?
そろそろかな?
と郵便ポストを覗く日々を繰り返し、1週間が経過しました。
結局到着したのは、購入から10日後。
海外輸入をしているのでしょうか、思ったよりも時間がかかるようです。
デート用・パーティ用などイベント用に試そうと思っている方は、早めに注文をした方がベターです。
到着!
10日後、ポストには待ち続けた茶封筒の姿が!
さっそく開封をして、中身を取り出してみました。
説明書とケースに入れられたネイルシール本体が入っています。
入っているネイルシールは4色×8枚(一部7枚と8枚)=計32枚です。数字だけ見ればでは両手に貼って3回分ですが、ネイルにはサイズがあるため実際は2回分が限界のようです。
(1)まずは爪の消毒
説明書を読んでさっそくohoraのジェルネイルシールにチャレンジ!
ジェルネイルシールに限らず、ネイルを始める前は爪の汚れをとって、甘皮をきれいにします。
爪の汚れは、付属のアルコールコットンで落とせばOK!
甘皮部分は、私の場合は入っていたウッドスティックでぐっと押して、浮いてきた部分を眉毛切り用の小さなはさみで切りました。
刃物を使うのが不安な方は、ぬるま湯に指を付けて柔らかくなった甘皮を、ぐっと指の付け根に寄せておくだけでもOKです。
とにかく爪の表面に隠れた部分がないようにしておきましょう。
(2)台紙からシールを剥がす
自爪より少し小さいシールを選んで剥がします。
説明書では「手で剥がして」と書いてあったので私もそうしてしまいましたが、本当はシール部分には油分がつかない方が持ちが良いです。
なので、できればピンセットを使用しましょう。
(3)指に貼る
甘皮部分より0.5mmくらい上にぺたり。左右もしっかり合わせて、親指で下から上に空気を押し出すように貼り付けます。
(4)長さ調節
シールそのままだと長すぎるので、爪切りで自爪に合わせてカットします。
ぴったりに切り切れなかった部分は、ファイル(やすり)で調整。
先端部分が馴染むようにしましょう。
(5)UVライトで硬化
しっかり貼れたら、UVライトで60秒硬化します。
じんわり暖か……。
(6)完成!
完成した瞬間、「おぉ~!」と声が出ました。シールとは思えないほど自然な仕上がりです。
やはり200円のシールとは出来が違う……。
片手で20分ほどかかりました。
ジェルネイルシールに慣れていない方だと、もうちょっとかかるかもしれないですね。
ohoraのジェルネイルシールの持ちは?
その後、10日が経過。
ネイルの状態はというと……
薬指は先端が欠け、中指はネイルが浮いて髪の毛が挟まるため、剥がしました。
小指も髪の毛が挟まってしまいます。
ハケで塗る本物のジェルネイルより、やや持ちは悪いかなという印象です。
ジェルネイルは先端のエッジ部分まで塗れますが、シールだと表面しかカバーができないため、
先から欠けやすいようです。
また、シールだからなのかちょっと浮きやすいのも弱点だといえます。
長持ちさせる方法
剥がれた部分は再度貼り直しをして、さらにそのうえからジェルネイル用のトップコートを塗ってみました。
もちろん、マットデザインのネイルシールだったため全指に。
すると貼り直した部分は、そこから2週間ほど持ちました。
長持ちさせたい方は、シール+ジェルネイル用トップコートの併用が良さそうです。
ohoraのジェルネイルシールで感じたメリット
ohoraのジェルネイルシールを試した結果、メリットとデメリットを実感しました。
メリット1. ネイルサロン代節約
メリットは何といっても、ネイルサロン代の節約になること!
ジェルネイルに限らず、ネイルを利き手側に塗るのは難しいですよね。
ジェルネイルシールは、貼るだけなので両手ともきれいな仕上がりになります。
さらに、ohoraのジェルネイルシールはクオリティも高いため、ネイルサロンで施術をしてもらったのと遜色ない出来です。
ネイルサロンの仕上がりを2,000円前後で実現できるのなら、かなり経済的です。
メリット2. 安価のジェルネイルシールより高品質
ohoraのジェルネイルシールは、他のジェルネイルシールより高品質です。
ネイルシール特有のチープな印象を避けたい、という方にはとても向いていると思います。
メリット3. サイズが合わなくても伸ばせる
これは、本物のジェルネイルを硬化させたohoraだからできる技です。
ネイルシールのサイズが自爪より小さい場合、シールを少し引っ張って伸ばすことができます。
もちろん伸ばしたぶんだけシールの厚みがなくなってしまいますが、見た目にはほとんどわかりません。とはいえ、伸ばしすぎは厚みにまだらが出てしまいます。
仕上がりもボコボコといびつになってしまうため、「気持ち伸ばす」くらいの感覚に留めておいた方が良いでしょう。
デメリット1. 欠けたとき全修復になる
普通のジェルネイルの場合、先端が欠けたらリペアができます。(多少技術が必要ですが……)
しかしジェルネイルシールの場合、先端が欠けてもその部分だけシールを貼り直すのは難しいです。
リペアが必要な指は全修復になるため、よく欠ける人差し指のシールはすぐになくなります。
デメリット2. 少し自爪から浮く
シールだからなのか、自爪から少し浮いたように見えてしまいます。厚みがあるから仕方ないのでしょうか。
浮くのを防ぐためには、貼る時にしっかりと空気を抜くようにして貼ること、爪の汚れをとっておくこと、甘皮の処理はしっかりしておくことが大切です。
まとめ
ohoraのジェルネイルシールはインターネットでは大絶賛の声が多いです。たしかに品質と扱いやすさは◎でしたが、デメリットがまったくない、というわけではありませんでした。
しかし、簡単にサロン仕上がりのジェルネイルが仕上がるのは間違いないため、費用と手間をかけずネイルアートを楽しみたい方におすすめです。