【液タブ・ペンタブ比較】どちらが使いやすい?両方試してわかったメリットデメリット iPad Proでの代用が個人的におすすめ

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液晶タブレットとペンタブレット、どちらの方が絵を描きやすいのか、それぞれのメリットデメリットから比較検討をしてみました。絵を描くのが好きな人は、そのうちにデジタルイラストに挑戦してみたくなる日がやってくるでしょう。デジタルイラスト作成の手段は、液晶タブレットとペンタブレットのどちらかが多いようです。ここでは液晶タブレット・ペンタブレットのメリットデメリットを解説しつつ、さらに多くのイラストレーターが液晶タブレット代わりに活用しているiPad Proについてもご紹介します。

液晶タブレットとペンタブレットの違い

液晶タブレットとは?

液晶タブレットは、専用のペンを使って液晶に絵を描きます。液晶タブレットが紙、ペンがそのまま鉛筆という感覚です。

液タブ・液晶ペンタブレットと呼ばれることもあります。
ほとんどの液晶タブレットは単体では動かすことができず、パソコンに繋げて使用します。

XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ IPSディスプレイ 15.6インチ エクスプレスキー6個 Artist15.6
Artist15.6液タブ本体はスリムな11mmの超薄型、8192レベルの筆圧感度、フルHD、解像度1920x 1080、アスペクト比16:9、 178度の視野角、6個カスタマイズ可能なエクスプレスキー、新しいType-C USBポート、輝度調整ボタンを持ちます。ペンはバッテリフリースタイラスペンを搭載します。
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2021-03-03 15:39

ペンタブレットとは?

ペンタブレットは、手元に置かれたタブレットに専用のペンを走らせると、パソコンモニターに絵が映し出されるものです。
液晶タブレットとは違い、ペンと絵が表示される場所が同一ではありません。

こちらも単体では使用ができず、パソコンに繋げる必要があります。

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Deco01は10x 6.25インチの作業エリアで8mmの薄さを実現しました。8個カスタマイズ可能エクスプレスキーを装備してます。従来の230RPSから266 RPSへ高速化し、読取高さ10mmであり、筆圧は、8192レベルの高精細となっております。*本製品のUSBケーブルを抜き差しする時は、必ずコネクタ部分を持ち、無理な力をかけないようにご注意ください。 *本製品を水などの液体で濡らしたり、内部に液体・金属などの異物が入ったりしないようにしてください。 *特に濡れた手で外部接続端子、USBケーブルに触れないで下さい。
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液晶タブレットのメリット

紙に描くのと近い感覚で絵が描ける

液晶タブレットは描いた線がそのまま手元に表示されるため、紙に描くのと感覚が近いです。そのため、デジタルイラスト初心者は液晶タブレットから入ったほうが早く慣れるでしょう。
しかし、紙に描くのと感覚が近いといっても、本当に紙に描くわけではありません。

www.xp-pen.jp

紙とペンならではの摩擦はなく、非常にツルツルとした描き心地です。これまでアナログでイラストを描いていた人は、その感覚に違和感を覚えてしまうかもしれません。
しかし、紙に絵を描く感覚に近くなるような工夫は可能です。

液晶タブレットにフィルムを貼ったり、ペン芯は紙に描くのと近い感覚を再現したものを選んだりすれば、多少なりとも違和感は減らせるでしょう。

液晶タブレットのデメリット

肩・首がつかれる

液晶タブレットでのイラスト作成は、液晶をテーブルなどの上に置いておこないます。

そのため絵を描く際は下を向いたままの姿勢になるため、肩や首を痛めやすいです。画面を斜めに設置できるスタンド付きタイプの液晶タブレットを選ぶことで、多少、負担を軽減できるでしょう。

ペンタブレットに比べて値段が高い

液晶タブレットはペンタブレットに比べて価格が高めです。安いものでも2万5,000円~が多いため、人によっては気軽には買えないかもしれません。

ペンタブレットのメリット

価格が安い

ペンタブレットのメリットは、とにかく液晶タブレットにくらべて価格が安いという点にあります。
液晶タブレットが2万5,000円前後~なのに対して、ペンタブレットは5,000円前後で購入可能です。

www.xp-pen.jp

「まずはデジタルイラストを試してみたい」という方は、取り入れやすい価格のペンタブレットから入ってみるのも良いでしょう。

持ち運びがしやすい

ペンタブレットはタブレットをパソコンに繋げて使用するものです。そのため、お絵描きソフトの入ったパソコンさえあれば、どこででもイラストが作成できます。

オフィスでも自前のペンタブレットで絵を描きたいという場合も、気軽に持ち運びが可能です。

ペンタブレットのデメリット

液晶タブレットより描きにくい

ペンタブレットは手元で動かしたペンの線が、目の前の液晶に表示されます。描く場所と見える場所が異なるため、最初のうちはうまく描けないかもしれません。

また、タブレットの大きさとモニターの大きさが違うと、描いた線の長さにも差が出ます。
たとえば手元では1cm程度しか線を引いていないのに、モニターには5cmくらいの線が描かれている、といった具合です。

この感覚に慣れるには、とにかく繰り返し練習が必要です。

実際に両方使ってみた感想

わが家にはペンタブレットも液晶タブレットもあります。
最初に「安いから」という理由でペンタブレットを使用していたのですが、どうにもうまく描けませんでした。

両方使って比較してみた(写真はイメージ/Pixabay)

ペンタブレットのデメリットにあるとおり、手元で描いた線と表示される線のサイズ感に違いがあり感覚を掴めないでいたのが、描きにくい理由だったと考えられます。

絵を1枚描きあげるのに相当時間がかかり、最終的には紙に描いた絵を写真に撮る→パソコンにアップロード→ペンタブレットで線をなぞる、といったアナログな方法を使っていたほどです。

その後、液晶タブレットに切り替えたところ、あまりの描きやすさにびっくり。
「今までのペンタブでの苦労は何だったんだ……」と脱力したものです。

ただ、広範囲の色塗りはペンタブの方がしやすかったため、どちらが良いのかは描くイラストの種類や好みによるかと思います。

iPad Proが液タブがわりになる?

さらにその後、iPad ProとApple Pencilも購入しました。

液晶タブレットと遜色ない使い心地(写真はイメージ/Pixabay)

お絵描き目的ではなく単純に新しいガジェットが欲しかっただけなのですが、これが液晶タブレットと遜色ない使い心地だったのです。

ペンの滑らかさ・扱いやすさにも差はほとんど感じず。
ただ、液晶タブレットに比べてサイズが小さくなってしまう、というデメリットもあります。
しかし、iPad Proはパソコンに繋げなくても、単体で液晶タブレットとして使用できます。

そのためカフェや布団の中など、どこででも絵が描けるため持ち運びのしやすいこのサイズ感が、私にとってはメリットになっていました。
また、OSが入っているためお絵描き以外にも楽しめます。

そのぶん価格は液晶タブレットよりお高め。中古で買ってもiPad ProとApple Pencilのセットで4万円前後~です。

充電も必要になるうえに「イラスト作成用」として販売されているわけではないため、人によってはそのへんで不便さを感じるかもしれませんね。

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まとめ

液晶タブレットとペンタブレット、どちらが絵が描きやすいのかと言われれば、個人的には液晶タブレットがおすすめです。iPad Proを持っている人なら、Apple Pencilを買えば液晶タブレットとして充分に使えます。

デジタルイラストは絵を描くだけでなく、デザイン作成などにも活用できます。ぜひ、描きやすいタブレットを選び、デジタルイラスト・デザイン作成を存分に楽しんでくださいね。

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遠藤舞衣(フリーライター)

小学生男児と未就学男児の母。産前・産後うつを克服し、フリーライターとして独立。現在、多数の企業公式サイトにて記事掲載中。インテリア・食べ物・新しいものに目がない。

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