雑貨やポットなどの小物は、センスが光る庭づくりには欠かせないアイテムです。庭をぐるりと見回して、寂しいなと感じるところに置いてみましょう。【解説】戸倉多未子(ガーデナー)
著者のプロフィール
戸倉多未子(とくら・たみこ)
有限会社グレイスオブガーデン代表。ガーデナー。暮らしを豊かにする緑の庭づくりをモットーに、小さな庭からエクステリア、ガーデンリフォームまでオリジナルガーデンを手がける。化学肥料に頼らない、自然の恵みを生かした庭づくりを得意としている。ガーデニング講師歴30年、ガーデニング関連の雑誌などでも活躍中。
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本稿は『小さな庭のつくり方』(永岡書店)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。
イラスト/あらいのりこ
Technique4小物
小物使いで庭の雰囲気がパッと華やぐ
雑貨や鉢植えを並べるだけでおしゃれなガーデン空間に変わる
雑貨やポットなどの小物は、センスが光る庭づくりには欠かせないアイテムです。庭をぐるりと見回して、寂しいなと感じるところに置いてみましょう。
小物使いで、空間がぐっと引き締まるのを感じるはず。日陰の場所には白や暖色などの小物を置くと、明るく目を引きます。
また、飾る場所に困ったら、フェンスに棚をつけるのもおすすめです。棚受けの金具をビスでとめつけ、棚板をのせるだけで、ディスプレイが気軽に楽しめるようになります。
センスが光るすてきな小物使い
ベビーバスの大鉢
カラーリーフや季節の花の鉢を詰め込んだハンガリー製のベビーバス。これひとつで空間がシャビーガーデンにまとまりました。
壁面を利用したコーナーづくり
目線の高さにプレートやステンドグラスをかけたり、同じ色に塗装した小物をかけたり、フェンスや家の壁面を背景にして植物とのコーディネートを楽しんでみましょう。
光が反射する小さな水場
植物と水は切っても切れないもの。水場は小さくてもフォーカルポイントになります。お気に入りの平鉢などに水を張って、草花の間にさりげなく置いてみましょう。ただし、蚊が繁殖しやすい夏場は気をつけて。
▼IDEA
日々の手入れで使う木酢液や肥料もおしゃれなボトルに詰めかえればガーデン小物に。
人気の動物モチーフでやさしい空気感を演出
愛らしい動物のガーデン小物は、種類や素材も豊富にそろいます。片隅にそっと置くだけで、ほっとするやさしい空気感のコーナーに。植物になじみやすいのは石製。アイアン製は大人っぽい雰囲気にまとまります。
なお、本稿は『小さな庭のつくり方』(永岡書店)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。
※(8)「「庭づくりの空間演出テクニック・構造物編」」の記事もご覧ください。