ハイスペック中心の5Gスマホ市場が激変し、ミドルクラスが主役に。5Gスマホはコスパで選ぶ時代に突入した!「ahamo」などの新プランのSIMだけを買って、対応のSIMフリーモデルで使うことも可能だ。
- 今、スマホを買い替えるなら5G対応が前提だ!
- ミドルクラスの注目モデルシャープAQUOS sense5G
- ミドルクラスの注目モデルOPPOA54 5G
- ミドルクラスの注目モデルサムスンGalaxy A32 5G
- ミドルクラスの注目モデルXiaomiRedmi Note 9T
- ミドルクラスの注目モデルサムスンGalaxy A51 5G
- ミドルクラスの注目モデル富士通arrows NX9
- ミドルクラスの注目モデルTCLTCL 10 5G
- ミドルクラスの注目モデルGooglePixel 4a(5G)
- ハイエンドクラスの注目モデルソニーXperia 5 II
- ハイエンドクラスの注目モデルモトローラrazr 5G
- ハイエンドクラスの注目モデルOPPOFind X3 Pro
- ハイエンドクラスの注目モデルアップルiPhone 12/12 mini
今、スマホを買い替えるなら5G対応が前提だ!
3大キャリアが発売するスマホは、ほとんどが5G対応になり、オンライン専用の新プラン(povoは今夏以降)や、ワイモバイルやUQモバイル(今夏以降)といったサブブランドも5Gに対応する。
2年以上使い続けることを考えると、今買うなら5G対応モデルを選ぶのが賢明だ。
これまで5Gスマホは、高価格帯のハイスペックモデルが中心だったが、5G向けのチップセットが増えたこともあり、ミドルクラスの機種も増えてきた。
ミドルクラスとはいえ、多くは4Gのハイスペックモデル並みの性能を備えており、動画配信やゲームなどを楽しむにも支障はない。
「ahamo」などの新プランのSIMだけを買って、対応のSIMフリーモデルで使うことも可能だ。
スマホ選びのポイント
画面
映像のストリーミング配信を楽しむには大画面が有利。6.0型以上が望ましい。
カメラ
カメラの数ではなく、超広角、望遠、マクロなど、カメラの種別に注目しよう。
CPU
Snapdragonは数値が大きいほど高性能。コスパ重視なら600~700番台。
バッテリー
5Gスマホは電池の消耗が激しいので、バッテリー容量は大きいほうがいい。
ミドルクラスの注目モデルシャープAQUOS sense5G
ドコモ au ソフトバンク SIMフリー
実売価格例:3万9600円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
5.8型 液晶 1080×2280 |
1200万 1200万 800万 |
Snapdragon 690G 5G |
4570 mAh |
使いやすさと5Gの快適さを両立。5G端末の入門に最適!
コスパに定評があるAQUOS senseシリーズ初の5G対応モデル。省電力性能に優れたIGZOディスプレイと大容量バッテリーの相乗効果で、電池もちは抜群。カメラは広角+標準+望遠の3眼で、AIにも対応。ディスプレイの下部に指紋センサーを搭載し、長押しで決済アプリを起動できる「Payトリガー」も便利。おサイフケータイ、防水・防塵・耐衝撃に対応し、除菌シートで拭くことも可能。
こんな人におすすめ!
比較的低価格ながら、一とおりの機能はそろい、これといった欠点は見当たらない。初めての5Gスマホとして最適。
ミドルクラスの注目モデルOPPOA54 5G
au
価格:未定(2021年5月下旬発売予定)
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.5型 液晶 1080×2400 |
4800万 800万 200万 200万 |
Snapdragon 480 5G |
5000 mAh (※暫定値) |
CPUはエントリーだが、6.5型液晶&クアッドカメラを搭載!
約6.5型の大画面ディスプレイを搭載。カメラはメイン(4800万画素)+超広角+モノクロ+マクロの4眼構成。1億800万画素相当の写真が撮れる「超高解像度モード」も搭載している。CPUはエントリー向けのSnapdragon 480でメモリーは4Gバイト。おサイフケータイと防水・防塵には非対応。価格は執筆時点で未定だが、auの5G端末の中では最も安い価格帯になると予測される。
こんな人におすすめ!
5Gとしてエントリーながら、4眼カメラと大容量電池を搭載。ウエブの閲覧やカメラをメインで使いたい人に向く。
ミドルクラスの注目モデルサムスンGalaxy A32 5G
au
実売価格例:3万1190円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.5型 液晶 720×1600 |
4800万 800万 500万 200万 |
Dimensity 720 |
5000 mAh |
6.5型液晶と4眼カメラを質感のいいボディに組み込んだ
約6.5型の大画面ディスプレイを搭載。解像度は低めだが、ふだん使いに支障はない。「かんたんモード」に切り替えると、よく使うアプリや連絡先がホーム画面に表示されて、操作しやすくなる。大容量バッテリーを搭載し、防水・防塵、おサイフケータイにも対応しているので、長く使い続けるにも安心。カメラはメイン(4800万画素)+超広角+マクロ+深度センサーという4眼構成だ。
こんな人におすすめ!
画面の見やすさと使い勝手を重視する人に最適。低価格ながらボディの質感がよく、長く使い続けられるだろう。
ミドルクラスの注目モデルXiaomiRedmi Note 9T
ソフトバンク
実売価格例:2万1600円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.53型 液晶 1080×2340 |
4800万 200万 200万 |
Dimensity 800U |
5000 mAh |
MNP一括48円で購入できる激安端末だが、性能は期待以上!
そもそも安いが、MNPで「メリハリ無制限」に加入した場合は、一括48円で購入可能。とはいえ、台湾メディアテック製の高性能プロセッサーを採用し、約6.53型の大画面ディスプレイ、AI対応のトリプルカメラを搭載するなど、性能も侮れない。おサイフケータイにも対応。自分が使いやすいようにカスタマイズできる「ジェスチャーショートカット」など、便利機能も充実している。
こんな人におすすめ!
5Gスマホを使ってみたいが、できるだけコストを抑えたい人に。性能も十分でカメラの画質も満足できる水準だ。
ミドルクラスの注目モデルサムスンGalaxy A51 5G
ドコモ au
実売価格例:7万488円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.5型 有機EL 1080×2400 |
4800万 1200万 500万 500万 |
Snapdragon 765G 5G |
4500 mAh |
ハイスペックに迫る性能をたたき出す大画面モデル
ハイスペックに近い性能を備えたミドルハイモデル。6.5型の大画面ディスプレイはベゼルが細く、スペック以上に広く感じられる。カメラはメイン(4800万画素)+超広角+マクロ+深度センサーの4眼構成。おサイフケータイや防水・防塵にも対応している。
こんな人におすすめ!
大画面&大容量バッテリーを搭載しており、動画やゲームを楽しむにもピッタリ。
ミドルクラスの注目モデル富士通arrows NX9
ドコモ
実売価格例:7万6032円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.3型 有機EL 1080×2280 |
4850万 800万 500万 |
Snapdragon 765G 5G |
3600 mAh |
ハンドソープで洗え、ゲームも快適に楽しめるミドルハイ
フロントパネルには3Dガラスを採用し、背面パネルも美しい。落としても画面が割れにくい耐久性に加え、ハンドソープで洗ったり、アルコール除菌ができたりすることも利点。処理速度などの基本性能はハイスペックモデルに近い。おサイフケータイも使える。
こんな人におすすめ!
実況や動画投稿が気軽にできる「ゲームゾーン」搭載で、ゲーム好きにも向く。
ミドルクラスの注目モデルTCLTCL 10 5G
SIMフリー
実売価格例:3万9800円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.53型 液晶 1080×2340 |
6400万 800万 500万 200万 |
Snapdragon 765G 5G |
4500 mAh |
高画質ディスプレイと4眼カメラ搭載の買い得モデル
ディスプレイは液晶だが、TCLがテレビで培った技術を生かし、鮮やかな画質を実現。SDR画質のストリーミング動画をHDR相当に高画質化してくれる。カメラはメイン(6400万画素)+超広角+マクロ+深度センサーの4眼で、超広角は118度の視野角をカバー。
こんな人におすすめ!
このスペックでこの価格は激安。5Gを格安SIMで使いたいなら検討の価値あり。
ミドルクラスの注目モデルGooglePixel 4a(5G)
ソフトバンク SIMフリー
実売価格例:6万500円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.24型 有機EL 1080×2340 |
1220万 1600万 |
Snapdragon 765G 5G |
3800 mAh |
シンプルな操作性とAIを活用した高性能カメラが魅力
GoogleはPixel 4a(5G)とPixel 5の2台の5Gスマホを発売しているが、二つのモデルの機能に大差はなく、コストを重視するなら、画面が大きく、割安な本機がおすすめ。カメラはメイン(1220万)+超広角で画質も良好。新色「Clearly White」も追加された。
こんな人におすすめ!
軽くて持ちやすいのが利点。単純なスペックより使い勝手を重視する人に。
ハイエンドクラスの注目モデルソニーXperia 5 II
ドコモ au ソフトバンク
実売価格例:8万8000円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.1型 有機EL 1080×2520 |
1220万 1220万 1220万 |
Snapdragon 865 5G |
4000 mAh |
動画や音楽を満喫でき、一眼ライクな撮影もこなせる!
縦横比21対9のシネマワイドディスプレイは120ヘルツ駆動に対応。フロントデュアルスピーカーを搭載し、ドルビーアトモスに対応するなど、映画や音楽を楽しむには最適だ。ZEISSレンズ採用の3眼カメラは、「Photography Pro」アプリで一眼ライクに撮れる。
こんな人におすすめ!
全方位的にハイスペックだが、特にカメラ性能にこだわる人は満足間違いなし。
ハイエンドクラスの注目モデルモトローラrazr 5G
ソフトバンク SIMフリー
実売価格例:17万9800円
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.2型 有機EL 876×2142 |
4800万 | Snapdragon 765G 5G |
2800 mAh |
ケータイのように操作できる最先端の折り畳みモデル
6.2型の折り曲がるディスプレイを搭載し、コンパクトに畳んで持ち歩ける。折り畳み時は2.7型のサブディスプレイを利用でき、メールを読んで返信することも可能。4800万画素のカメラは光学手ブレ補正に対応。サブカメラも2000万画素とハイスペック。
こんな人におすすめ!
先進的なデザインは注目度抜群! 人とは違う物を持ちたい人には絶好の選択。
ハイエンドクラスの注目モデルOPPOFind X3 Pro
au
価格:未定(2021年6月下旬以降発売)
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.7型 有機EL 1440×3216 |
5000万 5000万 1300万 300万 |
Snapdragon 888 |
4500 mAh (※暫定値) |
最高峰のプロセッサーを搭載し、カメラも圧倒的な性能!
Snapdragon 888と12Gバイトメモリーを搭載する最新フラッグシップ。6.7型のディスプレイは10億色表示が可能。カメラは超広角+広角+顕微鏡+望遠の4眼構成で、顕微鏡は最大60倍で撮影可能。大容量バッテリーを搭載し、ワイヤレスでの急速充電にも対応。
こんな人におすすめ!
とにかくスペックを重視する人や、カメラが好きで使いこなしたい人に最適。
ハイエンドクラスの注目モデルアップルiPhone 12/12 mini
ドコモ au ソフトバンク ワイモバイル SIMフリー
実売価格例:9万4380円(iPhone 12/64GB)
※下記スペックはiPhone 12のもの
画面 | メインカメラ | CPU | バッテリー |
---|---|---|---|
6.1型 有機EL 1170×2532 |
1200万 1200万 |
A14 Bionic |
非公表 |
多彩なルートで販売されるハイスペックのスタンダード
ワイモバイルが5Gサービスを開始したのを機に、取り扱いを開始。同社のオンラインショップでは割引が適用されて、7万8480円から購入可能。上位の12 Proと同じ最新チップを搭載し、eSIMにも対応。カメラは超広角撮影も楽しめて、動画の画質も良好。
こんな人におすすめ!
万人向けハイスペックモデル。最新アプリやサービスを楽しみたい人にも!
※価格は記事作成時のものです。
■解説/村元正剛 (ITライター)