ここでは、決済に対応したスマートウォッチの定番「AppleWatch」のほかに「wena(ウェナ)3」、「GarminPay(ガーミンペイ)」、「FitbitPay(フィットビットペイ)」などをわかりやすく解説する。
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スマートウオッチでの支払い、決済システムはどうなってる?
スマートウォッチを使った決済で便利なのは、スマートフォンをポケットやカバンから取り出さずとも、装着している手首を非接触の読み取り装置にかざすだけで支払いが行える点にある。ランニングの途中やちょっとした外出時での支払いなど、完全に手ぶらの状態であっても買い物できたり、そのままSuicaを使って乗り物を利用できたりするわけだ。
決済に対応したスマートウォッチとして定番なのが、AppleWatch。SuicaやiD、QUICPayが使えるほか、国際ブランドクレカのタッチ決済、そしてPayPayのようなコード決済の支払いにも対応する。ただし、QRコードの読み取りには対応できず、盤面にバーコードを表示させて支払う方法のみ使える。
●アップル「AppleWatch」
コード決済まで使えるのはAppleWatchの特徴だが、ほかのスマートウォッチも非接触のタッチ決済をサポートするものが増えてきた。ソニーのwena(ウェナ)3では既存の楽天Edy、iD、QUICPayに加え、Suicaでの支払いに対応。
●ソニー「wena3」
GarminPay(ガーミンペイ)やFitbitPay(フィットビットペイ)といったサービスでもSuica対応が行われており、さまざまな場面での支払いに利用できる。
●ガーミン
vivoactive 4シリーズ
海外ではGarminPayとFitbitPayはクレカのタッチ決済用途が中心なのだが、日本国内ではこれらに登録できるカードが限られており、おそらく多くのユーザーがSuicaをメインに利用することになると思われる。そのSuicaのチャージはGooglePayに登録したクレカを通じて行うため、事前に設定が必要。つまり、タッチ決済のクレカとしては登録できないものの、GooglePayを通じてSuicaの支払いに使えるのだ。なお、Suicaとクレカのタッチ決済は切り替えられるので、それぞれのサービスが利用可能なユーザーは、適宜使い分けるといい。
●Fitbit
Charge 4
■解説/鈴木淳也(ITジャーナリスト)