【ネット通販の支払い方法】クレジットカード以外にもコード決済が増加!郵便局や宅急便もキャッシュレス化が加速中

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ネット通販では、今やクレジットカード払いが主流。特に、楽天市場なら楽天カードといったように、オリジナル専用クレカで決済すると、ポイント還元率のアップなど、お得度が増す。さらに、電子マネーやスマホによる決済で支払える通販サービスも増えている。

ネット通販はクレカやスマホ決済で、よりお得に!

買い物する日を選べばお得に買い物できる

ネット通販ではキャッシュレス決済をうまく活用したい。というのも、昔の通販は「電話で注文し、商品が届いたら代金引換」というイメージだったが、今はネット通販サイトで注文し、決済方法も多彩だ。もちろん、今でも代金引換を選択できる通販業者があるし、この特集に出てきたメジャーなネット通販サービスは、どれもコンビニ支払いやATM払いといった現金での決済も可能である。

しかし、ネット通販では、今やクレジットカード払いが主流。特に、楽天市場なら楽天カードといったように、オリジナル専用クレカで決済すると、ポイント還元率のアップなど、お得度が増す。
それらに加え、最近は、電子マネーやスマホによる決済(携帯料金合算払いやコード決済など)で支払える通販サービスも増えている。

お得度も、オリジナル専用クレカに負けていない。例えば、コード決済のPayPayでは、Yahoo!ショッピングやPayPayモールで買い物する場合、PayPay残高で支払うことで、5のつく日ならポイントがプラス4%、日曜日ならプラス5%になる。ほかにもポイントアップの条件に合致するほど、より多くのポイントが還元される。

4大ネット通販サービスで使えるキャッシュレス決済

左からAmazonMastercard、楽天カード、Yahoo!JAPANカード(ヤフーカード)、ゴールドポイントカード・プラス

Amazon
Mastercard
楽天カード Yahoo!
JAPANカード
(ヤフーカード)
ゴールド
ポイントカード・
プラス
オリジナル以外の
クレジットカード
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diner’s Club
銀聯
(クレジットカードのみ)
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diner’s Club
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diner’s Club
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diner’s Club
電子マネー 楽天Edy(※1)
モバイルSuica
モバイルSuica
コード決済/
スマホ決済
d払い
(ドコモユーザーのみ)
Apple Pay(※2) PayPay残高払い
※1 「楽天Edy」アプリをインストール済みのおサイフケータイに対応。
※2 Apple PayはiPhoneで利用できるスマホ決済システム。

パソコンでYahoo!ショッピング/PayPayモールを利用する場合は、ログイン時に登録しているスマホの電話番号にSMSで確認コードを送り、その番号をパソコン画面に入力することでPayPay残高と連係可能。スマホのYahoo!ショッピングアプリの場合は、Yahoo! JAPAN IDとPayPay IDを連係させることで、PayPay残高での支払いができる。

お得な買い物デーを利用しよう

ソフトバンクのスマホユーザーなら日曜にプラス10%還元(付与上限1000円/日)でさらにお得。

ポイントモールの経由でポイント3重取りも

通常、ネットショップで買い物すると、そのネットショップのポイントがたまるほか、クレカでの決済で、カード会社のポイントもたまる。さらに、買い物時にダイレクトにネットショップにアクセスするのではなく、「ポイントモール」を経由することで、そこのポイントもたまり、ポイントの3重取りができる。

ポイントモールとは、主にクレカの会社が運営するネットショップのポータルサイトのこと。例えば、三井住友カードでは「ポイントUPモール」を提供しており、このサイトからAmazonにアクセスして買い物すると最大4%、楽天市場やYahoo!ショッピングの場合はそれぞれ0.5%のポイントがプラスされる。

ポイントモールを経由して買い物をする

「ポイントUPモール」の画面。大手ネットショップのほか、家電、健康、旅行など多彩なショップがそろう。

このようなポイントモールは、その会社のクレカを利用することで、ポイントがもらえる仕組み。モールによって利用できるネットショップが異なるので、複数のクレカを持っている人なら、自分がよく購入するネットショップが含まれているポイントモールを見つけて利用するのがおすすめだ。

金・土曜日のd払い利用でポイントアップ

ドコモユーザーなら、Amazonの決済にd払いを使うことも可能。d払いは、毎週金・土曜日にポイントがプラス2%になるので(要エントリー)、Amazonのカードを持っていないなら、クレカ払いするよりお得。利用時にはSPパスワードでの認証、支払いへの承諾が必要。月々の携帯料金と一緒に支払える。

クレカとコード決済の組み合わせでポイントアップ!よりお得に使える

ネットショップの王道の支払い方は、前述のようにクレカ決済だ。ポイント還元率1%以上の高還元率カードで決済すれば、カード会社のポイントがお得にたまる。しかも、最近ではスマホのコード決済で支払えるネットショップも増えてきたことで、クレカ決済よりもお得なケースが出てきた。

例えばd払いの場合、ネットショップで支払うことで1%還元、「dカード」で決済することで1%還元となり、合計2%分のポイントが得られる。直接、dカードで決済するより2倍お得だ。

d払いは、dカード以外のクレカで決済したり、銀行口座などからチャージしたり、dポイントで支払ったりすることも可能なほか、ドコモユーザーの場合は、毎月の携帯電話料金に合算もできるが、いずれのケースもdカードで決済したときのポイント還元率を上回ることは少ない。街のお店で利用した場合も、d払いで決済すれば合計1・5%還元とお得なだけに、ドコモユーザーならd払い+dカードの利用がおすすめだ。

一方、PayPayは、銀行口座や「ヤフーカード」からチャージしたPayPay残高でネットショッピングすると、Yahoo! JAPANの対象サービスで2%還元となる。PayPayモールやYahoo!ショッピングで買い物する場合、PayPayとYahoo!アカウントの連係や、ヤフーカード利用などの条件をクリアするごとに還元率が上がり、プラス6~10%というのも可能。5のつく日や日曜日はさらに還元率がアップするのでお得だ。

クレカとコード決済とポイントの関係(d払いの場合)

スマホのコード決済とクレカをひもづけて支払いを行うと、コード決済のポイントとクレカ払いでポイントの2重取りが可能。なお、「d払い」のポイント還元は基本0.5%からだが、ステージやキャンペーンしだいで2倍以上の還元もあり。

郵便局や宅急便、公共料金もコード決済に対応し、キャッシュレス化が進む!

これまで現金払いが基本だった郵便局が、2020年2月よりキャッシュレス決済に対応。切手やハガキ、ゆうパック運賃などの支払いに、クレジットカード(デビット、プリペイド含む)、電子マネー、ゆうちょPayをはじめとする11種類のコード決済を利用できるようになった。当初は65ヵ所でスタートしたが、現在は全国約8500の郵便局に拡大中。

また、ヤマト運輸でも2021年4月1日より主要6種類のコード決済に対応。セールスドライバーの業務用端末にコード決済機能が導入され、運賃や梱包資材などの支払いができる。ヤマト運輸では集荷時にもnanaco、楽天Edy、WAONなどの電子マネーに対応していたが、支払いの種類が増え、さらに便利になった。

電気やガス、水道料金などの公共料金や税金、通販などの請求書も、コード決済で支払える「請求書払い」(バーコード付きの払込票をアプリで読み取り、支払いを行う)が使えるようになった。対応する自治体や通販企業などの多さで先行するのがLINE PayとPayPay。自宅でいつでも支払いができるのがいい。

PayPayアプリで請求書払い

アプリの「スキャン」で請求書のバーコードを読み取り、PayPay残高で支払える。

※価格、サービス内容は記事作成時のものです。

■解説/綿谷禎子(ライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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