老舗の家具メーカーと楽器メーカーがコラボレーションして誕生したミニサイズのグランドピアノ。天然木の使用や、鍵盤アクション機構の採用など、ミニサイズながら、その作り込みは本物そのもの。インテリアとしても楽器としても楽しめる製品。
河合楽器製作所と飛騨産業がコラボ
小さいながらも本格的なグランドピアノ
河合楽器製作所は、昨年100周年を迎えた老舗家具メーカー・飛騨産業とコラボして『KAWAI meets HIDA ミニグランドピアノ』の受注販売を4月20日より開始した。この製品は、飛騨産業が誇る曲木技術を駆使した外装と河合楽器独自の音源・鍵盤アクション機構が融合した製品で、小さいながらも本格的なグランドピアノだ。
ハンマーで音源を叩く鍵盤アクション機構
一音一音職人が手作業で調律
音源は、河合楽器が独自に開発したアルミパイプを使用しており、一音一音職人が手作業で調律を行っているため、きれいな和音を奏でる事が可能。また、アコースティックピアノのように弦を使用していないので、半永久的に音程が狂う事がないのが特徴だ。また、アコースティックピアノ同様、ハンマーで音源を叩く鍵盤アクション機構を採用しているから、音の強弱も含め、幅広い演奏表現を楽しめる。軽いタッチでも音が鳴るように設計されているから、大人から子供まで、簡単に弾くことができるようになっている。
インテリアとしても楽しめる
天然木使用で高級感のある仕上がりに
外装の素材には、高級家具にも使われる天然木のウォールナットを使用し、側面には一枚の無垢材を曲げて作り上げる飛騨産業の曲木技術を用いて、飛騨産業の家具職人が1台1台丁寧に作り上げているから、全体的に高級感のある仕上がりになっている。ミニピアノとしてだけでなく、インテリアとしても楽しむことができる。
鍵盤数は32鍵で、音程はF5~C8。本体サイズは、幅400ミリ×奥行き425ミリ×高さ200ミリ(脚付き・蓋閉じ状態)、重さは4キロ。価格は、税込11万円。
まとめ
ミニサイズでありながら、本格的な作りをしている「KAWAI meets HIDA ミニグランドピアノ」。なかなか高価な製品だが、"初めてのピアノが一生のパートナーになって欲しい"という願いから誕生したこともあり、全てにおいてしっかり込まれている。音も、レギュラーサイズのピアノとは音域が違うものの、音程は職人が調律をして作り上げているから、正しい音程を学ぶこともできる。インテリアの一部として飾るもよし、音遊びをしながら楽器に触れるもよし、と小さな子供から大人まで、見て、触って、十分に楽しめる製品になっている。