毎日の美容と健康に、レモン酢をはじめてみませんか。レモンの果肉、果皮、酢の有効成分を丸ごと摂取できるレモン酢。自分で作るのはちょっと面倒だな…と思っていたのですが、ブティック社『壮快2025年6月初夏号』を参考に作ってみたら、とにかく簡単! ドリンクにもして楽しんでみました!
83歳で現役料理研究家の村上先生は手にシミがない! レモン酢で若々しく元気に

ブティック社『壮快2025年6月初夏号』(税込880円・2025年5月16日発売)公式サイト https://www.boutique-sha.co.jp/37575/
壮快(そうかい)は、ブティック社が発行する中高年向けの隔月刊健康雑誌。奇数月の16日に発売しています。
6月初夏号では「レモン酢」を特集。料理研究家で管理栄養士でもある村上祥子先生が提案するレモン酢の作り方、レシピが紹介されています。83歳で現役料理研究家として活躍する村上先生は手にシミがないのだとか。レモン酢には、アミノ酸、クエン酸、ビタミンCなどの抗酸化成分が豊富に含まれており、健康や美容面でもうれしい効果があるようです。
一晩で完成するから、思い立ったらすぐにはじめられる
「レモン酢を作ろう」と思っても作り方がわからない、時間がかかって面倒だと思う人もいるはず。しかし、村上先生の提案するレモン酢は一晩でできるのがポイント。筆者も作ってみたところ、とても簡単で「これならできる!」と感動しました。
一晩でできるレモン酢を作ってみよう!
作りやすい分量として記載されているのがレモン(1個)・氷砂糖(100g)・酢(200ml)です。酢は、米酢、玄米酢、黒酢などの穀物酢や果実酢を用いるといいとのことで、今回はりんご酢で作ってみることにしました。
通常、果実酢などを作る場合は漬け込んで熟成するのに2週間~1カ月ほどかかります。何日もかかると思うと、面倒だなと思ってしまうもの。村上先生は電子レンジを活用することで、一晩で作る方法を提案されています。
一晩だったら、次の日からすぐにレモン酢生活をはじめられるので手軽ですよね。
漬け込みには保存瓶も必要です。書籍には記載はありませんが、筆者は念のため煮沸消毒をしました。布拭きだと繊維が付着してしまうことがあるので、自然乾燥させて清潔なものを使いましょう。
レモンはお湯をかけながら、表面をタワシで丁寧に洗いペーパータオルで水気を拭き取り、幅1cmの輪切りにしておきます。 できれば国産レモンを選ぶといいかなと思います。丸ごと使うので、さらに無農薬であれば安心です。レモン1個(正味100g)が目安ということで、小さめの場合は2個分使うといいでしょう。
保存瓶にレモン、氷砂糖、酢を入れます。
レンチンで一晩で完成するポイント

加熱時間の目安:500w(40秒)、600w(30秒)、700w(25秒)
そして電子レンジへ。加熱時間は600w/30秒。これが一晩で完成するポイントです。しかもたった30秒加熱するだけ。
電子レンジから瓶を取り出したら、レモンが沈むようにラップを丸めてかぶせます。この時点で氷砂糖は溶けてはいないのですが、一晩で徐々に溶けていきます。そうするとレモンが浮かんでくるので、ラップをすることで落し蓋のような役割をしてくれます。
あとはフタをして常温で12時間置いておくだけ。昼間に作っておけば、翌朝にはもう完成しているというわけです。
たった一晩で、レモン酢ができた!
これはちょうど18時間くらい経過したところです。氷砂糖はまだ残っているものもありますが、かなり溶けています。
常温で1年間保存できるそうですが、夏場は冷蔵庫で保管するといいとのこと。これだけ酷暑の日本ですから、夏は冷蔵庫に入れておくといいかもしれません。漬けたレモンも取り出す必要はありません。
レモン酢をドリンクに活用してみよう!
こうして簡単に完成したレモン酢。もちろん原液のままではとても刺激が強いので、何かで割って飲んだり、調味料として料理に活用していきましょう。
炭酸割り:キリッとリフレッシュできる爽やかさ
まずは炭酸割り。グラスにレモン酢を入れて炭酸水を注ぐだけ。筆者は酢の刺激が苦手なほうなので、レモン酢小さじ1と少量からはじめてみました。
レモン酢小さじ1を炭酸水200mlで割ります。ちなみに一日に摂取する量の目安は大さじ1~3杯(15~45ml)。糖分も含まれているので、何事も摂りすぎには注意しましょう。
輪切りのレモンも入れて、レモン酢ソーダのできあがり! キリッと爽やかさがあり、とてもおいしく飲みやすいです。レモンの自然な香りで気持ちもリフレッシュします。
食前酒のような感覚もあり、食事にも合わせやすいおいしさ。暑い夏、外から帰宅した時に1杯飲むとカラダもクールダウン。クエン酸と糖分が疲れたカラダを癒してくれます。お風呂あがりに飲むのもいいですね。
牛乳割り:酢の刺激がまろやかになるから飲みやすい
次は牛乳割り。牛乳で割ることでまろやかになるので、酢の刺激が苦手な人におすすめの飲み方です。爽やかで飲みやすい牛乳割り。こちらもレモン酢小さじ1、牛乳200mlで作ってみました。牛乳に酢を加えるとモロッと分離した状態になりますが、小さじ1杯程度だとわずかにとろみがつくかなという程度。
さっぱりとした飲むヨーグルトのような味わいにもなります。朝の1杯などに、子どもでも飲みやすいおいしさ。酢の刺激が苦手な人は牛乳割りで飲んでみるといいかもしれません。
お湯割り:胃腸をじんわり温める
最後はお湯割り。冷たいものばかり食べたり飲んだりして胃腸が疲れている時は、お湯割りがおすすめです。ゆっくり飲むことで胃腸を温めてくれます。
筆者は目覚めに白湯(さゆ)を飲む習慣があるのですが、白湯にレモン酢をプラスするのも、カラダにスイッチが入る感じがして良かったです。ただ、やはり酢の刺激が苦手だったので、朝はレモン酢小さじ1/2杯に。無理をせず自分に合う分量で作るのがおすすめです。まずはレモン酢を少量から飲み物に摂り入れてみるといいでしょう。
まとめ:レモン酢のパワーでおいしく元気になる!
酷暑となる日本の夏。様々な日々の対策が必要になってきますが、カラダ作りの要となる「食」からもアプローチしたいもの。冷たいもの、甘いものなどを食べたり飲んだりする機会が増えていくからこそ、食物そのもののおいしさや栄養素を意識することが大切になってくるのではないでしょうか。
カラダの代謝を活発にするクエン酸や有機酸、ビタミンCなどの抗酸化成分が豊富なレモン酢。今回はドリンクでの活用シーンをご紹介しましたが、もちろん料理にも使えます。この夏はレモン酢を使ったレシピにも挑戦してみたいと思います。
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