【iMac 2021】賛否両論の新型iMacは買うべき? デザインはフルモデルチェンジ!噂の次期CPUが搭載されなかったのはなぜか

ガジェット

今回は話題を呼んでいる新型iMacについてご紹介します。Appleの新製品は発表されるたびに大きな話題を呼びます。2021年も春のニューモデルが登場しました。はじめてPCと同じM1チップセットが搭載されたiPadProも話題になりましたが、やはり今回もっとも注目を集めたのは待望の新型iMacでしょう。デザインも一新され、インパクトは抜群でしたがユーザーの間では賛否両論です。そこで、今回の新型iMacは買いなのかどうかを考えていきましょう。

原点回帰した新型iMac!初代へのオマージュが楽しい

iMacは近年、スペック面では進化し続けてきましたがデザインに関しては大きく変更されていませんのでマイナーチェンジという印象でした。

新型iMacとはどんなモデルなのかをご紹介します(写真はイメージ/pexels)

しかし、今回の新型はデザインも一新され、まさにフルモデルチェンジとなっています。ここではまず新型iMacとはどんなモデルなのかをご紹介します。

初代モデル思い出させてくれるカラーバリエーション

iMacの歴史はとても長く、最初のモデルが発売されたのは1998年のことでした。そのデビューはまさにPCの世界の革命でした。多くのインターフェースを廃したシンプルな構成なども衝撃的でしたが、やはりもっとも注目されたのはそのデザインです。

初代モデルを思い出させます

www.apple.com

トランスルーセント(半透明)のパーツを多用したポップなデザインを採用し、これまでのPCのイメージを大きく覆したのです。現在ではさまざまなカラーリングのPCが登場していましたが、90年代当時はグレーかブラックかくらいしか選択肢はありませんでした。そんな中、半透明のブルーのボディをまとったiMacはとても華やかに見えたのです。

その後のマイナーチェンジではブルーベリーやタンジェリンといったフルーツの名前を持つカラーバリエーションモデルも展開されています。

今回のiMacの発表で、この初代iMacを思い出した方も多いでしょう。近年のiMacのデザインはシルバーの落ち着いたもののみで、カラーバリエーションは用意されていませんでした。しかし、新型iMacでは7色のカラーバリエーションが用意されています。昔からのMacファン、Appleファンの方であればこのデザインだけでも「買い」だと感じてしまうかもしれません。

初のAppleSilicon「M1」搭載のiMac

デザインだけでファンであれば大興奮してしまう新型iMacですが、スペックの面もしっかりチェックしていきましょう。まず、チップセットにはApple独自の「M1」を搭載しています。CPUは8コア、GPUは7コアと8コアから選択可能です。

この点に関しては昨年末に発売されたMacBookシリーズやMacminiと同様です。iMacシリーズとしては初めてのAppleSilicon搭載モデルとなりました。

ディスプレイサイズは24インチで解像度は4480×2520の4.5Kを採用。解像度の面では旧モデルの21.5インチモデルと24インチモデルの中間となっています。

その他にもWi-Fi6にも対応しており、さらにTouchIDも追加されています。

その一方でUSB-A端子やSDカードスロットなどは廃止されました。この点も昨年発売されたM1MacBookシリーズなどと同様です。

「買い」か否か判断していきます

結局新型iMacは買いなの?

デザインもスペックも進化した新型iMacですが、このモデルは「買い」なのか悩んでいるという方も多いでしょう。

新型iMacは買いなのでしょうか(写真はイメージ/pexels)

そこで、ここでは新型iMacの微妙な点をご紹介するとともに「買い」なのかを考えていきましょう。

期待していた程のスペックではない?

今回のiMacのフルモデルチェンジは多くのAppleファンにとって嬉しいニュースではありますが、スペックをみて微妙な気持ちになってしまった方も多いでしょう。特に残念だったのはチップセットです。すでに発売されているMacBookシリーズなどに搭載されたM1から特にアップデートはされません。

Appleでは新型チップセットである「M1X(仮)」の開発を進めていると噂されており、新型iMacへの搭載が期待されていました。それだけにがっかりしてしまった方は多いでしょう。

新型チップセットが搭載されているのであれば、新型iMacは迷わず「買い」だと言えます。しかし、すでにM1チップセットのデビューから半年が経過した現状ではあまり新鮮味はありません。

特にM1MacBookシリーズをすでに持っている方の多くが「待ち」という選択肢を選ぶことになりそうです。

今回のフルモデルチェンジでどうして新型チップセットが搭載されなかった理由は正式に発表されているわけではありませんが、やはり世界的な半導体不足が影響しているのかもしれません。新チップセットを開発しても半導体不足から量産できず、十分な数を確保できなかったと推測されます。

上位グレードモデルが年内に登場する?

こちらも正式に発表されているわけではありませんが、新型iMacの上位グレードモデルが年内に発売されるという噂もあります。これまでのiMacは2種類のディスプレイサイズで展開されていました。

しかし、今回の新型は24インチモデルのみとなっています。そのため、少し遅れて5Kディスプレイ、新型チップセットを搭載した上位モデルが発売される可能性が残されています。

また、Appleのニューモデル発売のサイクルから考えて、今年の年末から2022年にかけてMacBookシリーズやMacminiのニューモデルが登場することが予想されます。こちらのモデルでは新型チップセットとなる「M1X」または「M2」が搭載される可能性が非常に高く、現状では新型iMacの購入を保留しているというユーザーも多いようです。

まとめ

発表直後から賛否両論を生んだ新型iMac。久々のフルモデルチェンジでしたが、スペックの面などにおいて即「買い」なモデルとは言いにくくなっています。

「買い」なモデルとは言いにくいです(写真はイメージ/pexels)

とはいえ、デザインも一新され、はじめてAppleSiliconを搭載したiMacとなり、魅力的なモデルであることも事実です。今回ご紹介した魅力と、微妙なポイントの両方を頭に入れて検討してみてください。

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