【格安スマホのおすすめ】月額900円以下 あまり使わない人向けの小容量プランを紹介

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「スマホはあまり使わない」「ahamoなどのキャリアの新プランでも高いと感じる」という人におすすめなのが、MVNO(格安スマホ/格安SIM)の小容量プランです。今回は、小容量プランを選ぶときのポイントと、月額900円以下で利用できるおすすめプランをご紹介します。

プランを選ぶときのポイント

小容量プランがいろいろ出ている

ahamoやpovo、LINEMOなど、主要キャリアが「20GBで月3000円程度」の新プランを出したことで、以前に比べてスマホ料金を抑えやすくなりました。

しかし、あまりスマホを使わないという人にとっては、これらの3000円プランでも高いと感じるかもしれません。そんな人にとって有力な選択肢となるのが、「格安スマホ」や「格安SIM」とも呼ばれるMVNOの小容量プランです。

MVNOとは、ドコモやau、ソフトバンクといった主要キャリアの回線を借りる形で運用されている通信会社のこと。利用できる回線は通信会社によって異なり、複数の回線からいずれかを選択できる場合もあります。

まずは、MVNOの小容量プランを選ぶときに確認したいポイントをご紹介します。

今の「データ通信量」「通話時間」を基準にする

新しいプランを選ぶときには、「現在どのくらいスマホを使っているか」を基準にするのが賢明です。そのため、まずは現在契約しているプランで、毎月のデータ通信量と通話時間を確認しましょう。

データ通信の使用容量が毎月同じくらいであれば、その容量をまかなえるプランを選択します。また、月によって変動がある場合は、データ通信量を使い切った場合の追加購入料金が安いプランを選ぶとよいでしょう。

音声通話を使う機会が多い場合は、通話料金を安くできる仕組みが用意された通信会社を選んだり、定額通話のオプションを追加するなどの選択ができます。

金額以外の条件も見る

スマホのプランは、つい「ギガあたりの料金」にばかり目が向きがちですが、それ以外の条件もしっかり見ておきましょう。

たとえば、先述の「データ容量の追加購入料金」は、通信会社によってかなり差があります。また、通話を頻繁に使う人にとっては、定額通話オプションの料金も重要なポイントとなるかもしれません。

また、通信会社によっては家族割引や光回線とのセット契約での割引サービスが用意されているケースもあるので、自身の条件で利用できるものがないかチェックしておくとよいでしょう。

「月900円以下」のおすすめプラン

続いて、スマホをあまり使わない人におすすめの、データ通信量2〜3GBで月額900円以下で利用できるMVNOのプランをご紹介します。

HISモバイル

旅行でおなじみのHISグループによるMVNO「HISモバイル」は、6月末から新プラン「格安ステップ」の提供を開始。これは、1GB〜10GBの5段階からデータ量を選べるプランで、3GBなら月額790円で利用できます。

データ容量を細かく設定できるのが特徴

(HISモバイル公式サイトより)

his-mobile.com

ドコモ回線を利用でき、データ容量を使い切ってしまったときは1GBあたり275円で追加購入が可能。音声通話は11円/30秒で、月額700円で5分間かけ放題になるオプションも用意されています。

月額700円で5分間かけ放題になるオプションも。

(HISモバイル公式サイトより)

his-mobile.com

nuroモバイル

ソニーグループが運営する「nuroモバイル」は、5種類のプランが用意された「バリュープラス」を提供。3GBの「VSプラン」なら月額792円で、使い切らなかった容量は翌月に繰り越しできます。

nuroモバイルはデータ容量の繰り越しが可能

(nuroモバイル公式サイトより)

mobile.nuro.jp

回線はドコモ、au、ソフトバンクのいずれも選ぶことができ、データ容量の追加購入は1GBあたり550円。音声通話は22円/30秒で、月額880円の10分かけ放題オプションを追加可能です。

「データ使い放題プラン」はソフトバンク回線のみ。

(nuroモバイル公式サイトより)

mobile.nuro.jp

IIJmio「ギガプラン」

MVNO大手「IIJmio」の新プラン「ギガプラン」は、2GB〜20GBまでの5種類。2GBの場合は月額858円で利用できます。

IIJmioのギガプランは4月より提供開始。

(IIJmio公式サイトより)

www.iijmio.jp

ドコモまたはauの回線を選ぶことができ、データの追加購入は1GBあたり220円。音声通話は22円/30秒ですが、専用アプリ「みおふぉんダイアル」を利用すれば、11円/30秒で発信が可能です。

無料通話のオプションは、家族間10分、それ以外の相手は3分まで定額になる月額660円の「誰とでも3分&家族と10分」など2種類。また、家族間の通話料金が安くなる「ファミリー通話割引」や、光回線とセットで毎月660円引になる「mio割」も用意されています。さらに、5G対応のスマホを持っていれば、追加料金不要で5G通信の利用も可能です。

小容量は2GBから用意されている。

(IIJmio公式サイトより)

www.iijmio.jp

OCNモバイルONE

NTTコミュニケーションズが運営する「OCNモバイルONE」は、4月から新料金プランの提供をスタート。1GB〜10GBの4種類があり、3GBコースなら月額900円です。

NTT系列の格安SIMも、4月にプランを刷新。

(OCNモバイルONE公式サイトより)

www.ntt.com

データ容量の追加購入は1GBあたり500円、通話は専用アプリから発信する「OCNでんわ」を使うことで11円/30秒で利用可能。「10分かけ放題」「トップ3かけ放題」などの通話オプションも追加可能です。また、OCN光とセットで利用することで毎月220円引になる割引サービスも用意されています。

1〜10GBの小容量に特化した4種類のコースがある。

(OCNモバイルONE公式サイトより)

www.ntt.com

LINEMOからも小容量プランが登場

7月15日には、ソフトバンクのLINEMOからも3GBの新プランが発表されました。こちらは月額990円で、LINE利用時の通信量がカウントされない「LINEギガフリー」が特徴。LINEをよく使う人はこちらも視野に入れて検討してみてもよいかもしれません。

まとめ

スマホをあまり使わない人は、MVNOの小容量プランが有力な選択肢となります。プラン選びにあたっては、現在のデータ通信量や通話時間を確認し、それに合わせて選ぶのがおすすめ。容量を追加購入する際の料金や定額通話のオプションもチェックしておくとよいでしょう。

文◆酒井麻里子(ITライター)
スマホ、PC、ガジェットなどのデジタル製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事などを執筆。Twitter(@sakaicat)では、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信。

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